2026/02/18

(6101)ツガミ 予想PER14倍 予想配当1.9% 自動旋盤機械メーカー


自動旋盤機械メーカーの(6101)ツガミを新たに買いました。

主に中国視点で調べたことを、以下の目次に沿って書いてみます。
1.会社概要:製品、子会社「津上精密機床(中国)」との関係
2.中国の自動車について
3.中国のAIサーバーについて
4.中国のフィジカルロボットについて
5.まとめ


■どんな会社?


<製品>


棒状の金属を投入すると、自動車等に使われる部品(例えばスクリューやナット)が出てくる機械を作っているようです。
ブログ主が作ったイメージ図↓



中国向けの売上が70%を越えています。
中国向けの売上は主に香港上場子会社の(01651)津上精密機床(中国)が担っています。


chatgptやgeminiに聞くと、
自動旋盤の評価ポイントは一般的に以下のような観点で評価されるみたいです。

・生産性(スピード)
・精度・安定性(正確性)
・高稼働耐久性
・剛性・加工能力(硬い素材を削れる)
・操作性・制御性能
・コスト

日本、欧州のメーカー→高品質+高価格
中国のメーカー→低品質+低価格

津上精密機床(中国)のANNUAL REPORT(日本でいう有価証券報告書)では
『高速・高精度・高剛性』を品質目標とし、業界顧客から広く高い評価を得ている。」と記載されています。

また、中国の証券会社レポートで津上精密機床(中国)は
「コスパがよい」という評価を受けてました。


<子会社:津上精密機床(中国)>


2025年3月時点で66.4%を保有しています。
津上精密機床(中国)の2025年3月末売上が4,261(百万人民元)
為替レートをかけると88,064(百万円)となって、
ツガミの中国セグメントの売上とほぼ一致します。



津上精密機床(中国)をみれば、ツガミの7~8割は説明できるんじゃないかと思っています。
(ツガミの決算関連資料がとてもシンプルなので、併せて見る必要があると思ったのです。)


セグメント別の売上です。1枚目は日本のツガミ。2枚目は中国の津上。






日本と中国でセグメント分けが異なりますが、以降は中国中心に見ていきます。





■中国の自動車について


まず、津上精密機床(中国)の2025年9月のINTERIM REPORTで
「自動車分野はCNC工作機械の需要が3年間の上昇サイクルを経た後、調整局面に入る可能性がある。」
と記載されています。

ここでいう自動車分野はおそらく新エネ車に限らず、ガソリン車、トラック等も含んでいます。

その後の自動車販売台数の推移については、
CAAM(中国自動車工業協会)の2025年12月まで統計がこれです↓



2026年1月は、生産が245万台(+0.0%)、販売が235万台(-3.2%)
そのうち新エネ車、生産が104万台(+2.5%)、販売が95万台(+0.1%)
輸出は68万台(+44.9%)、新エネ車輸出は30万台(+100%)

調整局面に入ったかどうかはブログ主はなんとも言えない気がします。


別の視点として、中国政府が新エネ車を「量から質」へ転換を図っている?とも考えられ、
それがツガミのような高品質メーカーには追い風が吹く可能性も
少しはあるんじゃないかという気がします。

新エネ車買替の補助金が、2025年:一律20,000元→2026年:価格の12%に変更になり、
高価格帯(20万元~)の購入が相対的に有利になりました。

高級車を作るためにいろんな機能を詰め込もうとしたら
車は駐車場より大きくできないから、小さな部品をたくさん使うことになって、
それはツガミの得意分野ではないかと妄想するのです。

■中国のAIサーバーについて


まず、津上精密機床(中国)の2025年9月のINTERIM REPORTで
「液冷用クイックコネクタの加工において優れたコストパフォーマンスを誇っており、
これが2026年度および2027年3月期(次会計年度)の売上を牽引する主動力になると期待されています。」

と記載されています。

詳細の説明は以下のとおりです。



パワポを日本語にすると、
市場全体の需要のうち、ストレート型液冷コネクタが8割を占めています。その中でも、当社の主力製品である自動旋盤を用いて加工されたコネクタは、極めて大きな優位性を備えています。
・現在、液冷用コネクタの加工技術は概ね確立されており、業界は設備の大量調達フェーズへと移行しています。
・2025年1月から9月にかけて、すでに数十社のお客様と設備発注の契約を締結しており、これは国内受注全体の約5%を占めています。
・同業界への浸透は会計年度の下半期から本格化する見通しであり、2027年度における当社の業績成長を牽引する主要な原動力の一つになると期待されています。
→その結果、
AI液冷セクターが特に好調な推移を見せました。
売上高は約1億2,000万人民元に達し、国内売上全体の5.2%を占めるなど、主要な成長ドライバーの一つとなっています。

液冷はデータセンターに置かれるコンピューターを冷やす方法の1つで、
従来の空冷では発熱に追いつかなくなって、液冷が急拡大している。と言われるんですが、
(ここからはブログ主の妄想)液冷(水みたいなもの)をコンピューターの中に入れる場合、
絶対に液漏れしてはいけないから、精度の高い加工ができるツガミのような機械から出てくる部品が好まれるのではないかと。


中国で液冷が拡大する理由が2つあります。、
・空冷だと電力効率が悪すぎる(電力効率PUE値に関する政策目標がある)
→電力効率PUE値は2024年の発表で、2025年で1.5以下、2030年で国際的に先進的なレベルを目標にしています。

チャイナモバイル、ユニコム、テレコムの通信3社(データセンターの合計シェア50%とみられる)が液冷を大量導入の計画
→2023年に3社共同で「電信運営商液冷技術白皮書」を発表しました。
2023年:技術検証
2024年:新設データセンターで10%以上液冷採用
2025年以降:新設データセンターで50%以上液冷採用

IDCの予測(2025年8月時点)では、液冷普及率を2025年20%、2026年37%。2024年から2029年のCAGRが46.8%と予測しています。

■中国のフィジカルロボットについて


フィジカルロボットについての説明です。



パワポを日本語にすると、
・当社の機械の多くは、ヒューマノイドロボットの基幹部品である遊星ローラーネジ(プラネタリー・ローラースクリュー)、ハーモニックドライブ(波動歯車減速機)、遊星減速機などのコアコンポーネントの製造に活用可能です。
2025年1月から9月にかけて、すでに数十社のお客様から設備受注を確保しており、その対象は自動旋盤、タレット旋盤、円筒研削盤、転造盤(ねじ転造機)など多岐にわたります。
・現在、ヒューマノイドロボット産業は依然として探索的な研究開発段階にあります。当社は今後も業界動向を注視し、お客様のニーズに迅速に対応してまいります。

→顧客の数が2025年で9000を超えている中で数十社の受注ということから、
現段階での売上は会社全体の1%にも満たない金額と推測します。



■まとめ


自動車向けの売上が弱くなるかと思っていたら
2026年3月期第3四半期の業績はむしろ成長が加速していました。

中国の自動車生産が海外現地にシフトしている点や、
香港株の津上精密機床(中国)より、日本株のツガミのほうが持分を考慮して
時価総額が安く見えたので日本株のツガミのほうを買いました。


ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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