2020/02/10

(03799)達利食品 配当4.8%


(03799)達利食品について


予想PER 17倍
予想配当利回り 4.8%
時価総額 約1兆円


スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末配当 権利落 5月下旬→支払 7月上旬
・中間配当 権利落 9月上旬→支払 9月下旬


■どんな会社?


中国の食品メーカー。

食品として、菓子パン、ポテトスナック、ビスケット、
飲料として、エナジードリンク、ハーブティー、豆乳を製造しています。





菓子パンの「Meibeichen」ブランドは、2018年末で30000の販売拠点があり、
消費期限の短いパンを、各地の工場から6時間以内に運べるそうです。


■配当履歴


2015 0.1260(-)
2016 0.1800(+42%)
2017 0.2000(+11%)
2018 0.1600(-20%)
2019 0.1680(中間まで。うち特別配当0.084)


2015年に上場後、毎年配当を支払っています。
2019年中間決算で、普通配当と同額の特別配当がありました。




■業績


・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年2016年2017年2018年2019年
(中間まで)
Revenue
売上
16864
(-)
17841
(+5%)
19799
(+11%)
20863
(+5%)
11125
(+1%)
Profit attributable to
Owners of the parent
最終利益
2912
(-)
3136
(+7%)
3433
(+9%)
3717
(+8%)
2073
(+5%)
Net cash flows from operating activities
営業CF
4057 3411 2403 5001 2844
Net cash flows used in investing activities
投資CF
-1248 -1687 -112 402 -705
Net cash flows used in financing activities
財務CF
5353 -2966 -3304 -2151 804
Purchases of items of property,
plant and equipment
設備投資(投資CF)
-396 -451 -807 -1249 -607
Interest paid
金利支払(財務CF)
-24 -6 0 0 0
Dividends paid
配当支払(財務CF)
-1125 -1459 -3304 -2151 0

2019年中間の増収率は+1%と鈍化しました。

会社説明によると、各セグメントに別れている会社資産リソース最適化のため、
販売システム、チャンネルの改善を2018年下期から行っていた影響により鈍化しました。
2019年中頃でほぼ完了しました。

2019年中間の増益率は+5%で、要因は
原料コスト(砂糖、パーム油)の低迷による粗利率向上、
販売広告費の増加による営業費用の増加になります。


バランスシートは、有利子負債がなく、現金が総資産の約6割を占めています。


■事業別業績


事業別業績です。





直近はすべての事業の成長率が鈍化しています。


会社がブルーオーシャンと呼んで最も成長を期待している事業は、
菓子パンの「Meibeichen」、豆乳の「Doubendou」です。
健康を意識した食品で、2桁%近くの成長を期待されています。





現地証券会社によると、菓子パンの「Meibeichen」は販売拠点を
以下のように増やしていくとレポートされています。

2018年末:30,000か所

2019年中:70,000か所

2019年末:110,000か所(目標)


また、同レポートで豆乳の「Doubendou」は成長率鈍化により
苦戦と言われています。

中国の豆乳市場の成長率が近年1桁台後半となり、
2020年まで1桁台中盤の成長率に鈍化する見通しがあります。




もともと当社と(00345)Vitasoyがオンライン豆乳市場が2トップでしたが、
(KO)コカ・コーラや、(00220)統一企業等の大手競合が参入しています。


■同業他社との比較


ブログ主が当社を調べたきっかけは3つあります。

・負債がない
→有利子負債0です。買収をすれば・・・。

・減配の心配がほとんどない
→営業CFで設備投資、配当支払いを行っており、
よほど大きな減益でなければ大幅な減配はないと思います。
※2020年は特別配当がなくなり、利回り3%台がコンセンサスのようです。

・同業他社より割安
→表にしました。PERで比べると割安と思います。




成長率はおそらく1桁台で高くないですが、優良銘柄と思います。



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2020/02/05

(MO)アルトリアの2019年4Q決算確認


(MO)アルトリアの2019年4Q決算を確認します。

結論は、他に良い銘柄がみつかれば売る方向で考えています。
(ただ、お上(FDA)次第とも・・・)

■業績


・損益計算書
2018年
4Q時点
2019年
1Q時点
2019年
2Q時点
2019年
3Q時点
2019年
4Q時点
Net Revenues
売上
25364 25110
-1.0%
Diluted EPS
EPS
3.68
(実績)
-0.70
(実績)
Adjusted Diluted EPS
調整後EPS
2019年
3.99
(実績)
4.15~4.27
+4%~+7%
(予想)
4.15~4.27
+4%~+7%
(予想)
4.19~4.27
+4%~+7%
(予想)
4.22
+5.8%
(実績)
Adjusted Diluted EPS
調整後EPS
2020年
4.39~4.51
+4%~+7%
(予想)
Adjusted Diluted EPS
調整後EPS
2020-2022年
+7%~+9%
(予想)
+7%~+9%
(予想)
+5%~+8%
(予想)
+4%~+7%
(予想)
Total Shipment Volume
タバコ出荷数
2019年
-3.5%~
-5.0%
(予想)
-4.0%~
-5.0%
(予想)
-5.0%~
-6.0%
(予想)
-5.0%~
-6.0%
(予想)
-5.5%
(実績)
Total Shipment Volume
タバコ出荷数
2020年
-4.0%~
-6.0%
(予想)
Total Shipment Volume
タバコ出荷数
2019-2023年
-4.0%~
-5.0%
(予想)
-4.0%~
-5.0%
(予想)
-4.0%~
-6.0%
(予想)
-4.0%~
-6.0%
(予想)


JUULの収益見通しが悪化し、JUUL株が減損されました。
今後3年間、JUULからの収益貢献は期待していないようです。
We don’t currently expect to receive equity earnings contributions from JUUL over the next three years.
その結果、JUUL株は当初の投資額の3分の1になりました。
・$12.8B→$4.2B


それに伴い、調整後EPS(2020-2022年)の見通しも、+4%~+7%に減額されました。




■JUULの減速


JUULの出荷が前年比で+3%の成長に減速しています。




さらに、Q&Aで会社コメントがありました。
I think with regard to e-vapor, it's hard to precisely predict what's going to happen to that category.

But if you just turn to the fourth quarter of this year, its year-over-year growth rate was only 3%.

And I think that we really expect that we're going to see a continued slowdown or even maybe a decline in the e-vapor category over the next couple of years.

電子タバコは予測困難であるが、3%の低成長あるいは減少が数年続くかもしれない
ざっくり、こんな感じに理解しました。


また、そもそもJUUL以外の電子タバコは
ほとんど成長していないのではないか?とグラフから感じました。
(ここは、米国タバコ他社の決算も見てみないとわかりません)

■期待成長率の低下


<高成長は難しいかも>

2022年までのEPS成長率見通しが+4%~+7%となりましたが、
過去数年は+8%前後で推移していました。







過去の平均PERが14倍程度でしたが、
期待成長率の低下によって、PER水準が11倍程度に切り下がった説があります。

ブログ主の感覚ですが、
電子タバコに対する期待値がほぼ0になっています。


<逆にこれ以上悪化する確率も低いのでは?>

アナリストによっては「目先の下振れリスクが後退した」
と目標株価を引き上げた報道もされていました。



今回のQ&Aで、「タバコの価格弾力性が-0.3」というやりとりがあり、
(つまり値上げしても需要がほとんど減らない)
And the price elasticity has held at that negative 0.3 coefficient.

たしかにこれまで通り、喫煙者の自然減を値上げで補うことで
紙タバコだけでも数%の成長は可能だろうと感じました。



<総合的に考えると売り方向?>

最後に、ブログ主なりに売りを考えている理由は
リスクリターンのバランスが取れなくなってきたと感じました。

・ブログ主のこの銘柄の期待リターン10%に届かない
・JUUL訴訟、のれん、負債の大きさのリスクが依然大きい
・(ただ、高配当は魅力的)

PF内の高配当枠資金で購入した銘柄なので、取り扱いが悩ましいです。




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2020/02/02

(T)AT&Tの2019年4Q決算確認


(T)AT&Tの2019年4Q決算確認を確認します。


■業績


・損益計算書
2016年2017年2018年2019年2020年
会社予想
Revenues
売上
163,786
(-)
160,546
(-2%)
170,756
(+6%)
181,193
(+6%)
+1
~2%
EPS Adjusted
EPS
2.84
(-)
3.05
(+7%)
3.52
(+15%)
3.57
(+1%)
3.60
~3.70
Net Cash Provided by Operating Activities
営業キャッシュフロー
39,344 38,010 43,602 48,668 -
Net Cash Used in Investing Activities
投資キャッシュフロー
-24,215 -18,943 -63,145 -16,690 -
Net Cash Used in Financing Activities
財務キャッシュフロー
-14,462 25,930 -25,989 -25,083 -
Free Cash Flow
フリーキャッシュフロー
16,936 16,460 22,351 29,033 28,000
Capital expenditures
設備投資(投資CF)
-22,408 -21,550 -21,251 -19,635 -
Acquisitions, net of cash acquired
子会社買収(投資CF)
-2,959 1,123 -43,309 -1,809 -
Dividends paid
配当支払(財務CF)
-11,797 -12,038 -13,410 -14,888 -

売上は前年比+6%の増収でした。
2018年の途中から買収したワーナーの業績が加わった影響が大きいです。

事業別の売上を比べてみると、Communications部門の売上が-1%程度の減収でした。
ケータイ事業のプラスと、固定電話、ケーブルテレビのマイナスが相殺しました。







■HBO maxの収益計画


ワーナーでHBO MAXが2020年5月からサービス開始予定です。
このサービスの業績インパクトを確認してみます。

2019/10/29に、会社よりHBO MAXの計画が発表されました。


2025年で世界の加入者数(subscribers)7500万人~9000万人(計画)




うち、米国が5000万人(計画)




2025年の米国売上が$5B(計画)




2025年の米国費用が$4B(計画)




なお、費用には設備投資や顧客獲得費用が含まれており、
後述する利益はフリーキャッシュフローに近いイメージだと思います。


2025年の米国利益(さきほどの売上-費用)が$1B(計画)





2025年の計画をまずはnetflix(2019年時点実績、米国のみ)と比較してみます。




加入者数は、netflix:6000万人に対して、HBO MAX:5000万人
米国売上は、netflix:$9.2Bに対して、HBO MAX:$5B
米国利益(FCF)は、netflix:$-3Bに対して、HBO MAX:$1B
※netflixのFCFは、国別データがないため全社の数字


規模はnetflixのほうが大きいですが、コンテンツ開発費用が膨大で
FCFの収益性はHBO MAXのほうが有利そうです。



HBO MAXの2025年売上(計画)が、2019年の売上に加わると・・・
+3%



HBO MAXの2025年利益(計画)が、2019年のFCFに加わると・・・
+34%



いまのところ、配当方針が、「フリーキャッシュフローの〇〇%」です。

↓2020年の配当ガイダンス
Free cash flow in $28B range with dividend payout ratio in low 50s%

さらに、米国外の利益も加わる可能性がありますので、
ということで、2025年の配当は期待できそうな気がします。


■アナリストコンセンサス予想


ブログ主が見ているサイトのアナリストコンセンサス予想ですと、
2022年まではわずかに増配という予想になっていました。




2024年までは横ばいで、2025年にHBO MAXで成功できるか?
というイメージでしょうか。



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2020/01/28

(PG)P&G の2019年12末決算確認


(PG)P&Gの2019年12末決算を確認します。

■業績概要


売上、営業利益、営業利益率の推移です。




※2019/4Qの営業利益から、特殊な赤字(ジレットののれん減損)を除いています。

売上は、+5%増収。
営業利益は、+15%増益。
営業利益率は、2.3ポイント(22.3%→24.6%)改善。

■売上の増加要因


売上の変動要因の推移です。
※買収、事業売却等の影響が含まれています。



1Qと比べて2Qは数量、製品構成による売上成長率が下がりました。


買収、事業売却等の影響を除いたオーガニック売上成長率の推移です。



こちらも同様に、1Qと比べて2Qは数量による成長率が下がりました。
また、価格(売上と数量の差異)による成長率も下がりました。


部門ごとに見ると、




売上金額の大きい部門の数量成長率が下がって、
売上金額の小さい部門の数量成長率が上がっています。


↓売上の大きい「Fabric & Home Care」、「Baby, Feminine & Family Care」の製品







■営業利益率の増加要因


会社の説明によると、
生産性の向上、価格効果が1年前から続いています。
それに加えて、原材料価格の低下が2019年7月以降で続いています。


■2020年6末通期の見込み


各決算時点における2020年6末通期の見込みです。




(おそらく実績を反映して)
通期の売上、EPS見通しが決算ごとに引き上げられています。




設備投資の比率が一定で、(フリーキャッシュフロー/当期純利益)率が
上がってますので、より少ない設備投資で多くの
フリーキャッシュフローを獲得できていることになります。


また、株主還元も自社株買いの下限が引き上げられました。


特に異常もなさそうなので、
ブログ主が保有してる株は引き続きホールドですね。


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2020/01/22

(GDS)GDS Holdings


米国ADRの(GDS)GDS Holdingsについて
赤字ですが、不動産賃貸に近いビジネスモデルとおもい
調べてみました。


■どんな会社?


北京、上海、深セン、香港でデータセンターを運営しています。

顧客先は、アリババやテンセント等があります。



2016年当時のマーケットシェアが2%でした。




上記会社の上場先です。(通信キャリアのぞく)

【米国】
・21 Vianet
・GDS

【中国】
・Wangsu
・Dr Peng
・AtHub

データセンターは、クラウドサービスのインフラ的な位置付けで、
3年で2倍の市場規模成長が見込まれています。





■同業他社と比較


<業績概要>

赤字で無配のGDSと、黒字で有配の(01686)サンイービジョンを比較してみました。
サンイービジョンは香港でデータセンター運営をしています。


まずは売上。



通貨が違いますが、1人民元=1.13香港ドルで考えると、
売上はGDSのほうが大きくなり、
成長率もGDSのほうが高いです。


次に粗利。



粗利はややサンイービジョンのほうが多く、
利益率はサンイービジョンのほうが2倍以上あります。


最後に税引前利益。



売上が増えるほど税引前利益が増えるサンイービジョン。
売上が増えても税引前利益の赤字が増えるGDS。


<利益率の違い>

過去の固定資産:建物&設備(Property, plant and equipment)の推移を
見てみると、サンイービジョンは2013年まではほぼ横ばいでした。
その間売上は、約3倍になりました。




売上を建物&設備(建設中をのぞく)で割り算すると、
サンイービジョンは建物&設備1単位あたり売上が年々増えてきています。

単価が高いのか、データセンターの供給(キャビネット数)を増やしているのか。


一方でGDSのほうは建物をどんどん増やしていて、
完成からおおよそ3年未満の稼働率90%未満の建物が多く混ざっており
建物&設備1単位あたり売上が上がっていません

そのため、利益率も上がっていきません。



GDS社の開示資料でも、入居率(Utilization Rate)が90%には届いていなくて、
単価?(Average MSR)がやや下がっているところが
サンイービジョンとおそらく違うところではないかと。




<税引前利益の違い>

金利負担が違います。



両社とも新しいデータセンターを作るときに
借入をしていますが、金利が違いすぎます。

GDS社は7%~8%の金利で借入をしています。


ちなみに、仮にGDSの金利がサンイービジョン並みでも、
税引前利益は赤字になると思います。

■まとめ


2021年に黒字化のコンセンサス予想になっています。

とはいえ、まだまだ建設中やパイプラインが多くて
本当に黒字化されるかよくわからないです。



現状は、完成したばかりのデータセンターの減価償却費負担が重く、金利負担も重い。
一方で、顧客の入居待ちが多くて厳しい時期かと思いました。


稼働中(In Service)の割合がもっと多くなれば
黒字化される(してほしい)ので、
それを待ってから株の購入を検討しても遅くないような気がしました。



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