18年減配していない(00392)北京控股について
予想PER 6倍
予想配当利回り 3.0%
時価総額 約7000億円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・3月末決算締め
・期末配当 権利落 6月下旬→支払 7月中旬
・中間配当 権利落 9月中旬→支払 10月下旬
※【2018】中国 連続減配なし銘柄(10年以上)
■どんな会社?
都市ガスの供給、ビールの製造販売、上下水道運営、固形廃棄物処理を行います。
メイン事業は都市ガスの供給です。
売上の90%は中国本土からのものです。
また、各サービスは、子会社を通じて行われます。
子会社には(00384)チャイナガスや、(00371)北控水務等があります。
■配当履歴
2000 0.2500(-)
2001 0.2800(+12%)
2002 0.2800(+0%)
2003 0.2800(+0%)
2004 0.3000(+7%)
2005 0.3000(+0%)
2006 0.3000(+0%)
2007 0.6000(+100%)
2008 0.6500(+8%)
2009 0.6500(+0%)
2010 0.7000(+7)
2011 0.7000(+0%)
2012 0.7500(+7%)
2013 0.8500(+13%)
2014 0.9000(+5%)
2015 0.9500(+5%)
2016 0.9500(+0%)
2017 0.9800(+3%)
2018 1.0500(+7%)
18年減配していません。
※減配していない銘柄一覧のほうで、2008年の特別配当が正しく反映できておらず、
本記事執筆前まで、2008年にいったん減配したような表現になっておりました。
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | |
Sales 売上 |
47935 (-) |
60149 (+25%) |
55958 (-7%) |
57508 (+2%) |
67764 (+17%) |
Profit attributable to Shareholders 最終利益 |
4831 (-) |
5667 (+17%) |
6235 (+10%) |
6880 (+10%) |
7577 (+10%) |
Net cash flows from operating activities 営業CF |
885 | 14589 | 11542 | 8326 | 9022 |
Net cash flows used in investing activities 投資CF |
-8163 | -6401 | -17297 | -11954 | -3872 |
Net cash flows from financing activities 財務CF |
8564 | -4744 | 8201 | 3601 | -3738 |
Dividends received from associates 子会社からの配当受取(投資CF) |
134 | 182 | 640 | 5644 | 3953 |
Purchases of items of property, plant and equipment 設備投資(投資CF) |
-2514 | -3960 | -4263 | -8191 | -7150 |
Acquisition of/increase in investments in joint ventures and associates 子会社買収(投資CF) |
-6210 | -300 | -13078 | -9031 | -2888 |
Interest paid 金利支払(財務CF) |
-1189 | -1304 | -1490 | -1605 | -1988 |
Distributions paid 配当支払(財務CF) |
-1123 | -1181 | -1212 | -1199 | -1262 |
2018年の売上は17%の増収でした。
ガス事業、ビール事業、固形廃棄物事業が2桁増収でした。
2018年の最終利益は+10%の増益でした。
■株価は割安?
業績は良い。営業CFも潤沢。PERも低い。
なのに株価が騰がらない。という問題があります。
株価が騰がらない原因を考察してみます。
子会社の時価総額を当社の持分で按分したもの、
子会社の利益を当社の持分で按分したものを表にしました。
持分の時価総額は約8000億円にたいして、
当社の時価総額は約7000億円しかありません。
時価総額7000億円の価値は、おおまかに(00384)チャイナガスの持分と、
(00371)北控水務の持分を合計したものになります。
ということは、この2社分の評価しかされていないのでは?という仮説を立てました。
税引前利益の内訳を、(00384)チャイナガス+(00371)北控水務と、
それ以外に分解してグラフにしたものです。
実は、子会社2社の利益は伸びているものの、
それ以外は利益が伸びていないことが分かりました。
おそらく、当社の時価総額が、子会社の株式持ち分の
時価総額という評価に低迷してしまっていると考えられます。
■今後の見通し
当社固有の事業が伸びていけば、当社が再評価される可能性があります。
そこで、これまでの事業の推移を確認します。
売上の7割以上を占める北京ガスの業績推移です。
売上はやや右肩あがり。ガス販売量も右肩あがり。
にもかかわわらず、営業利益はほぼ横ばいとなっています。
利益が増えていかない理由はわかりませんが、
今後も増益はあまり期待できない可能性が高いように感じます。
■感想
北京ガスの業績が高まれば、一気に評価される可能性がありますが、
今のところは投資は見送りです。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。

0 コメント:
コメントを投稿