連続増配10年を継続中の(00270)粤海投資について
予想PER 17倍
予想配当利回り 4.1%
時価総額 約1兆4000億円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末配当 権利落 6月下旬→支払 7月下旬
・中間配当 権利落 10月初旬→支払 10月下旬
※【2018】中国 連続増配銘柄(10年以上)
■どんな会社?
香港や、広州近隣で水道事業を中心に、
不動産&デパート賃貸、ホテル、発電、道路の運営を行います。
■配当履歴
2004 0.060
2005 0.090(+50%)
2006 0.100(+11%)
2007 0.110(+10%)
2008 0.100(-9%)
2009 0.110(+10%)
2010 0.150(+36%)
2011 0.180(+20%)
2012 0.200(+11%)
2013 0.230(+15%)
2014 0.280(+21%)
2015 0.340(+21%)
2016 0.420(+23%)
2017 0.485(+15%)
2018 0.535(+10%)
2009年以降、10年連続増配しています。
配当性向は約70%です。
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | |
Revenue 売上 |
8426 (+5%) |
9171 (+8%) |
10464 (+14%) |
12168 (+16%) |
13363 (+9%) |
Gross profit 粗利 |
5648 | 6143 | 6880 | 7184 | 7667 |
Gain on bargain purchase 負ののれん利益 |
0 | 63 | 0 | 1212 | 296 |
Profit for the year attributable to owners of the Company 最終利益 |
4397 (-1%) |
3905 (-12%) |
4212 (+7%) |
5685 (+34%) |
5015 (-12%) |
Net cash flows from operating activities 営業CF |
5184 | 5429 | 6098 | 5071 | 6327 |
Net cash flows used in investing activities 投資CF |
-4450 | -4543 | -3266 | -2062 | -5348 |
Net cash flows from financing activities 財務CF |
-293 | 954 | -4118 | -3359 | -389 |
Increase in receivables under service concession arrangements サービス委譲契約の債権(営業CF) |
0 | 0 | -9 | -464 | -482 |
Purchases of items of property, plant and equipment 設備投資(投資CF) |
-278 | -1373 | -507 | -360 | -577 |
Acquisition of subsidiaries 子会社買収(投資CF) |
-282 | -3077 | -12 | 8 | -2360 |
Increase in investments in associates 関連会社投資(投資CF) |
-30 | -179 | -3 | -1893 | -70 |
Dividend paid to equity holders of the Company 配当支払(財務CF) |
-1497 | -1876 | -2255 | -2909 | -3268 |
2018年末の売上は+9%の増収でした。
2018年末の最終利益は特別利益(負ののれん益)の消滅により-12%の減益になりました。
なお、本記事執筆時点で2019年第一四半期の決算が(4/26)に終わっています。
売上は3394百万ドル(+3%)、利益は1196百万ドル(+10%)でした。
香港以外の水道事業売上が前年比+20%以上の増収となったものの、
発電事業の売上が前年比-20%以上の減収となりました。
ただ、発電に使う石炭価格の低下により、利益率はそこまで減少しませんでした。
■各事業の詳細
2018年のプレゼン資料から各事業の詳細を確認します。
<事業構成>
4事業にわかれています。
売上比率は以下のとおりです。
・水処理事業:61%
・不動産&デパート(賃貸):17%
・インフラ(電気、高速道路、橋):15%
・ホテル運営:5%
以降で、売上が伸びている事業についてコメントします。
<水処理事業>
水処理事業の中でも香港への供給が60%以上をしめています。(当社全体の約40%。)
その部分の売上が2020年まで香港政府と調印されています。
その部分の売上が2020年まで香港政府と調印されています。
香港、深セン、東莞地域の水処理事業売上は、6250百万HKドル(+2%)でした。
上記以外の地域でも水処理事業を行っています。
その他の地域の水処理事業売上は、2012百万HKドル(+22%)でした。
<インフラ(電気、高速道路、橋)>
発電事業は近年持ち直してきています。
高速道路は規模は小さいですが、順調にのびています。
<不動産&デパート>
基本的には賃貸事業ですが、
上場子会社の(00124)粤海置地(73%所有)を通じて不動産開発を行っています。
不動産&デパート事業全体の売上は、2371百万HKドル(+14%)でした。
その中で粤海置地の売上は、312百万HKドル(+96%)でした。
■感想
売上成長率はやや鈍化しましたが、安定的な成長を見込める企業と思います。
ローリスク、ミドルリターン的な銘柄だと思います。
米国の電力銘柄と比べても設備投資が少なく、配当が高いので、
公益銘柄好きな方は買いを検討してみるのもありだと感じます。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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