2018/12月上場後初決算の(9434)ソフトバンクが
来期配当予想85円と高配当を発表したので、決算書を見てみました。
結論:よっぽど株価が下がらなければ買い見送り。
なお、当社は、決算と同時に、第三者割当にて(4689)ヤフーの
44%親会社になる見込みを発表しました。
予想PER 13倍
予想配当利回り 6.4%
時価総額 約6兆2000億円
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2018年 SB実績 | 2019年 SB実績 | 2019年 ヤフー実績 | 2020年 SB予想 | 2020年 ヤフー予想 | |
売上 | 3582 | 3746 | 954 | 4800 | 1000 ~1020 |
営業利益 | 637 | 719 | 140 | 890 | 140 ~150 |
当期利益 | 400 | 430 | 78 | 480 | 79 ~85 |
基本的1株利益 | 97.6 | 89.9 | 14.7 | 100.27 | 14.8 ~15.9 |
営業CF | 726 | 826 | 149 | ||
投資CF | -621 | -614 | -212 | -456 (ヤフー買収 分のみ) |
|
財務CF | -55 | 25 | -263 | ||
減価償却費(営業CF) | 477 | 452 | 52 | ||
利息支払額(営業CF) | -38 | -70 | |||
有形固定資産及び 無形資産取得(投資CF) |
-643 | -366 | -85 | ||
配当金支払額(財務CF) | -1140 | 0 | -50 | -406(見込) |
配当金支払額(見込)はブログ主で算出しました。
配当金支払額4060億円 = 来期配当見込85円 × 期末発行済株式数47億株
ヤフー株式の取得価額は、4560億円になっています。
ヤフーの5/7の終値302円と同じ単価です。
フリーキャッシュフロー(単純に、営業CF-投資CF)が
配当金支払額と比べて少ない気がします。
■バランスシートの見込み(ヤフー買収金額を含む)
現金の期末残高が約3580億円で、フリーキャッシュフロー(約2000億円)から
配当金を支払うとヤフー買収のお金が足りないので、
借入でヤフー買収金額を支払うと仮定しました。
その金額をバランスシートに買収金額として上乗せしてみました。
買収金額は、ソフトバンク全体の資産規模に対して10%も無いんですね。
利息支払い額が利益を大きく圧迫するような額にならなそうな気がします。
■感想
この会社の決算を見ていて、下がれば、少しなら買ってみるのもいいかなと思いました。
(マイナスの点)設備投資が減価償却費と同じくらいの規模なので、
成長株のイメージがないこと。
(プラスの点)フリーキャッシュフローに対して配当が多くて毎年負債の借入が
ありそうですが、金利負担も少なそうなので、業績に大きな影響が無い感じもすること。
ただ、同業他社と比較すると懸念が残り、見送るべきかと思いました。
(中立の点)NTTドコモや、KDDIとPERがすでに同じくらいであること。
(マイナスの点)NTTドコモや、KDDIの業績見通しが悪化しているのと同様に、
ソフトバンクの業績見通しも悪化する可能性があること。
予想PER
(9434)ソフトバンク 13倍
(9437)NTTドコモ 13倍
(9433)KDDI 10倍
米国:
(T)AT&T 11倍
(VZ)ベライゾン 14倍
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。

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