累進配当政策の銘柄、(8316)三井住友FGの決算を見てみました。
予想PER 7倍
予想配当利回り 4.7%
時価総額 約5兆3000億円
■配当金と株価の推移
年間の配当金と、中間/期末ごとの配当金に分けて配当金の推移を見てみます。
あわせて株価の推移も確認します。
年間では、2008年のリーマンショック時に減配をしていますが、
その後は増配、もしくは横ばいで推移しています。
一方、中間/期末ごとに配当を細かくすると、2015年までは増配/減配が
繰り返されているんですね。
株価の推移は、6か月ごとに見た配当金の推移と近い動きをしているように見えます。
ブログ主は、累進配当の響きから、アメリカで同じ銀行銘柄の
(JPM)JPモルガンの配当推移のようなイメージをしていました。
過去の経緯を考えると、(8316)三井住友FGの配当は業績と連動していて、
業績が悪くなれば減配するのでは?という懸念があります。
■業績と株価の推移
業績と株価の関係について見てみます。
業績は、経常収益(売上に近いもの)と、当期純利益を確認します。
経常収益を3か月ごとにわけ、前年比の増減率でグラフにしました。
株価も同様に、3か月ごとの終値で前年比の増減率でグラフにしました。
株価は経常収益の変化率に沿って決まっていると言えそうです。
同じように、当期純利益を3か月ごとに前年比でグラフにしました。
当期純利益から配当が出ますので、配当金の前年比増減率もあわせてグラフにしました。
当期純利益の変動はかなり大きいですが、近年は相対的に変動が小さくなっています。
当期純利益の変動が大きくなるのは、おそらく銀行銘柄なので、
自己資本比率は約10%、つまりレバレッジ10倍だからそういうものかと思われます。
配当金の変動は小さくなっています。
ただ、業績と連動している(していた?)と言えそうです。
株価も経常収益ほどではないにしても、
当期純利益とあわせて変動していると言えそうです。
■経常収益の詳細
2018年第4四半期の経常収益の割合が以下のとおりになっています。
割合の多い「資金運用」、「役務取引等」、「その他業務」について詳細を見てみます。
各セグメントの四半期ごと前年比増減率の推移です。
「資金運用」が強くて、「役務取引等」、「その他業務」が
やや弱くなっているように見えます。
「資金運用」はおそらく金利収入を指しており、
会社説明資料では貸出金から始まる資料が該当すると思われます。
金利スプレッドが弱くなっているものの、貸出金自体が増えており、
今のところは好調ということです。
「役務取引等」、「その他業務」は非金利収入を指しており、
会社説明資料にビジネスの様子が記載されています。
収益が最も減っている資産運用ビジネスは、
「販売手数料の薄鞘化が進む中、資産管理型ビジネスへの転換は着実に進行」
とコメントされています。
外国のETFはほんとに手数料安いので、環境が厳しいですよね。
■感想
これまでの経緯から考えた感じですと、
経常収益が前年比で相当悪化したときに買う銘柄という感想ですね。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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