連続増配10年を継続中の(00669)創科実業について
実績PER 22倍
予想配当利回り 1.6%
時価総額 約1兆4000億円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末配当 権利落 5月下旬→支払 6月下旬
・中間配当 権利落 9月上旬→支払 9月下旬
2018年12月分の決算発表まで(2019/3/6)終わっています。
※【2018】中国 連続増配銘柄(10年以上)
■どんな会社?
北米や欧州を中心に、全世界で電動工具、掃除機を販売します。
決算は、米ドルで行います。
創業者であり、会長はドイツ人のこの方です。
ということで、当銘柄の位置づけは米国株に近そうです。
株価の推移を、米国のS&P500と、中国のハンセン指数と比較してみました。
どちらとも似てるような値動きですが、株価が下がるときは大きく下がり、
上がるときは大きく上がる特徴がありそうです。
事業に戻ります。
電動工具事業と、掃除機事業に分かれており、それぞれ有名なブランドを抱えています。
電動工具のブランドです。
RYOBIは、日本の(5851)リョービより2001年ごろ事業購入したもののようです。
電動工具の製品例です。
不動産(家庭用)に使いそうなイメージです。
掃除機のブランドです。
掃除機の製品例です。
■配当履歴
2000 0.1000
2001 0.1150(+15%)
2002 0.1600(+39%)
2003 0.1900(+18%)
2004 0.1700(-10%)
2005 0.1860(+9%)
2006 0.1910(+2%)
2007 0.0800(-58%)
2008 0.0600(-25%)
2009 0.0750(+25%)
2010 0.1000(+33%)
2011 0.1275(+27%)
2012 0.1750(+37%)
2013 0.2375(+35%)
2014 0.3150(+32%)
2015 0.3925(+24%)
2016 0.5000(+27%)
2017 0.6750(+35%)
2018 0.8800(+30%)
表記は香港ドルです。
連続増配が10年になりました。
2018年の配当は、米ドルでは11.33セントです。
配当性向は、37%です。
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | |
Revenue 売上 |
4752 (-) |
5038 (+6%) |
5480 (+8%) |
6063 (+10%) |
7021 (+15%) |
Profit attributable to Owners of the Company 最終利益 |
288 (-) |
272 (-5%) |
349 (+28%) |
470 (+37%) |
552 (+15%) |
Diluted EPS 一株利益 |
16.34 | 19.28 | 22.24 | 25.58 | 30.06 |
Net cash from operating activities 営業CF |
323 | 335 | 583 | 598 | 未発表 |
Net cash used in investing activities 投資CF |
-250 | -320 | -286 | -346 | 未発表 |
Net cash used in financing activities 財務CF |
-63 | 92 | -242 | -216 | 未発表 |
Purchases of property, plant and equipment 設備投資(投資CF) |
-144 | -159 | -186 | -203 | 未発表 |
Acquisition of subsidiaries / a business 子会社買収(投資CF) |
-48 | -71 | 0 | 0 | 未発表 |
Additions of intangible assets 無形固定資産取得(投資CF) |
-95 | -106 | -116 | -131 | 未発表 |
Dividend paid 配当支払(財務CF) |
-61 | -82 | -102 | -136 | 未発表 |
以下、会社コメントです。
2018年は、製品のコードレス化により強い売上成長を達成しました。
特に、「Milwaukee Tool」と、「RYOBI ONE+」が2桁成長をしました。
コードレス化は、リチウム電池の最先端技術により作られ、
今後も成長を続けられると見ています。
また、当社の強みとして、グローバルな製造ネットワークを有しています。
R&D施設を北米に、製造工場をベトナムに追加しました。
■事業別・地域別売上
事業別売上の推移です。
電動工具の成長が著しいです。
地域別売上の推移です。
北米の伸びが著しいです。
気になるのは、6か月ごとの前年同期比成長率推移です。
2018年下期は、伸び率がやや鈍化してるように見えます。
ここの評価で、当社の評価が変わりそうです。
■感想
ブログ主は、当社製品の優位性を理解できる知識を持ち合わせてないことから、
的外れな感想の可能性が高いですが、ということをお断りしたうえで、
PERの高さ、成長率の鈍化と、景気の影響が大きそう?
というところから、今は買い時ではない感じがしました。
当社株価が指数をアンダーパフォームしたときに買う銘柄ではないかと。
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