2019/03/10

(00788)中国鉄塔 から5Gの未来と関連銘柄を考えてみた2


(00788)中国鉄塔 から考える5Gの未来と関連銘柄のお勉強2です。

ビジネスモデルのお勉強(前の記事)

業績への影響 ←ここから

株価への影響


なお、ブログ主自身は、5Gの専門家でもなく、
にわかで勉強した知識です。

誤りの無いように注意していますが、意図せず誤りが混じる可能性がございますことを
ご了承ください。

■5G設備投資がどのくらい増えるか?


総務省が、
特に、5Gの導入に当たっては、高速化・大容量化や高周波数帯の利用のために基地局の更なる小セル化や多セル化が必要となるが、
と言ってますので、このあたりから考えてみます。


高速化、大容量化として、アメリカンタワーで掲載している
北米の4Gまでの普及速度と、データ使用量の推移です。






それをふまえた北米の5Gの普及速度予測と、データ使用量予測です。
なお、単位は、1000petabytes=1exabytes です。(ギガやテラより多い)





3G→4Gと、4G→5Gの曲線が似てるような感じがします。


以上のことを念頭におきながら、 アメリカンタワー、クラウンキャッスル
集計したキャリア設備投資推移をみてみます。

アメリカンタワーの資料です。
毎年の設備投資額と、同期間の技術(3Gとか、4Gとか)を示しています。




クラウンキャッスルの資料です。
2G~4G期間内の平均設備投資額の推移を右上に、
各キャリアの5G投資へのコメントを下に記載しています。




3G→4Gの増え方を見ると、4G→5Gの設備投資が2倍~3倍に
増えるようなレベルにならないのでは?という気持ちになりました。

また、指数関数的な増え方でもなさそうです。
(これって、部品メーカーのような?一度切りの需要となる業種への恩恵は限定的では?)




■売上と利益の推移は?


中国鉄塔の2018年(上場直後)売上は、前年比11%の増収でした。
テナント数12%増、テナント率(Tenancy ratio)1.44→1.55に上昇でした。





売上と利益も、アメリカンタワー、クラウンキャッスルの過去の推移をみてみます。






売上、利益ともに、5年で2倍くらいのペースが相場?という感じですね。
指数関数的な成長率はありそうです。

■株価推移


株価推移を比較してみました。



同期間のS&P500は、165%くらいのパフォーマンスでした。
夢ありすぎです。


中国鉄塔上場後の株価推移です。


■感想


5Gの恩恵は、この業種はかなり大きいのでは?という感想ですが、
現状のPER60倍超えは、高すぎでは?という部分もあります。


夢がある銘柄ですが、
ブログ主は成長株でもPER30倍までしか許容できないので、
買うかかなり迷います。


せめてPER30倍(株価半分)くらいになってくれれば・・・。


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