(00788)中国鉄塔 から考える5Gの未来と関連銘柄をお勉強してみます。
ビジネスモデルのお勉強
↓
業績への影響(次の記事)
↓
株価への影響(次の記事)
の順に考えてみます。
なお、ブログ主自身は、5Gの専門家でもなく、
にわかで勉強した知識です。
誤りの無いように注意していますが、意図せず誤りが混じる可能性がございますことを
ご了承ください。
■関連銘柄
本記事で比較して考えてみるのは3銘柄+1銘柄(日本のご参考会社)です。
国 | 銘柄コード | 銘柄名 | 売上(百万米ドル) | PER | 配当利回 |
中国 | 00788 | 中国鉄塔 | 10772 | 87倍 | 0.1% |
米国 | AMT | アメリカンタワー | 7440 | 65倍 | 1.8% |
米国 | CCI | クラウンキャッスル インターナショナル |
4716 | 90倍 | 3.7% |
日本 ※参考 |
非上場 | JTOWER | - | - | - |
■ビジネスモデル
おおまかにいうと、
5Gの電波が各端末に届くまでに経由する鉄塔や、設備の運営をして売上にしています。
詳細ですが、まず全体像として
5Gの電波が各端末に届くまでの経路が、総務省の資料に掲載されています。
それで、上記図の一番左の土地、建物、鉄塔の詳細が、アメリカンタワーの資料で説明されています。
「AMT」マークが、この鉄塔業者の所有物です。
一般的に、「AMT」マークの塔の部分を「Tower」、地面を「site」と呼んでいるようです。
「TEN」マークが、テナント(NTTドコモとか、AT&Tとか)の所有物です。
「AMT」の部分をリースでテナントへ貸し出すことで収益を上げる形になります。
複数のテナントにリースすることができて、設備がアップグレードしていきます。
下の図は、左:1テナント→中:2テナント→右:3テナントと、
徐々にアップグレードされていくイメージになります。
テナントが増えた場合の収益イメージです。
テナントが増えれば増えるほど、リースの利益が増えることがわかると思います。
また、各テナントが別々に鉄塔を建設した場合、各テナントの費用負担が巨額になりますので、
このビジネスモデルが、テナントにもメリットがあることもわかります。
このビジネスモデルは、日本も遅ればせながら総務省が推進していく意向で
あることをコメントしております。
1つの場所にいくつのテナントが入っているか?という指数が
「Tenancy ratio(= tenant/site)」や、「tenanst per tower」等で
各社から公表されている重要な指標の1つになります。
もう1つ地下や、トンネル内等に設置する小型の設備があります。
「DAS(distributed antenna system)」や、「small cell」と呼んでいます。
日本のJTOWERのサイトによると、
日本では、小型の設備でシェアリングが進んでいるようです。
ここまでがビジネスモデルのお勉強です。
業績や、株価の見通しは次の記事で検討してみます。
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