2023/05/21

(5982)マルゼン 配当3.2% 業務用厨房機器


業務用厨房機器の2銘柄を新たに買いました。

(5982)マルゼン
(5965)フジマック

5/13ごろ時点で調べたことを書いてみます。


■業務用厨房機器業界とは?


業務用厨房機器の業界について、
「当社グループ(マルゼン)を含めた大手7社(売上100億円以上)の市場占有率はまだ低く、」
というコメントがされています。

ブログ主は8社を調べました。

・(6465)ホシザキ
・(5982)マルゼン
・(5965)フジマック
・(5941)中西製作所
・(9930)北沢産業
・(2961)日本調理器
・(6459)大和冷機工業
・(6420)フクシマガリレイ

※大和冷機工業と、フクシマガリレイは業務用冷蔵庫の販売がメインで
業種がやや異なるといえば異なります。

以降の記載はほとんどこの8社の決算短信、有価証券報告書がもとになっています。

<顧客先について>

顧客は飲食店、スーパー、コンビニ、病院、福祉施設、ホテル、学校等になります。



それぞれの業種でどれくらい店舗があるのか?調べてみました。



データ元やデータ範囲によって差はあると思いますが、
飲食店の店舗数が圧倒的に多いのではないかと考えられます。

<成長産業?>

緩やかな成長産業と考えます。

例えば、過去10年売上の最も大きいホシザキの日本における売上推移です。



他の会社も同じような推移が多いです。


なぜ売上が増えてきたのか?

「厳しい価格競争のなか、販売数量を増やしてきた。」

これが結論だと思います。

売上が増えた理由を各社決算コメントよりブログ主的にまとめました。



どこかの会社の決算コメントに書かれてましたが、
下記3点あたりが大きな流れだと思われます。

・共働きの増加による飲食店への需要増
・高齢化による福祉施設への需要増(75歳こえると自宅で料理する割合が減る)
・インバウンド需要増



また、業務用厨房機器の減価償却耐用年数(買替目安?)は8年のようです。

とある統計データの飲食店店舗数推移です。



居酒屋は大きく数を減らしていますが、
それ以外の業態は特にコロナ前までは徐々に数を増やしていました。






■各社の業績について


<利益率>

各社、経常利益率です。



価格競争が厳しいから利益率が低下するのでは?
という観点でみました。

特に、コロナ前までは各社の利益率はほぼ横ばいに見えます。

また、会社ごとに利益率が異なるのは、自社製品の扱い比率が大きい会社ほど
利益率が高くなってるのでは?とブログ主は推測します。


<四半期業績と見通し>

各社の四半期売上と、四半期EPSの一覧です。





Q1(またはQ2)まで業績発表済みの会社が4社あります。(黄色のマス)
4社とも前年の業績、今年の業績予想と比較すると
今年の業績予想の想定を上回る進捗
になっている?ように思われます。

アナリスト予想があるホシザキは、会社予想を上回るアナリストコンセンサスになっていました。

それを踏まえて、これから飲食店の出店が増えそうか?
ブログ主なりに大手外食チェーン店の出店計画(国内)をカウントしてみました。



一番下の行の合計欄から考察すると、

・今年の出店計画は前年並み
・今年の出店計画は2019年のコロナ前並み
・前年実績は多かったが、計画を大幅に下回った
・2019年も計画より実績のほうが少なかった

それなら今年の出店は去年並みか、それ以上になるのでは?
ただし計画には届かない。
というのがブログ主の感想です。

ちなみに、3月時点での合計店舗数はやや減少しています。



ここまでをまとめると、
各社業績予想は、販売価格、販売数量ともにやや増えると見てるのかな?と感じました。

■マルゼンの株主提案


マルゼンは2023/05/25に株主総会を開催予定ですが、
大幅増配(70円→172円)要求の株主提案がきています。

取締役会は反対しています。
↓そのまま引用

今後については、業界トップとなる売上高700億円の目標達成のために、業界再編、M&A投資、事業ドライバーである人財の維持・確保に向けた投資を積極的に実施していく考えで す。今後の機動的な投資にあたって、ある程度の現預金は必要であると考えております。

現状の売上規模が550億円程度であるため、
買収をするなら+150億円程度の売上増が期待できるかもしれません。

どちらにしても、株主総会前後で株価が上にも下にも大きく動く可能性があります。






ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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