2022/05/01

(02688)新奥能源 2022年Q1決算


(02688)新奥能源の2022年Q1決算を
他の都市ガス会社と比較しながら見ていきます。

比較銘柄
・(00135)昆侖能源
・(00384)中国ガス
・(01083)タウンガス
・(01193)華潤ガス
・(01600)天倫ガス
・(02688)新奥能源


■中国政府の方針


中国政府の天然ガスの方針です。



消費量は、2021年:3726億m3に対して、2030年:5000億m3以上の計画です。
この政府報告書では、2030年:5500億~6000億m3を予想されています。

また、エネルギー全体に占める天然ガスの使用割合は、
2021年:10%に対して、2030年:15%の計画です。



■ガス販売量


ガス販売量の2021年実績と、2022年見通しです。



新奥能源の通期目標+12%~+15%に対して、
Q1の実績は+6.8%
でした。

Q1はロックダウンがありました。
工業向けは閉鎖された環境で営業を許可され影響が小さく、
商業向けは影響が大きかったです。

「会社見通しは+12%~+15%まま」と決算説明会でコメントされたようです。






■ガス販売マージン


ガス販売マージンの2021年実績と、2022年見通しです。



LNG価格上昇で仕入れ価格が上昇し、マージンは悪化しています。

マージンについて、各社コメント:

タウンガスQ4:Increased exposure to major industrial customers with timely cost pass-through.
Cost pass-through yet to be fully reflected.
(工業向けではタイムリーに価格転嫁してる。ただ完全には反映できていない)


天倫ガスQ4:Affected by factors such as the rise of upstream gas price and the delay of cost
pass-through, the dollar margin decreased by 0.07 RMB/m3 to 0.49 RMB/m3
(仕入れコスト上昇の価格転嫁に遅れ)


新奥能源Q4:Increased gas cost has not been fully passed through during the year
(仕入れコスト上昇を完全には反映できていない)


新奥能源Q1:Price hike for residential remained unchanged, while most residential vol already completed pass-through
(ほとんどの住居用は転嫁完了だが、値上げ幅は横ばい)

Peak season gas tariffs for non-residential users can be extended in all projects
(住居以外のガス料金は繁忙期価格を適用できている)

Dollar margin improved QoQ to RMB 0.48/m3
マージンは0.48に改善







■新規顧客数、接続料単価


新規顧客数と、接続料単価です。



ここは特に特筆すべきコメントが無かったように思います。


これまで見てきた内容の主な影響先セグメント。
「(配当の基準となる)コア利益について、会社見通しは+12%~+15%まま」と決算説明会でコメントされたようです。




ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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