(00883)CNOOC(中国海洋石油)について
最近、(00883)CNOOCと、(CVX)Chevronを買いました。
2014年の利益がたくさん出ていた時代に肉薄する利益なのに、
株価は当時の水準ほどでもなく、
利益が多いなら配当をたくさんもらえそう。とかそういう理由です。
予想PER 5倍
予想配当利回り 8.7%
時価総額 約6兆円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末配当 権利落 6月上旬→支払 7月上旬
・中間配当 権利落 9月上旬→支払 10月上旬
■どんな会社?
中国国内外で原油・ガスを掘る会社
中国国内と海外の資産が約半々で、渤海油田が最大。
■配当履歴
2001 0.1500(-)
2002 0.4100(+173%)
2003 0.3800(-7%)
2003 株式分割 1株→5株
2004 0.1600(-57%)
2005 0.2000(+25%)
2006 0.2600(+30%)
2007 0.3000(+15%)
2008 0.4000(+33%)
2009 0.4000(+0%)
2010 0.4600(+15%)
2011 0.5300(+15%)
2012 0.4700(-11%)
2013 0.5700(+21%)
2014 0.5700(+0%)
2015 0.5000(-12%)
2016 0.3500(-30%)
2017 0.5000(+42%)
2018 0.7000(+40%)
2019 0.7800(+11%)
2020 0.4500(-42%)
2021 0.3000(中間まで。)
2021年は特別配当、2022年から2024年は配当性向40%以上、HK$0.70以上の配当を計画しています。
ちなみに、2020年の配当性向は上期が78%、下期が67%
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 (中間まで) | |
Revenue 売上 |
186390 (-) |
227711 (+22%) |
233199 (+2%) |
155372 (-33%) |
110233 (+47%) |
Profit for the year attributable to Owners of the parent 最終利益 |
24677 (-) |
52688 (+113%) |
61045 (+15%) |
24956 (+-59%) |
33329 (+220%) |
cash flows from operating activities 営業CF |
94734 | 123883 | 123521 | 82338 | 64159 |
cash flows from investing activities 投資CF |
-64411 | -94861 | -67457 | -50850 | -31870 |
cash flows from financing activities 財務CF |
-31271 | -27370 | -37691 | -38698 | -8653 |
depreciation, depletion and amortisation 減価償却費 |
-61257 | -50640 | -57699 | -52306 | -28916 |
Capital expenditure 設備投資(投資CF) |
-47734 | -50411 | -66395 | -71000 | 非公開 |
Interest paid 金利支払(財務CF) |
-5154 | -5147 | -5998 | -6000 | 非公開 |
Dividends paid 配当支払(財務CF) |
-16448 | -23523 | -28973 | -25851 | 非公開 |
Q3の業績の一部が公開されていて、RMB163,664(million)と昨年1年間の売上を越えています。
原油価格上昇と、数量増によってもたらされたとコメントされています。
■同業他社との比較
中国の石油大手3社、米国の石油大手2社を比較しました。
(00883)CNOOC
(00386)SINOPEC
(00857)PETROCHINA
(XOM)Exxon Mobil
(CVX)Chevron
純利益の推移比較です。
(00857)ペトロチャイナが2022年1月に2021年度の利益見込みをRMB90.0 billion~RMB94.0 billionと発表しました。
この利益は石油企業の利益が大きかった2014年に近い値になっています。
なお、グラフは間をとってRMB92.0 billionを採用しています。
もう少し詳細に、直近の四半期業績と2014年を比較してみます。
どの会社も直近の業績がとてもよくて、
CNOOCの業績も良いんじゃないかな?と思いました。
■2022年以降は?
OPECによると、原油需要は戻りそう
原油価格は横ばいかもしれない
たとえばEIA(米国エネルギー情報局)によると、いまのところ米国でもそこまで積極的に原油を掘る(Rig count)状況にはなってなさそう
そういう状況下で、CNOOCは2022年の石油・ガスを掘る計画を増量してきました。
価格、数量がともに計画どおりに運べば、
2022年もかなりの利益が出るかもしれないので、この銘柄を買ってみました。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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