2021/01/18

香港の小売り系不動産賃貸銘柄を比較


香港の小売り統計がかなり改善してきたので、
香港の小売り系不動産賃貸銘柄を比較しました。

比較は5銘柄です。

・0014:希慎興業
・0101:恒隆地産←ブログ主保有中
・0823:Link REIT
・1972:太古地産
・1997:九龍倉置業

結論から言うと、0014:希慎興業か、0823:Link REITの購入を迷っています。


■香港政府の小売り統計


香港の小売り統計です。



実績のほうは、毎月発表される「Provisional statistics of retail sales」。
見通しのほうは、3か月ごとに発表される「Business expectations」。

この2つの数字が関連してるようにも見えて、
次回の見通しは、1/22発表予定です。


1年前の年末もかなり悪い数字で、
直近プラスにはなっていませんが、
これ以上悪くならなそう、と見えます。


なので、株価が上がるかどうかわかりませんが、
買ってみようかと思っています。







■株価の比較


香港の小売りが弱かったここ2年の株価推移です。



0101:恒隆地産だけアウトパフォームしていて、
他の銘柄は株価が低迷しています。


ブログ主なりに理由を考えると、
0101:恒隆地産だけ(香港以外含む)新規物件取得に積極的
なところが
評価されてるのかもしれない。と感じます。


最近5年の推移を見てみると、



0101:恒隆地産だけ新規物件取得にかける金額が大きくて、
会社全体に対するインパクトも大きいです。



■2020年中間業績比較


2020年中間業績売上を比較してみます。
※セグメントの分け方が会社ごとに違っていて、
0823:Link REIT、1972:太古地産は目安です。



香港の小売向け賃貸が多いのが、
0014:希慎興業、0823:Link REIT、1997:九龍倉置業


この中で1997:九龍倉置業だけ売上の落ち込みが顕著なんですね。
会社コメント見ると、どの会社も同じようなコメント(家賃の値引き)に見えて、
違いがなんとも。


なので、1997:九龍倉置業を除いた2社で買うかどうかというところです。


小売向け賃貸に対する、2020年中間決算の各社コメント
0014:希慎興業
Hysan’s overall rental reversion in renewals, rent review and new lettings became negative in the first half of 2020.

0101:恒隆地産
Steps were taken to alleviate the extreme pressure on tenants’businesses, including the provision of rent relief and other supporting measures.

0823:Link REIT
With the financial impact from property management fee waivers and rental concessions

1972:太古地産
This mainly reflected lower retail rental income from Hong Kong and the Chinese mainland. This in turn reflected lower retail sales and rental concessions as a result of COVID-19.

1997:九龍倉置業
reduction in turnover rent and base rent concessions to help retail tenants amid the current unfavourable circumstance.



<underlying EPS比較>


<underlying EPSの例>





ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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