(02601)中国太平洋保険について
予想PER 11倍
予想配当利回り 4.1%
時価総額 約1.3兆円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末一括配当 権利落 5月下旬→支払 6月上旬
■どんな会社?
中国の生命保険、損害保険。
(02601)中国太平洋保険のほかに、
(02318)平安保険、(02628)人寿保険の決算書も見て、
ざっくりと、保険会社の収益構造は以下のとおりになっていると思います。
顧客から保険料を預かって売上とする一方で、
生命保険の満期や、損失補償の保険料を費用として支払います。
保険料収入は年々増加していますが、
増加率がここ2~3年弱まっているようです。
とくに、2020年はオフラインの営業ができず、
影響を受けています。
(平安保険でも、インターネットからの新規顧客は半分以下。)
■配当履歴
2009 0.3000(-)
2010 0.3500(+16%)
2011 0.3500(+0%)
2012 0.3500(+0%)
2013 0.4000(+14%)
2014 0.5000(+25%)
2015 1.0000(+100%)
2016 0.7000(-30%)
2017 0.8000(+14%)
2018 1.0000(+25%)
2019 1.2000(+20%)
2016年に減益により減配しています。
理由は、運用収益キャピタルゲインの減少(2015年が多かった)でした。
■生命保険
セグメント事業を見ると、生命保険が最大です。
生命保険の売上を細分化すると、
継続的に支払われる保険料収入(renewed policies)の割合が多く、
売上が安定的に増加しやすい理由なのかなと思いました。
おそらく生命保険は複数年単位で契約するため、
初年度に少し多めに支払い(new business)、
2年目以降は通常の金額を支払う(renewed policies)ものと推測します。
■損害保険
損害保険は若干逆風にあると思われます。
月次が2020年10月から悪化しました。
自動車保険に対して、政府から「保険料は安く、保証範囲は広く。」
という主旨の指示が9月に出ているようです。
自動車保険は損害保険の半分以上を占めており、
大きな影響が出ていると思います。
(02601)中国太平洋保険
(02318)平安保険
その他、IT化の取り組みとして、
顧客の事故率を減らすような取り組みをしているようです。
顧客からの損害保険料請求の削減につながり、
保険支払いが保険料収入に占める割合(loss ratio)は60%くらいまで減りました。
(平安保険も約60%)
損害保険のトータルコスト(combined ratio)もほぼ100%から、98%程度に。
業界平均より利益率が高くなっています。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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