(00968)信義光能(XINYI SOLAR)について
予想PER 34倍
予想配当利回り 1.3%
時価総額 約2.2兆円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末配当 権利落 5月下旬→支払 6月上旬
・中間配当 権利落 8月上旬→支払 9月下旬
■どんな会社?
太陽光ガラスの製造、販売。
発電事業も行います。
(6865.hk)Flat Glassが競合。
生産能力では世界1位で、2014年の資料ではシェア20.2%でしたが、
2019年のシェアは32%に拡大。
世界全体の太陽光新規設置実績&見通し。
とある機関による予想では、
2022年まで年平均+10%~13%の増加予想。
当社のガラス事業の売上は、中国内の売上が73%(2019年)です。
なので、当社にとってのキーは、中国の太陽光の伸びと思います。
中国政府統計で発表された太陽光設備の新規設置量。
また、2020年に設備投資が増えたのは、
2019年は政策の移行期で、設備投資が抑えられていたというのもあるみたいです。
Although the country’s new PV installation declined in 2019, it has made several important changes to its PV policies, including the grid parity policy for non-subsidised projects and the migration from fixed FiT programme to the competitive bidding allocation mechanism for subsidised projects.
(2019年 annual reportより)
■配当履歴
2013 0.0180(-)
2014 0.0400(+122%)
2015 0.0870(+118%)
2016 0.1400(+61%)
2017 0.1500(+7%)
2018 0.1220(-19%)
2019 0.1400(+15%)
2020 0.0850(中間まで)
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 (中間まで) | |
Revenue 売上 |
6007 (-) |
9527 (+59%) |
7671 (-19%) |
9096 (+19%) |
4622 (+16%) |
Profit for the year attributable to the equity holders of the Company 最終利益 |
1985 (-) |
2332 (+17%) |
1863 (-20%) |
2416 (+30%) |
1406 (+48%) |
Net cash generated from operating activities 営業CF |
680 | 1298 | 2310 | 1582 | 1259 |
Net cash used in investing activities 投資CF |
-4896 | -2490 | -3035 | -2262 | -1108 |
Net cash generated from financing activities 財務CF |
2232 | 1703 | 174 | 2126 | 448 |
Interest paid 金利支払(営業CF) |
-136 | -180 | -257 | -309 | 非公開 |
Purchases of and prepayment for purchase of property, plant and equipment 設備投資(投資CF) |
-4621 | -2511 | -3033 | -2133 | -1084 |
Dividends paid 配当支払(財務CF) |
-843 | -1039 | -640 | -878 | -539 |
2020年中間はガラス製品の数量増、単価増により増収でした。
■太陽光ガラス事業
今後、生産能力を増強する計画があります。
2019年~2020年上期は平均販売単価が前年比上昇とコメントされていました。
なので、今は需要超過なのでしょうが、
とある機関が予想した今後の需要増加予測より、生産能力増加ペースのほうが
早い?部分がやや気になります。
というのは、
Flat Glassと世界シェアの半分を占めている上に、
Flat Glassにも増産計画があるようで、
自身の増産で需給を崩してしまわないか?とブログ主的にやや気になっています。
とはいえ、中国で太陽光の発電コストが石炭より安くなりそうらしく、
ここ1~2年で太陽光の需要が大幅に増える
可能性もありそうなので(機関によって意見が異なると思われます)
ブログ主の懸念は杞憂かもしれません。
(2/5追記)
12/12に、政府が2030年までに風力+太陽光で
1200GW以上の目標を発表していました。(記事)
現状が、約200GWで、
上記記事によると、逆算したら毎年110-140GWくらいの新規設備が必要ということです。
(ブログ主の供給超過は、たぶん杞憂かもしれない)
↓ロイター
President Xi Jinping said last month this figure would rise to 25% by 2030.
China would also take its total installed wind and solar capacity to 1,200 GW, he said.
■太陽光発電事業
当社の発電事業の一部は子会社の(3868.hk)信義能源(XINYI ENERGY)が担っています。
過去の売上には、補助金が含まれておりますが、
順次廃止になって、グリッドパリティ(の日本語説明サイト)に移行している最中です。
子会社:信義能源が当社から太陽光発電設備を買収する計画(2021年1月発表分)まで含んでいます。
子会社:信義能源はかなり売上が増えそうです。
当社の売上は、単価(平均FIT価格)はやや減少していますが、
2018年+30%、2019年+16%と拡大しています。
(つまり、発電事業への設備投資も積極的と思います。)
太陽光は政策とあっていて、拡大していくと思いますが、
ブログ主の感覚だと、PERが高そうに思えて手が出せないんです。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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