(00596)浪潮国際(Inspur International)について
予想PER 13倍
予想配当利回り 1.2%
時価総額 約360億円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末一括配当 権利落 6月中旬→支払 6月下旬
■どんな会社?
クラウド、ERPソフト、IoT機器の販売を行います。
親会社の浪潮(Inspur)グループは、世界3位、中国1位のサーバベンダー。
近年は、「クラウドERP、ビッグデータ、AI化」に注力。
クラウドについて、ブログ主の推測ですが、
下記のコメントのように
親会社の浪潮グループの顧客(大企業、小企業問わず)に対して販売し、
顧客開拓の点で有利なポジションにいるのではないか?と考えています。
The Group provides comprehensive cloud services to enterprises in different scales and empowers Inspur partners and enterprises to enhance their core competitiveness in the cloud era.
顧客は、そうそうたる顔ぶれです。
■配当履歴
2004 0.0300(-)
2005 0.0300(+0%)
2006 0.0150(-50%)
2007 0.0000(無配)1:5株式分割
2008 0.0200(-)
2009 0.0100(-50%)
2010 0.0100(-)
2011 0.0120(+20%)
2012 0.0060(-50%)
2013 0.0300(+400%)5:1株式併合
2014 0.0300(+0%)
2015 0.0300(+0%)
2016 0.0300(+0%)
2017 0.0300(+0%)
2018 0.0400(+33%)
2019 0.0000(無配)
配当方針は、業績や、今後の投資計画等を考慮して決定されるようです。
2019年は無配でした。
無配の理由はわかりませんが、
配当が出てもおかしくなかったような気も・・・
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
Revenue 売上 |
971 (-) |
1163 (+20%) |
1965 (+69%) |
2442 (+24%) |
2897 (+19%) |
Profit attributable to Owners of the Company 最終利益 |
6 (-) |
59 (+883%) |
139 (+136%) |
324 (+133%) |
203 (-37%) |
Net cash from operating activities 営業CF |
67 | 133 | 77 | 259 | 255 |
Net cash used in investing activities 投資CF |
49 | -283 | 445 | -47 | -132 |
Net cash used in financing activities 財務CF |
16 | -32 | -116 | -676 | -167 |
Purchases of property, plant and equipment 設備投資(投資CF) |
-248 | -18 | -6 | -54 | -18 |
Investment in an associate 関連会社への投資(投資CF) |
0 | 0 | 0 | 0 | -223 |
Acquisition of partial interest in a subsidiary 持分取得(財務CF) |
0 | 0 | -282 | -84 | -132 |
Net cash outflow on merger of subsidiaries 合併の支払(財務CF) |
0 | 0 | -294 | -548 | 0 |
Dividends paid 配当支払(財務CF) |
-27 | -27 | -68 | -28 | -45 |
2019年末は+19%の増収でした。
クラウド事業の増収、IoT機器販売の増収が寄与しました。
2019年末は-37%の減益でした。
クラウド事業の開発費負担、関連会社からの利益の減少が影響しました。
■事業別業績
事業別業績です。
クラウド事業の増収率は高いですが、赤字も拡大しています。
また機器販売の割合も大きく、特に”Qingdao Lejin”社は
利益の半分近くを占めています。
これが、当社のPERが他のソフトウェア企業より
低めになっている要因の1つのような気がします。
機器販売の利益のブレが大きくて、
ブログ主的には、株を買いにくいです。
■BtoB系クラウド事業の他社比較
BtoB系クラウド事業の他社と比較してみました。
当社は赤字ですが、
BtoBクラウド系銘柄で時価総額1位の(00268)金蝶国際も赤字が続いています。
ちなみに、時価総額2位の(03888)kingsoftもクラウドは赤字が続いています。
金蝶国際によると、クラウドの課金方法は、下の段のように、
売上が初期に偏らないモデルということですが・・・
黒字化のメドがわからないのは、なかなか難しいですね。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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