2020/11/08

(WBK)ウエストパック銀行 配当4.6% 2020期末決算


オーストラリアの4大銀行の1つ
(WBK)ウェストパック銀行
2020年9月期末決算が発表されました。



■銘柄概要


上場先:銘柄コード
オーストラリア:WBC.AU
アメリカADR:WBK

決算期:9月
予想PER:12倍
予想配当利回:4.6%


■配当推移


配当(豪ドル)
1999 0.45
2000 0.50
2001 0.90
2002 0.70
2003 0.78
2004 0.86
2005 1.00
2006 1.16
2007 1.31
2008 1.42
2009 1.16
2010 1.39
2011 1.56
2012 1.66
2013 1.94 ※うち特別配当0.2
2014 1.82
2015 1.87
2016 1.88
2017 1.88
2018 1.88
2019 1.74
2020 0.31

2020年は中間無配、期末減配になりました。





■業績


・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2016年2017年2018年2019年2020年
Net operating income before operating expenses
売上
20985 21802 22133 20649 20183
Net profit attributable to owners of
Westpac Banking Corporation
最終利益
7445 7990 8095 6784 2290
Diluted EPS
一株利益
2.17 2.29 2.30 1.89 0.63
Net cash provided by operating activities
営業CF
5497 2820 19802 7104 58651
Net cash provided by investing activities
投資CF
-7245 -1698 -1620 -10769 -19477
Net cash provided by financing activities
財務CF
4573 552 -11092 -3633 -28803
Loans
貸付金(営業CF)
-38082 -26815 -24740 -4188 18272
Deposits and other borrowings
預金及びその他借入金(営業CF)
38771 23062 23928 1113 28910
Dividend paid
配当支払(財務CF)
-5402 -4839 -5769 -4977 -2518


経常収益は半期の前年同期比で、
中間決算時+6.2%から、期末決算時-10.2%になりました。

税引前利益は半期の前年同期比で、
中間決算時-52.0%から、期末決算時-59.9%になりました。


減益の主な要因は3点あります。

1.営業収益減少
・ローン貸付減少
・金利マージン減少

2.営業費用増加
・のれん減損

3.特別損失増加
・コロナ影響による貸倒引当金増加



■営業収益減少


売上の大部分を占める金利収入(Net interest income)について。



ローン(Loans)の減少、当座資産(liquid assets)の増加。



特に、ローン(Loans)の減少が著しい。




金利マージンです。



金利マージン低下


また、金利マージン詳細では、当座資産(liquid assets)のマージン悪化。



その結果、下期に金利収入が減少しました。




■営業費用増加


当社が「notable items」と呼んでいる特別な営業費用です。



中間までたくさん計上していた費用は落ち着いてきたようですが、
収益悪化した「Life insurance」や、「Auto Finance」ののれん減損等をしたようです。

「intangible assets(無形資産)」の残高が、減少しました。

中間:11,943
期末:11,497

のですが、まだ残高はたくさんあるので、
今後も追加があるのかブログ主的には、よくわからないです。


■特別損失増加


貸倒引当金ですが、
「最悪のケースは免れた」と言ってるように感じました。



3月、6月、9月時点の
GDP成長率、失業率、住宅価格見通しを比べると、
9月時点の見通しはやや改善しているように見えます。



貸倒引当金の増加ペースは減少
(6月時点は、$6,340mでした。)



ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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