(00696)民航信息網絡(トラベルスカイ)について
予想PER 67倍
予想配当利回り 0.5%
時価総額 約2000億円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末一括配当 権利落 6月下旬→支払 9月下旬
■どんな会社?
中国全体の空港関連のITシステムを独占的(dominant)に供給しています。
下図の通り、事業は主に4つに分かれています。
・飛行機の予約管理
・チケット管理/発券
・旅行全般
・代金決済
それぞれのサービスを、航空会社向け、飛行場向け、
旅行代理店向け、運輸業者向けに供給します。
中国の3大航空会社が、約10%ずつ出資しています。
・(00753)中国国際航空:100%子会社の中国航空集団から9.81%
・(00670)中国東方航空:12.21%
・(01055)中国南方航空:9.18%
■配当履歴
2001 0.1840
2002 0.1920(+4%)
2003 0.1020(-46%)
2004 0.2000(+96%)
2005 0.2300(+15%)
2006 0.2200(-4%)
2007 0.1300(-40%)
2008 0.1860(+43%)
2009 0.1340(-28%)
2010 0.1570(+17%)
2011 0.1200(-23%)
2012 0.1330(+10%)
2013 0.1400(+5%)
2014 0.1330(-5%)
2015 0.1660(+24%)
2016 0.2220(+33%)
2017 0.2530(+14%)
2018 0.2690(+6%)
2019 0.2890(+7%)
配当性向は30%前後を推移しています。
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 (中間まで) | |
Revenue 売上 |
6223 (+13%) |
6734 (+8%) |
7472 (+11%) |
8121 (+8%) |
2286 (-40%) |
Operating profit 営業利益 |
2176 (+24%) |
2473 (+13%) |
2319 (-6%) |
2463 (+6%) |
-389 (-125%) |
Profit after taxation attributable to Owners of the Company 最終利益 |
2421 (+26%) |
2248 (-7%) |
2325 (+3%) |
2542 (+9%) |
-323 (-122%) |
Net cash from operating activities 営業CF |
3645 | 3062 | 2140 | 2227 | -206 |
Net cash used in investing activities 投資CF |
-2054 | -2167 | -598 | -1078 | 1146 |
Net cash used in financing activities 財務CF |
-501 | -664 | -763 | -952 | -48 |
Purchase of property, plant and equipment 設備投資(投資CF) |
-1134 | -928 | -1256 | -852 | -425 |
Interest received 金利受取(投資CF) |
138 | 101 | 190 | 221 | 88 |
Dividend paid to the Company’s shareholders 配当支払(財務CF) |
-485 | -649 | -751 | -854 | 0 |
コロナの影響で、飛行機の利用が著しく減り、
損益、営業CFともに赤字になりました。
この危機は、過去の貯金を取り崩したおかげで、
乗り切ったと思いました。
■売上の回復
国内海外あわせた月次の処理件数です。
直近9月の処理件数は回復してきていて、
2017年ごろの水準に戻ってきました。
また、おおまかな処理件数あたり売上を計算してみると、
(処理件数に依存しない”System integration services、Data network services等”も売上に含めて計算)
だいたい毎年同じ数字になるので、
下期の売上額は2017年ごろと近くなりそうな気がします。
■営業費用の増加
営業費用の増加率です。
スタッフコストが営業費用の最も大きな割合を占めます。
基本的には毎年増加していて、
2015年ごろに減少しているのは、新システムプロジェクト費の減少のためでした。
つまり、営業費用は2017年ごろの水準には減らなそうで、
マージンがかなり減りそうです。
営業利益率が低かった2010年代前半を含めた平均PERで
株価は評価されてるのかもしれません。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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