(00135)昆侖能源について
予想PER 8倍
予想配当利回り 4.2%
時価総額 約8000億円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末一括配当 権利落 6月上旬→支払 7月上旬
■どんな会社?
中国でガスの掘削(上流)~輸送~都市ガス小売り(下流)まで行います。
事業は4部門に分かれています。
・Exploration and Production:探査&掘削
・LNG Processing and Terminal LNG:輸出入
・Natural Gas Pipeline:都市間輸送
・Natural Gas Sales:都市ガス
・探査&掘削
石油やガスを世界中で掘り
・輸出入、都市間輸送、都市ガス
中国へ輸入して、ガスの小売りをします。
■配当履歴
2000 0.0400(-)
2001 0.0200(-50%)
2002 0.0350(+75%)
2003 0.0200(-42%)
2004 0.0350(+75%)
2005 0.0800(+128%)
2006 0.1000(+25%)
2007 0.1200(+20%)
2008 0.1500(+25%)
2009 0.0700(-53%)
2010 0.1380(+97%)
2011 0.2200(+59%)
2012 0.2300(+4%)
2013 0.2300(+0%)
2014 0.2000(-13%)
2015 0.0600(-70%)
2016 0.0740(+23%)
2017 0.2100(+183%)
2018 0.2300(+9%)
2019 0.2630(+14%)
2017年~19年の配当性向は35~40%でした。
2020年の配当性向を25%~35%としています。
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 (中間まで) | |
Revenue 売上 |
81882 (-) |
88706 (+8%) |
105470 (+18%) |
113313 (+7%) |
52254 (-2%) |
Profit for the year attributable to Owners of the Company 最終利益 |
659 (-) |
4760 (+622%) |
4634 (-2%) |
5551 (+19%) |
2363 (-24%) |
Net cash flows from operating activities 営業CF |
15749 | 13287 | 17018 | 16085 | 7091 |
Net cash flows used in investing activities 投資CF |
-23127 | -13493 | -7000 | -10277 | -4048 |
Net cash flows used in financing activities 財務CF |
12259 | 3277 | -11355 | -7805 | -975 |
Capital expenditure 設備投資(投資CF) |
-9894 | -12330 | -8458 | -9932 | -4576 |
Acquisitions of subsidiaries 子会社買収(投資CF) |
-18895 | -1547 | 0 | -667 | 非開示 |
Interest paid 金利支払(財務CF) |
-1024 | -1438 | -1821 | -1558 | 非開示 |
Dividends paid 配当支払(財務CF) |
-1320 | -5727 | -4542 | -4996 | -528 |
2020年中間は-2%の減収でした。
都市間輸送が増収、それ以外の事業が減収でした。
ガス販売量では、都市ガス事業は増加、それ以外の事業は減少しました。
■都市間輸送事業の売却
2020/12/22に、都市間輸送事業の売却が発表されました。
厳密には、BEIJING PIPELINE社、DALIAN LNG社の売却で、
それぞれ、都市間輸送事業の大部分、
輸出入事業の一部のLNGターミナルを担っているようです。
売却額はRMB40,886M、諸費用等を引いて
RMB37,000Mが2021年3月ごろ入金されると見ているようです。
半分の、1株約2.1HKDを(2022年支払いの?)配当に、
40%を都市ガス事業の投資へ、残りは負債返済等へ計画されています。
事業売却の影響は、
事業別売上を見てみると、
売上の大半が、都市ガス事業になると思われます。
事業別税引前利益を見てみると、
利益の半分が都市ガス、もう半分が探査掘削、輸出入の構成になると思われます。
事業別売上のポイントに記載しましたが、
探査掘削、輸出入は比較的原油価格の影響が強そうです。
当社は資源(エネルギー)株の評価ですが、
資源(エネルギー)系事業と、公益系事業の半々になるのなら、
PERの評価が公益系に寄せて少し高くなっても良さそうと感じます。
実績PERの比較表です。
■都市ガス会社との比較
都市ガス会社としてみる場合、
気になるところもあり、当社のマージンが低そうです。
当社だけ減少傾向にあるんですね。
各社発表の数字なので、そもそも比較が妥当か?という疑問もあり、
また、会社の規模はそこまで違わなそうなのですが。
なので、そこは割り引いてPERの評価を考える必要があるかもしれないです。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。