(00548)深セン高速道路について、
数年ぶりに決算書を見ていたら、
いつのまにか環境会社になりつつあってビックリしました。
予想PER 6倍
予想配当利回り 7.3%
時価総額 約900億円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末一括配当 権利落 5月下旬→支払 7月中旬
■どんな会社?
深セン中心に高速道路運営をしています。
近年は、環境事業への投資を増やしており、
水処理、風力発電装置、ごみ処理等の事業を行っています。
■配当履歴
2000 0.1000(-)
2001 0.1000(+0%)
2002 0.1200(+20%)
2003 0.1900(+58%)
2004 0.1100(-42%)
2005 0.1200(+9%)
2006 0.1300(+8%)
2007 0.1600(+23%)
2008 0.1200(-25%)
2009 0.1200(+0%)
2010 0.1600(+33%)
2011 0.1600(+0%)
2012 0.1300(-18%)
2013 0.1600(+23%)
2014 0.4500(+181%)
2015 0.3400(-24%)
2016 0.2200(-35%)
2017 0.3000(+36%)
2018 0.7100(+136%)
2019 0.5200(-26%)
2020 0.4300(-17%)
近年は、EPSに対して、配当性向45%を目安に配当されます。
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | |
Total revenue 売上 |
4532 (-) |
4836 (+6%) |
5807 (+20%) |
6185 (+6%) |
8026 (+29%) |
Net profit attributable to owners of the Company 最終利益 |
1169 (-) |
1426 (+22%) |
3440 (+141%) |
2499 (-27%) |
2054 (-17%) |
Net cash flows from operating activities 営業CF |
2126 | 2660 | 3222 | 1751 | 1100 |
Net cash flows used in investing activities 投資CF |
-2529 | -6991 | 957 | -253 | -4430 |
Net cash flows used in financing activities 財務CF |
-1529 | 1773 | -3483 | -1147 | 3588 |
Cash received from returns on investments 投資先からの利益(投資CF) |
247 | 353 | 355 | 398 | 306 |
Cash paid to acquire fixed assets, intangible assets and other long-term assets 設備投資(投資CF) |
-382 | -934 | -1109 | -1609 | -2483 |
Net cash paid to acquire subsidiaries and other business units 子会社買収(投資CF) |
-1998 | -7056 | -1258 | -1259 | -453 |
Cash payments for interest expenses and distribution of dividends or profits 金利、配当支払(財務CF) |
-1303 | -1184 | -1374 | -2332 | -1920 |
2020年期末の増収率は+29%でした。
2019年から2020年にかけて買収した会社の売上が追加されました。
利益は、税引前利益は増益でしたが、税金の関係で減益でした。
■業績と株価について
業績の一覧と、各年末株価です。
当社は、EPSと、特別損益をのぞくEPSの2種類の利益を発表しています。
それを各年末の株価とグラフにしてみると、
特別損益をのぞくEPS(オレンジの線)と、年末株価(緑の線)が
似たような動きをしています。
年末株価÷特別損益をのぞくEPS(=PER的なもの)は、
だいたい10倍前後を推移しています。(人民元換算すると8~9倍?)
そういう意味では、今の8HKDくらいの株価はいつも通りな感じがします。
2016年ごろから利益、株価が増え始めて、
売上も増え始めていて、
原因はおそらく設備投資を増やし始めたためだと思います。
特に設備投資額が多かった2017年は、道路1社、環境2社を買収しています。
2020年は計画を超過して設備投資されました。
2021年も高水準の設備投資計画がされているので、
EPSの増加が期待できそうな気がしています。
■事業別売上
設備投資の状況を踏まえて、事業別売上を見てみます。
環境系事業(赤いセル)が顕著に増えています。
2020年の高速道路事業は約3か月の利用料無料期間がありました。
風力事業は2019年の実績で、だいたい装置販売が8割、発電が2割でした。
環境系の事業が増えると、営業CFが悪化していく
例えば、(00257)中国光大環境と似たようなパターンに見えます。
個別の事業では、50%子会社Qiantai Companyの
新エネ車(EV)の廃バッテリー処理事業は
当社と親和性が高そうで、面白そうに見えました。
現状は、これくらいしか情報を見つけられず、
2020年だと売上があるのかわからないですね。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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