16年減配していない(00257)中国光大国際について
この銘柄は、営業CFがプラスになってから投資しようと考えておりますので、
途中経過の確認です。
予想PER 7倍
予想配当利回り 7.0%
時価総額 約3500億円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末配当 権利落 5月下旬→支払 6月下旬
・中間配当 権利落 9月上旬→支払 10月上旬
※【2019】中国 連続減配なし銘柄(10年以上)の一覧
■どんな会社?
中国の光大グループ傘下。環境関連の企業として、廃棄物発電、汚水処理、
バイオマス発電、風力発電、太陽光発電を行っています。
これを3つの部門に分けて管理しています。
・環保エネルギー部門:廃棄物発電
・環保ウォーター部門:汚水処理
・グリーンテック部門:バイオマス発電、風力発電、太陽光発電
中国本土のほか、ドイツ、ポーランド、ベトナムに事業展開しています。
■配当履歴
2004 0.010
2005 0.012(+20%)
2006 0.016(+33%)
2007 0.016(+0%)
2008 0.016(+0%)
2009 0.022(+37%)
2010 0.025(+13%)
2011 0.045(+80%)
2012 0.060(+33%)
2013 0.085(+41%)
2014 0.110(+29%)
2015 0.185(+68%)
2016 0.205(+10%)
2017 0.240(+17%)
2018 0.240(+0%)
2018 0.260(+8%)
10年くらい前は配当性向20%前後でした。
5年くらい前から配当性向30%前後になっています。
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
Revenue 売上 |
8528 (+34%) |
13971 (+63%) |
20043 (+43%) |
27227 (+35%) |
37557 (+37%) |
Profit for the year attributable to Equity holders of the Company 最終利益 |
2084 (+22%) |
2784 (+33%) |
3509 (+26%) |
4319 (+23%) |
5203 (+20%) |
EPS 一株利益 |
46.50 (+22%) |
62.12 (+33%) |
78.30 (+26%) |
85.77 (+9%) |
84.70 (-1%) |
Net cash flows from operating activities 営業CF |
-1538 | 220 | -3101 | -4365 | -7487 |
Net cash flows used in investing activities 投資CF |
-2675 | -4235 | -4833 | -7497 | -5519 |
Net cash flows from financing activities 財務CF |
6203 | 4713 | 9943 | 15652 | 12772 |
Increase in contract assets 工事発注者への債権(営業CF) |
-3315 | -4785 | -9217 | -11555 | -17346 |
PRC and overseas income taxes paid 税金支払(営業CF) |
-217 (+25%) |
-334 (+53%) |
-369 (+10%) |
-498 (+34%) |
-573 (+15%) |
Purchase of items of property, plant and equipment and prepayment of land leases 設備投資(投資CF) |
-660 | -520 | -838 | -905 | -790 |
Additions of intangible assets 無形資産投資(投資CF) |
-421 | -2636 | -2716 | -4274 | -6015 |
Acquisition of subsidiaries 子会社買収(投資CF) |
-2163 | -1042 | -36 | -341 | -402 |
New bank loans 銀行借入(財務CF) |
10598 | 12581 | 12961 | 13599 | 22767 |
Repayment of bank loans 銀行借入返済(財務CF) |
-3806 | -6361 | -5296 | -6553 | -8676 |
Proceeds from issue of shares 増資(財務CF) |
659 | 0 | 0 | 9961 | 0 |
Capital contributions received by non-controlling shareholders 増資(財務CF) |
137 | 214 | 3727 | 276 | 924 |
Interest paid 利息支払(財務CF) |
-457 | -645 | -919 | -1367 | -1799 |
Dividend paid to equity holders of the Company 配当支払(財務CF) |
-560 | -874 | -1120 | -1075 | -1535 |
売上+37%増に対して、最終利益+20%増と利益率が減少しました。
後で詳細にみますが、利益率の低い建設事業の割合が増えて、
利益率の高い運営事業の割合が減少したことが主因と思われます。
(PPPモデルにより)営業CFのマイナスが拡大しています。
また、EPSが前年比マイナスになっています。
増益にもかかわらず、増資による株式数増加でEPSが減少しました。
■事業別業績
事業別売上のグラフをまとめて3つ。
建設の売上比率が増えていると思います。
当社の場合、各事業の利益率が非開示ですが、
近い業種の(00371)北控水務の利益率で見てみると、
建設の粗利率が最も低くなっています。
それを踏まえて各利益率を比べてみると
2019年は粗利率から下がっています。
なので、利益率の低い建設事業の割合が増えたことが
利益率減少の主因と思われます。
報道によると、決算説明会で、
「建設サービス収益の増加、人件費の増加、排出基準の上昇による運用コスト増加」
報道によると、決算説明会で、
「今後3年間の設備投資は、資本の調達を考慮せず、内部資源と借入によって賄う」
と説明されたようです。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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