2020/06/03

(00257)中国光大国際 減配なし16年 配当7.0%


16年減配していない(00257)中国光大国際について

この銘柄は、営業CFがプラスになってから投資しようと考えておりますので、
途中経過の確認です。


予想PER 7倍
予想配当利回り 7.0%
時価総額 約3500億円


スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末配当 権利落 5月下旬→支払 6月下旬
・中間配当 権利落 9月上旬→支払 10月上旬

【2019】中国 連続減配なし銘柄(10年以上)の一覧

■どんな会社?


中国の光大グループ傘下。環境関連の企業として、廃棄物発電、汚水処理、
バイオマス発電、風力発電、太陽光発電を行っています。
これを3つの部門に分けて管理しています。

・環保エネルギー部門:廃棄物発電
・環保ウォーター部門:汚水処理
・グリーンテック部門:バイオマス発電、風力発電、太陽光発電

中国本土のほか、ドイツ、ポーランド、ベトナムに事業展開しています。




■配当履歴


2004 0.010
2005 0.012(+20%)
2006 0.016(+33%)
2007 0.016(+0%)
2008 0.016(+0%)
2009 0.022(+37%)
2010 0.025(+13%)
2011 0.045(+80%)
2012 0.060(+33%)
2013 0.085(+41%)
2014 0.110(+29%)
2015 0.185(+68%)
2016 0.205(+10%)
2017 0.240(+17%)
2018 0.240(+0%)
2018 0.260(+8%)


10年くらい前は配当性向20%前後でした。
5年くらい前から配当性向30%前後になっています。






■業績


・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年2016年2017年2018年2019年
Revenue
売上
8528
(+34%)
13971
(+63%)
20043
(+43%)
27227
(+35%)
37557
(+37%)
Profit for the year attributable to
Equity holders of the Company
最終利益
2084
(+22%)
2784
(+33%)
3509
(+26%)
4319
(+23%)
5203
(+20%)
EPS
一株利益
46.50
(+22%)
62.12
(+33%)
78.30
(+26%)
85.77
(+9%)
84.70
(-1%)
Net cash flows from operating activities
営業CF
-1538 220 -3101 -4365 -7487
Net cash flows used in investing activities
投資CF
-2675 -4235 -4833 -7497 -5519
Net cash flows from financing activities
財務CF
6203 4713 9943 15652 12772
Increase in contract assets
工事発注者への債権(営業CF)
-3315 -4785 -9217 -11555 -17346
PRC and overseas income taxes paid
税金支払(営業CF)
-217
(+25%)
-334
(+53%)
-369
(+10%)
-498
(+34%)
-573
(+15%)
Purchase of items of property,
plant and equipment and
prepayment of land leases
設備投資(投資CF)
-660 -520 -838 -905 -790
Additions of intangible assets
無形資産投資(投資CF)
-421 -2636 -2716 -4274 -6015
Acquisition of subsidiaries
子会社買収(投資CF)
-2163 -1042 -36 -341 -402
New bank loans
銀行借入(財務CF)
10598 12581 12961 13599 22767
Repayment of bank loans
銀行借入返済(財務CF)
-3806 -6361 -5296 -6553 -8676
Proceeds from issue of shares
増資(財務CF)
659 0 0 9961 0
Capital contributions received by
non-controlling shareholders
増資(財務CF)
137 214 3727 276 924
Interest paid
利息支払(財務CF)
-457 -645 -919 -1367 -1799
Dividend paid to
equity holders of the Company
配当支払(財務CF)
-560 -874 -1120 -1075 -1535

売上+37%増に対して、最終利益+20%増と利益率が減少しました。

後で詳細にみますが、利益率の低い建設事業の割合が増えて、
利益率の高い運営事業の割合が減少したことが主因と思われます。


(PPPモデルにより)営業CFのマイナスが拡大しています。


また、EPSが前年比マイナスになっています。
増益にもかかわらず、増資による株式数増加でEPSが減少しました。

■事業別業績


事業別売上のグラフをまとめて3つ。







建設の売上比率が増えていると思います。

当社の場合、各事業の利益率が非開示ですが、
近い業種の(00371)北控水務の利益率で見てみると、
建設の粗利率が最も低くなっています。



それを踏まえて各利益率を比べてみると




2019年は粗利率から下がっています。

なので、利益率の低い建設事業の割合が増えたことが
利益率減少の主因と思われます。


報道によると、決算説明会で、
「建設サービス収益の増加、人件費の増加、排出基準の上昇による運用コスト増加」
があがっていたようです。

■1株利益と配当


2019年は増資の影響で株数が増加しました。
(営業CFがマイナスであることが根本の要因と思います。)




報道によると、決算説明会で、
「今後3年間の設備投資は、資本の調達を考慮せず、内部資源と借入によって賄う」
と説明されたようです。



ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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