18年減配していない(00900)イオンクレジットについて
イオン系。香港でクレカ、カードローン、保険等を行っていますが、
2019年は株価がとても下がっています。
リーマンショック級の業績悪化と、減配リスクを
加味した株価ていう可能性を感じてますので、考察してみました。
実績PER 6倍
実績配当利回り 7.1%
時価総額 約360億円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・2月末決算締め
・期末配当 権利落 6月下旬→支払 7月中旬
・中間配当 権利落 10月中旬→支払 10月下旬
※【2018】中国 連続減配なし銘柄(10年以上)
■業績の推移
6か月ごとの売上と当期純利益の推移です。
利益率の増減が結構あります。
ですが、費用(貸倒損失、貸倒引当金繰入:Impairment losses and impairment allowances)
を当期純利益に足しこんでみると見え方が違って、
変動がそこまで大きくないのです。
また、利益への影響が最も大きいのは、貸倒損失、貸倒引当金繰入といえるでしょう。
■業績の失業率との関係
貸倒損失、貸倒引当金繰入が決まる要因は、
会社コメントの通り、失業率に依存するのではないかと思います。
The Group will closely monitor the development and take precautionary measures accordingly, especially on the potential increase in unemployment rate, which may accelerate the deterioration in credit quality in the second half.
貸倒率と香港失業率の推移です。
貸倒率=貸倒損失、引当金繰入/営業債権
香港失業率=香港政府から発表されている2月、8月の失業率
営業債権はGross advances and receivablesを使っています。
貸倒率と香港失業率の推移がほぼ一致します。
■業績と株価の考察
失業率が過去10年(の2月、8月)で最も悪化したのが、
2009年リーマンショックのころで5.4%でした。
そのときの貸倒率も最も高く、4.4%でした。
過去10年で最も悪化したデータをもとにシミュレーションしてみました。
いまの株価HK$6.21で、予想PERが13.52倍。
金融銘柄のPERがだいたい10倍~15倍と考えると、
最悪を想定した下値は
下がってもあと10%~20%くらいではないかと感じます。
年末(12/30)に3Qの決算発表予定です。
営業債権が香港デモと関係なく?減っていて
長期的に有望か?という懸念もありますが、
決算次第で、安値からの戻しをとれるチャンスかもしれないです。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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