(MO)アルトリアの2019年4Q決算を確認します。
結論は、他に良い銘柄がみつかれば売る方向で考えています。
(ただ、お上(FDA)次第とも・・・)
■業績
・損益計算書
2018年 4Q時点 | 2019年 1Q時点 | 2019年 2Q時点 | 2019年 3Q時点 | 2019年 4Q時点 | |
Net Revenues 売上 |
25364 | 25110 -1.0% | |||
Diluted EPS EPS |
3.68 (実績) |
-0.70 (実績) | |||
Adjusted Diluted EPS 調整後EPS 2019年 |
3.99 (実績) |
4.15~4.27 +4%~+7% (予想) |
4.15~4.27 +4%~+7% (予想) |
4.19~4.27 +4%~+7% (予想) |
4.22 +5.8% (実績) |
Adjusted Diluted EPS 調整後EPS 2020年 |
4.39~4.51 +4%~+7% (予想) | ||||
Adjusted Diluted EPS 調整後EPS 2020-2022年 |
+7%~+9% (予想) |
+7%~+9% (予想) |
+5%~+8% (予想) |
+4%~+7% (予想) | |
Total Shipment Volume タバコ出荷数 2019年 |
-3.5%~ -5.0% (予想) |
-4.0%~ -5.0% (予想) |
-5.0%~ -6.0% (予想) |
-5.0%~ -6.0% (予想) |
-5.5% (実績) |
Total Shipment Volume タバコ出荷数 2020年 |
-4.0%~ -6.0% (予想) | ||||
Total Shipment Volume タバコ出荷数 2019-2023年 |
-4.0%~ -5.0% (予想) |
-4.0%~ -5.0% (予想) |
-4.0%~ -6.0% (予想) |
-4.0%~ -6.0% (予想) |
JUULの収益見通しが悪化し、JUUL株が減損されました。
今後3年間、JUULからの収益貢献は期待していないようです。
We don’t currently expect to receive equity earnings contributions from JUUL over the next three years.その結果、JUUL株は当初の投資額の3分の1になりました。
・$12.8B→$4.2B
それに伴い、調整後EPS(2020-2022年)の見通しも、+4%~+7%に減額されました。
■JUULの減速
JUULの出荷が前年比で+3%の成長に減速しています。
さらに、Q&Aで会社コメントがありました。
I think with regard to e-vapor, it's hard to precisely predict what's going to happen to that category.
But if you just turn to the fourth quarter of this year, its year-over-year growth rate was only 3%.
And I think that we really expect that we're going to see a continued slowdown or even maybe a decline in the e-vapor category over the next couple of years.
「電子タバコは予測困難であるが、3%の低成長あるいは減少が数年続くかもしれない」
ざっくり、こんな感じに理解しました。
また、そもそもJUUL以外の電子タバコは
ほとんど成長していないのではないか?とグラフから感じました。
(ここは、米国タバコ他社の決算も見てみないとわかりません)
■期待成長率の低下
<高成長は難しいかも>
2022年までのEPS成長率見通しが+4%~+7%となりましたが、過去数年は+8%前後で推移していました。
過去の平均PERが14倍程度でしたが、
期待成長率の低下によって、PER水準が11倍程度に切り下がった説があります。
ブログ主の感覚ですが、
電子タバコに対する期待値がほぼ0になっています。
<逆にこれ以上悪化する確率も低いのでは?>
アナリストによっては「目先の下振れリスクが後退した」と目標株価を引き上げた報道もされていました。
今回のQ&Aで、「タバコの価格弾力性が-0.3」というやりとりがあり、
(つまり値上げしても需要がほとんど減らない)
And the price elasticity has held at that negative 0.3 coefficient.
たしかにこれまで通り、喫煙者の自然減を値上げで補うことで
紙タバコだけでも数%の成長は可能だろうと感じました。
<総合的に考えると売り方向?>
最後に、ブログ主なりに売りを考えている理由はリスクリターンのバランスが取れなくなってきたと感じました。
・ブログ主のこの銘柄の期待リターン10%に届かない
・JUUL訴訟、のれん、負債の大きさのリスクが依然大きい
・(ただ、高配当は魅力的)
PF内の高配当枠資金で購入した銘柄なので、取り扱いが悩ましいです。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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