2020/03/19

(02688)新奥能源 配当2.8%


(02688)新奥能源について


予想PER 11倍
予想配当利回り 2.8%
時価総額 約1兆円


スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末一括配当 権利落 5月下旬→支払 7月下旬


■どんな会社?


中国本土で都市ガス供給大手。

昔から沿海部に強い。



また、都市ガス供給のほかは、家庭用ガスストーブや給湯器、
企業用ガス発電設備(従来の石炭発電を置き換えるもの)等の
付加価値サービス(Value added business)が成長しており、
全社売上の10%に近くなってきている。





■配当履歴


2004 0.0271(-)
2005 0.0481(+77%)
2006 0.0775(+61%)
2007 0.1342(+73%)
2008 0.1771(+32%)
2009 0.2165(+22%)
2010 0.3401(+57%)
2011 0.3623(+6%)
2012 0.4220(+16%)
2013 0.4800(+13%)
2014 0.8300(+72%)
2015 0.7600(-8%)
2016 0.8300(+9%)
2017 1.0800(+30%)
2018 1.1900(+10%)
2019 1.6700(+40%)

減配は2015年の1回のみ。
毎年高い増配率を達成してきています。





■業績


・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年2016年2017年2018年2019年
Revenue
売上
32063
(-)
34103
(+6%)
48269
(+41%)
60698
(+25%)
70183
(+15%)
Profit attributable to
Owners of the parent
最終利益
2036
(-)
2151
(+5%)
2802
(+30%)
2818
(+0%)
5670
(+101%)
Net cash flows from operating activities
営業CF
4716 5366 6093 8294 11690
Net cash flows used in investing activities
投資CF
-6862 -3840 -4532 -6602 未発表
Net cash flows used in financing activities
財務CF
-1018 -1736 -708 -1774 未発表
Purchases of property, plant and equipment
設備投資(投資CF)
-2514 -3049 -4527 -5918 未発表
Net cash outflow on acquisition of
subsidiaries and businesses
子会社買収(投資CF)
-95 -49 -91 -488 未発表
Investments in joint ventures
associates
子会社買収(投資CF)
-149 -299 -280 -1174 未発表
Interest paid
金利支払(財務CF)
-624 -668 -562 -748 未発表
Dividends paid
配当支払(財務CF)
-1211 -1228 -1443 -1489 未発表

2019年の売上は+15%の増収でした。
ガス販売量が+15%増の270億立方メートルになりました。
内訳は、家庭用、商業・産業用(こちらがメイン)ともに+15%増でした。


最終利益は+101%の増益でした。
為替や証券の評価損益を除いたコア利益は+18%の増益でした。

都市ガス供給の利益率が若干下がったものの、
セグメント利益率が60%越えの付加価値サービス(Value added business)が
大幅に増収増益でした。


■ガス販売量とマージン


ガス販売量の推移です。




成長率がやや下がりました。



マージンの推移です。




マージンはほぼ一定です。


2020年の会社見通しは、
販売量が+12%~+15%、マージンは前年並みです。




決算後、会社見通しにあわせるように、
売上のアナリストコンセンサス予想が
+20%増以上から、+15%増程度に引き下げられています。


■コロナウイルスの影響


コロナウイルスの影響の説明がありました。




・2月のガス販売量に影響があった
家庭用ガス販売量が激増し、商業用・産業用、自動車用の落ち込みを相殺した
・2月に商業・産業の企業は活動停止していたが、以降で取り返せる見込み

→下表によると、家庭用ガス価格が最も安いので、当社の売上にはマイナスですね。




会社見通しによるとコア利益+15%を見込んでいます。
また、コア利益に対する配当性向を32%以上を見込んでいます。(2019年は32%)

ということで、会社見通し通りに推移すれば
2020年も+15%の増配を期待できそうです。



ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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