(02688)新奥能源について
予想PER 11倍
予想配当利回り 2.8%
時価総額 約1兆円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末一括配当 権利落 5月下旬→支払 7月下旬
■どんな会社?
中国本土で都市ガス供給大手。
昔から沿海部に強い。
また、都市ガス供給のほかは、家庭用ガスストーブや給湯器、
企業用ガス発電設備(従来の石炭発電を置き換えるもの)等の
付加価値サービス(Value added business)が成長しており、
全社売上の10%に近くなってきている。
■配当履歴
2004 0.0271(-)
2005 0.0481(+77%)
2006 0.0775(+61%)
2007 0.1342(+73%)
2008 0.1771(+32%)
2009 0.2165(+22%)
2010 0.3401(+57%)
2011 0.3623(+6%)
2012 0.4220(+16%)
2013 0.4800(+13%)
2014 0.8300(+72%)
2015 0.7600(-8%)
2016 0.8300(+9%)
2017 1.0800(+30%)
2018 1.1900(+10%)
2019 1.6700(+40%)
減配は2015年の1回のみ。
毎年高い増配率を達成してきています。
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
Revenue 売上 |
32063 (-) |
34103 (+6%) |
48269 (+41%) |
60698 (+25%) |
70183 (+15%) |
Profit attributable to Owners of the parent 最終利益 |
2036 (-) |
2151 (+5%) |
2802 (+30%) |
2818 (+0%) |
5670 (+101%) |
Net cash flows from operating activities 営業CF |
4716 | 5366 | 6093 | 8294 | 11690 |
Net cash flows used in investing activities 投資CF |
-6862 | -3840 | -4532 | -6602 | 未発表 |
Net cash flows used in financing activities 財務CF |
-1018 | -1736 | -708 | -1774 | 未発表 |
Purchases of property, plant and equipment 設備投資(投資CF) |
-2514 | -3049 | -4527 | -5918 | 未発表 |
Net cash outflow on acquisition of subsidiaries and businesses 子会社買収(投資CF) |
-95 | -49 | -91 | -488 | 未発表 |
Investments in joint ventures associates 子会社買収(投資CF) |
-149 | -299 | -280 | -1174 | 未発表 |
Interest paid 金利支払(財務CF) |
-624 | -668 | -562 | -748 | 未発表 |
Dividends paid 配当支払(財務CF) |
-1211 | -1228 | -1443 | -1489 | 未発表 |
2019年の売上は+15%の増収でした。
ガス販売量が+15%増の270億立方メートルになりました。
内訳は、家庭用、商業・産業用(こちらがメイン)ともに+15%増でした。
最終利益は+101%の増益でした。
為替や証券の評価損益を除いたコア利益は+18%の増益でした。
都市ガス供給の利益率が若干下がったものの、
セグメント利益率が60%越えの付加価値サービス(Value added business)が
大幅に増収増益でした。
■ガス販売量とマージン
ガス販売量の推移です。
成長率がやや下がりました。
マージンの推移です。
マージンはほぼ一定です。
2020年の会社見通しは、
販売量が+12%~+15%、マージンは前年並みです。
決算後、会社見通しにあわせるように、
売上のアナリストコンセンサス予想が
+20%増以上から、+15%増程度に引き下げられています。
■コロナウイルスの影響
コロナウイルスの影響の説明がありました。
・2月のガス販売量に影響があった
・家庭用ガス販売量が激増し、商業用・産業用、自動車用の落ち込みを相殺した
・2月に商業・産業の企業は活動停止していたが、以降で取り返せる見込み
→下表によると、家庭用ガス価格が最も安いので、当社の売上にはマイナスですね。
会社見通しによるとコア利益+15%を見込んでいます。
また、コア利益に対する配当性向を32%以上を見込んでいます。(2019年は32%)
ということで、会社見通し通りに推移すれば
2020年も+15%の増配を期待できそうです。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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