2020/04/02

(00788)中国鉄塔 配当1.3% 2019年期末決算


(00788)中国鉄塔 配当1.3% 2019年期末決算を確認します。


■業績


四半期ごとの業績です。

サイト数テナント数売上当期純利益
2018 1Q17244380
2Q1879275818091830
3Q1917286518307751
4Q1947.63009.218177689
2019 1Q1967.53076.2188971284
2Q19543082190831264
3Q1973.93165190611325
4Q19943239193871349

2019年の売上は+6%の増収でした。

四半期ごとに見ても、テナント数の増加に伴い着実に売り上げが増えており、
景気の影響をかなり受けにくいビジネスモデルと感じます。

また、「発表時点でコロナウイルスの影響はなし。」とコメントされていました。
As at the date of this announcement, the Company was not aware of material adverse effects on the financial statements as a result of the COVID-19 outbreak.




■大手キャリア3社の設備投資計画


当社は中国移動、中国テレコム、中国ユニコムからの売上が90%以上を占めます。
3社の2020年の設備投資計画を確認します。




2019年は、3社合計の設備投資実績が+4.5%、
中国鉄塔の売上実績が+6.4%でした。

2020年の3社合計の設備投資予定が+11.7%です。


設備投資の詳細な費目のうち、どれが中国鉄塔向けかわかりませんが、
ここから考察すると、中国鉄塔の2020年売上成長率は
+10%前後期待できそうな感じがします。


■テナント率と営業利益率


テナント率(tenancy ratio)が上がると、利益率が向上します。




おおよそテナント率が0.1ポイント上昇すると、
営業利益率が2.0ポイント比例的に上昇しました。

※会計基準の変更で営業費用の一部が、経常費用に変更され
営業利益がやや大きくなっています。
(が、テナント率と営業利益は本来指数的に増えると思います。)




また、決算後の電話会議に関する報道で
2022年までにテナント率1.72を達成する自信がある」と報道されていました。

それらを総合的に考えて、業績を予測してみました。




そうすると、2022年までの平均成長率(CAGR)が+10%~+15%になりました。
(なお、アナリストコンセンサス予想はもう少し高いです。)



業績リスクが少なくて(と感じていて)、この成長率からすると、
ブログ主的には高くてもPER30倍が買える限度と思っています。

もう少し株価が安くなってくれれば買いたい銘柄です。



ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





0 コメント:

コメントを投稿