隠れ連続増配銘柄の(01044)恒安国際集団について
予想PER 16倍
予想配当利回り 4.1%
時価総額 約1兆0900億円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末配当 権利落 5月下旬→支払 6月上旬
・中間配当 権利落 9月中旬→支払 10月上旬
※【2018】中国 連続増配銘柄(10年以上)
■どんな会社?
生理用品、ティッシュ、トイレットペーパー、おむつ、
家庭用掃除用品を生産、販売します。
中国での売上が90%を越えます。
中国以外では、フィリピン、インドネシア、シンガポール、アメリカ、
ロシア等、45か国に進出しています。
■配当履歴
2000 0.180 HKD
2001 0.200 HKD(+11%)
2002 0.180 HKD(-10%)
2003 0.220 HKD(+22%)
2004 0.220 HKD(+0%)
2005 0.280 HKD(+27%)
2006 0.430 HKD(+53%)
2007 0.600 HKD(+39%)
2008 0.720 HKD(+20%)
2009 1.100 HKD(+52%)
2010 1.300 HKD(+18%)
2011 1.350 HKD(+3%)
2012 1.700 HKD(+25%)
2013 1.850 HKD(+8%)
2014 2.000 HKD(+8%)
2015 2.100 HKD(+5%)
↓↓人民元表記に変更↓↓
2016 1.950 RMB(-7%):2.2790 HKD
2017 2.100 RMB(+7%):2.3970 HKD
2018 2.200 RMB(+4%):2.5728 HKD
2019 2.250 RMB(+2%):2.4834 HKD
2016年から会社発表の配当表記が香港ドルから人民元に変わりました。
2005年以降、実質15年連続増配しています。
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
Revenue 売上 |
18662 (-21%) |
19277 (+3%) |
18079 (-6%) |
20513 (+13%) |
22492 (+9%) |
Depreciation of property, plant and equipment 減価償却費 |
571 | 626 | 666 | 721 | 745 |
Profit for the year attributable to Shareholders of the Company 当期純利益 |
3259 (-16%) |
3596 (+10%) |
3794 (+5%) |
3799 (+0%) |
3907 (+2%) |
Net cash generated from operating activities 営業CF |
3470 | 4086 | 4026 | 3961 | 3415 |
Net cash used in investing activities 投資CF |
-1224 | -1780 | -3547 | -895 | 1113 |
Net cash generated from financing activities 財務CF |
-5134 | -2390 | 952 | 953 | -6538 |
Interest received 金利受取(投資CF) |
524 | 369 | 409 | 690 | 1037 |
Purchase of property, plant and equipment, intangible assets, and land use rights, including additions of construction-in-progress 設備投資(投資CF) |
-867 | -901 | -888 | -701 | -898 |
Acquisition of subsidiaries, net of cash acquired 子会社買収(投資CF) |
0 | 0 | -79 | -110 | -39 |
Investment in associates 関連会社投資(投資CF) |
0 | 0 | 0 | -101 | 0 |
Interest paid 金利支払(財務CF) |
-297 | -261 | -358 | -571 | -808 |
Buy-back of shares 自社株買(財務CF) |
-387 | -719 | 0 | -590 | -215 |
Dividend paid 配当支払(財務CF) |
-2068 | -2197 | -2470 | -2593 | -2617 |
2019年の増収率は+9%でした。
主力のティッシュ事業が+12%、生理用品-1%、おむつ-6%でした。
2019年の増益率は+2%でした。
原料のパルプ安により粗利が+10%増益でした。
広告費が2倍以上に増えて、営業利益は+4%増益でした。
また、ブログ主が中間決算時点で営業キャッシュフローが
かなり減少していることを懸念(株買いを躊躇)していましたが、
通期では、例年並みの水準でした。
■2020年見通し
同業他社の(ほぼ中国のみの)業績です。
2019年は各社とも1桁台の売上成長でした。
恒安国際は、2020年上期も原料パルプ価格が安いままであることを見込んでいます。
The Group expects the wood pulp prices to stay at the low levels in 1H 2020, helping further improve the gross profit margin
ユニ・チャームは、2/13時点で+1~+5%の売上高伸長率を見込んでいます。
■おむつ事業
おむつ事業は、ここ数年減収が続いていましたが、
2020年にも増収に転じる可能性を感じました。
2015年ごろからオンライン販売(EC)へ注力し始めました。
売上もその頃から高水準の減収が続いています。
原因は、オンライン販売のほうがやや単価を安く販売してるのではないかと推測します。
Gross profit margin dropped to around 46.9% (2016: 50.8%) due to increased prices of major raw material petrochemical products and price gap between e-commerce channel and traditional channel
(2017年決算説明より)
2019年まで毎年オンライン販売の売上比率が増加してきました。
言い換えると、単価の安いオンライン販売が伸びて、
単価の高い店舗販売が縮小していたと推測します。
ただ、2019年中間、期末はともに「オンライン販売比率40%以上」という表現でした。
つまり、価格ミックスがもうそれほど変わらないのなら、
数量増によって、増収となる可能性が生じるのでは?と感じました。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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