2020/04/19

(01044)恒安国際集団 2019年期末決算 配当4.1%


隠れ連続増配銘柄の(01044)恒安国際集団について


予想PER 16倍
予想配当利回り 4.1%
時価総額 約1兆0900億円


スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末配当 権利落 5月下旬→支払 6月上旬
・中間配当 権利落 9月中旬→支払 10月上旬


【2018】中国 連続増配銘柄(10年以上)



■どんな会社?


生理用品、ティッシュ、トイレットペーパー、おむつ、
家庭用掃除用品を生産、販売します。



中国での売上が90%を越えます。



中国以外では、フィリピン、インドネシア、シンガポール、アメリカ、
ロシア等、45か国に進出しています。




■配当履歴


2000 0.180 HKD
2001 0.200 HKD(+11%)
2002 0.180 HKD(-10%)
2003 0.220 HKD(+22%)
2004 0.220 HKD(+0%)
2005 0.280 HKD(+27%)
2006 0.430 HKD(+53%)
2007 0.600 HKD(+39%)
2008 0.720 HKD(+20%)
2009 1.100 HKD(+52%)
2010 1.300 HKD(+18%)
2011 1.350 HKD(+3%)
2012 1.700 HKD(+25%)
2013 1.850 HKD(+8%)
2014 2.000 HKD(+8%)
2015 2.100 HKD(+5%)
↓↓人民元表記に変更↓↓
2016 1.950 RMB(-7%):2.2790 HKD
2017 2.100 RMB(+7%):2.3970 HKD
2018 2.200 RMB(+4%):2.5728 HKD
2019 2.250 RMB(+2%):2.4834 HKD


2016年から会社発表の配当表記が香港ドルから人民元に変わりました。

2005年以降、実質15年連続増配しています。




■業績


・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年2016年2017年2018年2019年
Revenue
売上
18662
(-21%)
19277
(+3%)
18079
(-6%)
20513
(+13%)
22492
(+9%)
Depreciation of property, plant and equipment
減価償却費
571 626 666 721 745
Profit for the year attributable to
Shareholders of the Company
当期純利益
3259
(-16%)
3596
(+10%)
3794
(+5%)
3799
(+0%)
3907
(+2%)
Net cash generated from operating activities
営業CF
3470 4086 4026 3961 3415
Net cash used in investing activities
投資CF
-1224 -1780 -3547 -895 1113
Net cash generated from financing activities
財務CF
-5134 -2390 952 953 -6538
Interest received
金利受取(投資CF)
524 369 409 690 1037
Purchase of property, plant and equipment,
intangible assets, and land use rights,
including additions of construction-in-progress
設備投資(投資CF)
-867 -901 -888 -701 -898
Acquisition of subsidiaries, net of cash acquired
子会社買収(投資CF)
0 0 -79 -110 -39
Investment in associates
関連会社投資(投資CF)
0 0 0 -101 0
Interest paid
金利支払(財務CF)
-297 -261 -358 -571 -808
Buy-back of shares
自社株買(財務CF)
-387 -719 0 -590 -215
Dividend paid
配当支払(財務CF)
-2068 -2197 -2470 -2593 -2617

2019年の増収率は+9%でした。
主力のティッシュ事業が+12%、生理用品-1%、おむつ-6%でした。




2019年の増益率は+2%でした。
原料のパルプ安により粗利が+10%増益でした。
広告費が2倍以上に増えて、営業利益は+4%増益でした。






また、ブログ主が中間決算時点で営業キャッシュフローが
かなり減少していることを懸念(株買いを躊躇)していましたが、
通期では、例年並みの水準でした。





■2020年見通し


同業他社の(ほぼ中国のみの)業績です。




2019年は各社とも1桁台の売上成長でした。

恒安国際は、2020年上期も原料パルプ価格が安いままであることを見込んでいます。
The Group expects the wood pulp prices to stay at the low levels in 1H 2020, helping further improve the gross profit margin

ユニ・チャームは、2/13時点で+1~+5%の売上高伸長率を見込んでいます。

■おむつ事業


おむつ事業は、ここ数年減収が続いていましたが、
2020年にも増収に転じる可能性を感じました




2015年ごろからオンライン販売(EC)へ注力し始めました。
売上もその頃から高水準の減収が続いています。

原因は、オンライン販売のほうがやや単価を安く販売してるのではないかと推測します。
Gross profit margin dropped to around 46.9% (2016: 50.8%) due to increased prices of major raw material petrochemical products and price gap between e-commerce channel and traditional channel

(2017年決算説明より)

2019年まで毎年オンライン販売の売上比率が増加してきました。

言い換えると、単価の安いオンライン販売が伸びて、
単価の高い店舗販売が縮小していたと推測します。


ただ、2019年中間、期末はともに「オンライン販売比率40%以上」という表現でした。

つまり、価格ミックスがもうそれほど変わらないのなら、
数量増によって、増収となる可能性が生じるのでは?と感じました。



ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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