2019/11/02

(MO)アルトリアの2019年3Q決算確認


(MO)アルトリアの2019年3Q決算を確認します。

結論は、
ポートフォリオの2~3%保有していて
売るかどうか迷ってましたが、ホールドを続けることにしました。

■業績


・損益計算書
2018年
3Q時点
2018年
4Q時点
2019年
1Q時点
2019年
2Q時点
2019年
3Q時点
Net Revenues
売上
6837 - - - 6856
Diluted EPS
EPS
1.03 - - - -1.39
Adjusted Diluted EPS
調整後EPS
1.08 - - - 1.19
調整後EPS予想
2019年
- 4.15~4.27
+4%~+7%
4.15~4.27
+4%~+7%
4.15~4.27
+4%~+7%
4.19~4.27
+5%~+7%
調整後EPS予想
2020-2022年
- - +7%~+9% +7%~+9% +5%~+8%
タバコ出荷数
2019年予想
- -3.5%~
-5.0%
-4.0%~
-5.0%
-5.0%~
-6.0%
-5.0%~
-6.0%
タバコ出荷数
2019-2023年予想
- -4.0%~
-5.0%
-4.0%~
-5.0%
-4.0%~
-6.0%
-4.0%~
-6.0%


紙タバコが+0.2%の増収等で、トータル+0.3%の増収でした。

投資先のJUUL株を-$4500M減損したため、減益(赤字)になりました。

減損等の特殊な損益を除いた調整後EPSは、+10.2%の増益でした。


2019年通期の調整後EPS予想は下限が$4.15→$4.19へ上方修正されました。
2022年までの年平均成長率は「+7%~+9%」から「+5%~+8%」へ下方修正されました。




■タバコ出荷数と単価の推移


タバコ出荷数と単価の推移です。



単価は、売上÷出荷数で独自に算出しています。

タバコ出荷数が1Q+2Qで-6.9%減でした。
3Qはかなり値上げしたにもかかわらず、
出荷数-6.5%減とやや減少幅が少なくなっています。

つまり、ブログ主的には1Q、2Qまでは値上げしても
数量減ペースに追い付かない状態に陥ってしまったと考えていたのですが、
3Qの決算で、数量減は値上げでカバーできる2018年までの状態に
戻ったと感じました。




■JUULの減損


JUULの減損については、コメントがありました。
While there was no single determinative event or factor, Altria considered in totality the following indicators of impairment

・the increased likelihood of a United States Food and Drug Administration compliance policy prohibiting the sale of certain flavored e-vapor products in the U.S. market without a pre-market authorization

・various e-vapor bans put in place by certain states and cities in the U.S. and in certain international markets, coupled with the increased potential for additional bans in the future

・and the impact of heightened adverse publicity, including recent news reports and public health advisories concerning vaping-related lung injuries and deaths

米国FDA問題や、米国外ではインド等で電子タバコが禁止されたこと、
健康被害の問題等、今あるいろいろを考慮して減損を決めたようです。


減損額ですが、アルトリア決算の1か月ほど前に、
別のヘッジファンドの減損報道で-37%減でしたが、
アルトリアの決算は-35%減でした。



ブログ主の感想ですが、このJUULの減損(=将来の利益見通し減少)により、
2022年までの調整後EPS予想を下方修正したと思います。

JUUL買収時のアルトリア資料を見直したところ、
減損した額と、調整後EPSの減少額が近い数字に思えましたので。



■まとめ


紙タバコで業績の土台を固めて、
iQOSとJUULで上積みを見るっていう感覚に戻ったので
もう少しホールドすることにしました。


配当方針がこれなので、
Altria expects to maintain a dividend payout ratio target of approximately 80% of adjusted diluted EPS during this period.

「調整後希薄化後EPS」で配当性向80%が維持されるなら
今後の増配期待も+7%~+9%から、
+5%~+8%に減ってしまったのは残念なのですが、
債権感覚でホールドしてるところもあるので
増配してくれるのはありがたいです。






ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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