2020/07/18

(00384)チャイナガス 連続増配12年 配当2.4% 2020年


連続増配12年(00384)チャイナガスについて

予想PER 11倍
予想配当利回り 2.4%
時価総額 約1.7兆円


スケジュールはだいたい以下の通りです。
・3月末決算締め
・期末配当 権利落 8月下旬→支払 9月下旬
・中間配当 権利落 1月中旬→支払 1月下旬

【2019】中国 連続増配銘柄(10年以上)


■どんな会社?


中国全土で都市ガス(天然ガス)と、LPG(液化石油ガス)を供給します。

LPGは、輸入からエンドユーザーへの供給まで行っており、
工場や、商業施設、家庭に供給されます。




↓都市ガス供給エリア




↓LPG供給エリア





ガス管新規接続による成長と、買収による成長で持続的な成長を続けています。


■配当履歴


2006 0.0100
2007 0.0120(+20%)
2008 0.0120(+0%)
2009 0.0140(+16%)
2010 0.0170(+21%)
2011 0.0220(+29%)
2012 0.0392(+78%)
2013 0.0848(+116%)
2014 0.1206(+42%)
2015 0.1615(+33%)
2016 0.1946(+20%)
2017 0.2500(+28%)
2018 0.3500(+40%)
2019 0.4400(+25%)
2020 0.5000(+13%)

2020年の増配で12年連続増配になりました。





■業績


・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2016年2017年2018年2019年2020年
Revenue
売上
29496
(-6%)
31993
(+8%)
52831
(+65%)
59386
(+12%)
59539
(+0%)
Profit for the year attributable to
Owners of the Company
当期純利益
2273
(-32%)
4147
(+82%)
6095
(+47%)
8224
(+34%)
9188
(+11%)
Net cash generated from operating activities
営業CF
5862 4116 6445 10116 6485
Net cash used in investing activities
投資CF
-4001 -4112 -7168 -11032 -9454
Net cash from financing activities
財務CF
-1327 -520 3908 6334 -2661
Additions of property,
plant and equipment
設備投資(投資CF)
-2722 -2639 -6340 -8602 -6795
Acquisition of subsidiaries, net of
cash and cash equivalents acquired
子会社買収(投資CF)
-214 -366 -448 184 -475
Additions of investments
in joint ventures
合弁会社買収(投資CF)
-370 -25 -28 -2353 -237
Interest paid
金利支払(財務CF)
-840 -963 -1048 -1454 -1841
Dividend paid
配当支払(財務CF)
-942 -953 -1391 -1776 -2400

2020年の売上はほぼ横ばいでした。

ガス販売量が上期+7.8&、下期-1.1%と伸び悩み
売上はほぼ横ばいでした。



決算説明会で、月次のガス販売量説明が行われたようです。

2-3月:-13%
4月:+8%
5月:+10%
6月:さらに回復

(書き入れ時の冬場にガス販売が減少したのは痛かったです。)


■新規契約数の鈍化?


新規契約数の6か月ごと推移です。




家庭向け、工業向けが前年比マイナスでした。

特に、
家庭向け(Township gas projects:石炭からガスキャンペーン)は下期+16.5%に対して、
家庭向け(City gas projects:従来の都市ガスプロジェクト)は下期-22.2%でした。


パイプライン建設工事がコロナの影響で1か月以上遅れたようなので、
それによる影響なのか?

あるいは、単価の高い「Township gas projects:石炭からガスキャンペーン」
のほうに注力したのか?




次回以降の決算見ていかないとわからないですね。


■新規事業「マイクロパイプライン」


新たな顧客獲得を目指して?、
新規事業「マイクロパイプライン」が発表されました。





おそらくプロパンガスみたいなもので、
「パイプラインを建設できない地域等に向けて、短期で設置可能。
なので、すぐに接続料の徴収が可能」
なようです。


まずは50万新規顧客を目指すということで、
契約済み顧客が3500万件、新規契約顧客が550万件に対する影響は
大きくはなさそうです。





■翌年の見通し


会社発表の翌年の見通しです。




ブログ主的にもっともショックだったのが、
来年のガス販売量見通しが+15%と、
例年より引き下げられた
ことでした。


とはいえ、ホルダーのひいき目かもしれませんが、
これまでの感覚だと、来期予想PER14~15倍で、
株価30HKD近くあってもよさそうかなと感じてます。







ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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