連続増配12年(00384)チャイナガスについて
予想PER 11倍
予想配当利回り 2.4%
時価総額 約1.7兆円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・3月末決算締め
・期末配当 権利落 8月下旬→支払 9月下旬
・中間配当 権利落 1月中旬→支払 1月下旬
※【2019】中国 連続増配銘柄(10年以上)
■どんな会社?
中国全土で都市ガス(天然ガス)と、LPG(液化石油ガス)を供給します。
LPGは、輸入からエンドユーザーへの供給まで行っており、
工場や、商業施設、家庭に供給されます。
↓都市ガス供給エリア
↓LPG供給エリア
ガス管新規接続による成長と、買収による成長で持続的な成長を続けています。
■配当履歴
2006 0.0100
2007 0.0120(+20%)
2008 0.0120(+0%)
2009 0.0140(+16%)
2010 0.0170(+21%)
2011 0.0220(+29%)
2012 0.0392(+78%)
2013 0.0848(+116%)
2014 0.1206(+42%)
2015 0.1615(+33%)
2016 0.1946(+20%)
2017 0.2500(+28%)
2018 0.3500(+40%)
2019 0.4400(+25%)
2020 0.5000(+13%)
2020年の増配で12年連続増配になりました。
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | |
Revenue 売上 |
29496 (-6%) |
31993 (+8%) |
52831 (+65%) |
59386 (+12%) |
59539 (+0%) |
Profit for the year attributable to Owners of the Company 当期純利益 |
2273 (-32%) |
4147 (+82%) |
6095 (+47%) |
8224 (+34%) |
9188 (+11%) |
Net cash generated from operating activities 営業CF |
5862 | 4116 | 6445 | 10116 | 6485 |
Net cash used in investing activities 投資CF |
-4001 | -4112 | -7168 | -11032 | -9454 |
Net cash from financing activities 財務CF |
-1327 | -520 | 3908 | 6334 | -2661 |
Additions of property, plant and equipment 設備投資(投資CF) |
-2722 | -2639 | -6340 | -8602 | -6795 |
Acquisition of subsidiaries, net of cash and cash equivalents acquired 子会社買収(投資CF) |
-214 | -366 | -448 | 184 | -475 |
Additions of investments in joint ventures 合弁会社買収(投資CF) |
-370 | -25 | -28 | -2353 | -237 |
Interest paid 金利支払(財務CF) |
-840 | -963 | -1048 | -1454 | -1841 |
Dividend paid 配当支払(財務CF) |
-942 | -953 | -1391 | -1776 | -2400 |
2020年の売上はほぼ横ばいでした。
ガス販売量が上期+7.8&、下期-1.1%と伸び悩み
売上はほぼ横ばいでした。
決算説明会で、月次のガス販売量説明が行われたようです。
2-3月:-13%
4月:+8%
5月:+10%
6月:さらに回復
(書き入れ時の冬場にガス販売が減少したのは痛かったです。)
■新規契約数の鈍化?
新規契約数の6か月ごと推移です。
家庭向け、工業向けが前年比マイナスでした。
特に、
家庭向け(Township gas projects:石炭からガスキャンペーン)は下期+16.5%に対して、
家庭向け(City gas projects:従来の都市ガスプロジェクト)は下期-22.2%でした。
パイプライン建設工事がコロナの影響で1か月以上遅れたようなので、
それによる影響なのか?
あるいは、単価の高い「Township gas projects:石炭からガスキャンペーン」
のほうに注力したのか?
次回以降の決算見ていかないとわからないですね。
■新規事業「マイクロパイプライン」
新たな顧客獲得を目指して?、
新規事業「マイクロパイプライン」が発表されました。
おそらくプロパンガスみたいなもので、
「パイプラインを建設できない地域等に向けて、短期で設置可能。
なので、すぐに接続料の徴収が可能」なようです。
まずは50万新規顧客を目指すということで、
契約済み顧客が3500万件、新規契約顧客が550万件に対する影響は
大きくはなさそうです。
■翌年の見通し
会社発表の翌年の見通しです。
ブログ主的にもっともショックだったのが、
来年のガス販売量見通しが+15%と、
例年より引き下げられたことでした。
とはいえ、ホルダーのひいき目かもしれませんが、
これまでの感覚だと、来期予想PER14~15倍で、
株価30HKD近くあってもよさそうかなと感じてます。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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