2018/12/14

(00425)敏実集団 連続増配13年 配当3.2%

連続増配13年を継続中の敏実集団(ミンスグループ)について

予想PER 13倍
予想配当利回り 3.2%
時価総額 約4500億円

中国 連続増配銘柄(10年以上)の一覧


■どんな会社?

・製品
 自動車の内装部品、外装部品を製造し、各自動車メーカーへOEM供給を行う。
 当社HPに掲載されていた製品イメージは以下のようなもの。

















 アルミ製品を加工する会社と理解。

・顧客
 顧客数が136。世界の自動車メーカーの80%を占める。
 (おそらくここが強み。)

 中国   吉利汽車、広州汽車
 アジア系 日産、トヨタ、ホンダ
 アメリカ GM、フォード
 ヨーロッパ フォルクスワーゲン、バイエルン、
       ダイムラー、フィアット、プジョー

・生産拠点
 中国8、タイ1、アメリカ1、メキシコ1、日本1、ドイツ1


■配当履歴

2005 0.033
2006 0.097(+193%)
2007 0.121(+24%)
2008 0.151(+24%)
2009 0.219(+45%)
2010 0.266(+21%)
2011 0.271(+1%)
2012 0.385(+42%)
2013 0.453(+17%)
2014 0.516(+13%)
2015 0.548(+6%)
2016 0.680(+24%)
2017 0.850(+25%)

■業績

5年間の業績推移。
2013年2014年2015年2016年2017年
売上551066837654939911384
利益9711117127117192025
営業CF5391031104217221875
投資CF-1227-1452-537-476-1428
財務CF688-101-1270-926514
設備投資-816-1099-1147-1133-2009
配当支払-332-394-450-520-676
現金残高41193594276629393849

5年間平均的(CAGR)に2割増益。
配当も平均的に2割増加。
利益のほとんどが設備投資に回る。

地域別売上の推移。
2013年2014年2015年2016年2017年
中国3766
(68.4%)
4129
(61.8%)
4610
(60.2%)
5828
(62.0%)
7002
(61.5%)
北米910
(16.5%)
1506
(22.5%)
1890
(24.7%)
2159
(23.0%)
2304
(20.2%)
欧州423
(7.7%)
608
(9.1%)
667
(8.7%)
829
(8.8%)
1443
(12.7%)
アジア409
(7.4%)
439
(6.6%)
485
(6.3%)
583
(6.2%)
634
(5.6%)

地域ごとの売上の割合は毎年それほど大きな変化はない。
2017年の欧州の伸びが大きい。
アジア(日本?、タイ?)の割合は漸減している。

■感想

過去の利益成長は素晴らしいものであった。
自動車に詳しくないこともあり
競合他社との比較ができてない現段階で、
未来5年でこれまで同様の成長が見込めるかどうか見極めが難しい。


2018/12/12

中国 不動産管理銘柄~業績推移等一覧~

以前調査した不動産管理銘柄の
4社を比較しやすいよう、
いろいろ一覧にしてみました。

2桁成長が当たり前という素敵な世界。


(01778)彩生活服務
(02669)中海物業
(02869)緑城服務
(03319)雅居楽雅生活服務


■指標


銘柄コードPER配当利回
2017実2018予2019予2020予2017実2018予2019予2020予
0177812.510.79.37.13.7%4.7%5.4%7.0%
0266925.018.915.512.61.2%1.6%1.9%2.4%
0286942.034.626.720.40.8%0.9%1.1%1.5%
0331928.518.513.710.30.0%1.4%1.8%2.4%


■業績


表のカッコ内数字は前年比の増減割合です。

~売上編~
銘柄コード売上
2017実2018予2019予2020予
017781629(+21%)3808(+134%)4565(+20%)5472(+20%)
026692796(-5%)3385(+21%)3682(+9%)4173(+13%)
028695140(+38%)7027(+37%)9466(+35%)12807(+35%)
033191761(+41%)4295(+144%)6022(+40%)8210(+36%)

~利益編~
銘柄コード利益
2017実2018予2019予2020予
01778321(+71%)474(+48%)571(+20%)742(+30%)
02669261(+31%)365(+34%)444(+22%)548(+23%)
02869387(+36%)471(+21%)609(+29%)797(+31%)
03319290(+80%)720(+148%)968(+34%)1297(+34%)

~管理面積編~
銘柄コード面積m2物件特徴
2017実2018予2019予2020予
01778436(+10%)538(+23%)591(+10%)651(+10%)居住用。その他用増加中
02669128(+36%)146(+14%)167(+14%)190(+14%)居住用&オフィス用
02869138(+31%)179(+30%)230(+28%)295(+28%)居住用。その他用増加中
0331978(+56%)160(+105%)215(+34%)274(+27%)居住用。オフィス用増加中


・(03319)雅居楽雅生活服務は、大スポンサー(=株主)が唯一2社ある。
 雅居楽集団、緑地集団。

・2018年下期は各社とも社会保険方針の変更によるコスト増で苦しんだ。
 そのリスクは2019年以降も懸念が残る。

・業績成長は、内部成長とM&Aの両輪が基本。
 M&A資金を手元資金で行うか、借入で行うかで会社の方針が違う。
 借入を積極的に行う会社のPERは低め。


中国 不動産管理銘柄1

2018/12/09

プロテスタント国への投資は?

Mヴェーバー著(1905年)の
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」で、
キリスト教(プロテスタント)の教えが近代資本主義を
成立させたとされています。

そこで、現代のプロテスタント国への投資パフォーマンスは
どのくらいか検証してみました。

■プロテスタントの分布


16世紀ごろ宗教改革が発生したイギリス、ドイツを源流として
そこから移住したアメリカ、オーストラリア等に広まっています。




















赤の国   ・・・プロテスタント  & 英語圏
オレンジの国・・・プロテスタント  & 非英語圏
緑の国   ・・・非プロテスタント & 英語圏

■シミュレーションした国・銘柄


同じ通貨(米ドル)で比較できるように
米国上場の各国ETFへ投資したと仮定。

銘柄プロテスタント英語
米国VTI
カナダEWC
イギリスEWU
オーストラリアEWA
南アフリカEZA
ドイツEWG×
日本EWJ××
中国FXI××
世界全体VT
ニュージーランドENZL


■シミュレーション結果


期間は、上場が最も遅いニュージーランドETFにあわせて
2010年~執筆時点(2018年)まで。























開始地点を100とした場合のパフォーマンス。
結果は、以下のとおりです。(赤い字がプロテスタントの国)

1位、2位はプロテスタントの国ですが、
それ以外のプロテスタントの国は下位になっています。
必ずしもプロテスタントの国が優位ではないことがわかります。

 1位 米国 231
 2位 ニュージーランド 173
 3位 世界全体 152
 4位 日本 135
 5位 ドイツ 116
 6位 中国 94
 7位 イギリス 92
 8位 カナダ 92
 9位 オーストラリア 85
10位 南アフリカ 75

米国VTIの構成銘柄にはアップルやマイクロソフトが
含まれますが、海外売上比率が50%を越えています。

その企業で働く方は必ずしもプロテスタントの比率は高くなく
そういった企業をプロテスタントの国の企業と呼ぶのは
そもそも無理があったのかもしれません。

上場先の国×宗教で投資先を選ぶことが今日では
あまり意味を持っていないかもしれない。という結論です。

2018/12/06

(00855)中国水務 連続増配4年 配当2.9% 2018年中間決算

(00855)中国水務 の2018年中間決算について

■会社概要

事業内容は上下水道処理場の建設、管理。
下の図の青い部分のとおり、中国全土へ展開。


















中国水務の会社案内より

2018/5末時点の1日あたり水処理量は8.49mn m3/day。
建設中が1.85mn m3/day。計画中が3.57mn m3/day。
何年後かに、最大で 8.49→13.90(+63%) の水処理量増を見込んでいる。
これはほぼそのまま売上につながると想定されます。

配当を払い始めたのは、2009年から。
その後減配することなく2014年~2018年までは4年連続増配中

2016年あたりから、水処理量、売上が顕著に伸びている。

予想PER 10倍程度
予想配当利回 2.9%

■業績

半年ごとの業績推移は以下のとおりです。








売上、利益をグラフ化したものがこちらです。















EPS(1株利益)、DPS(1株配当)をグラフ化したものがこちらです。














売上の部門別構成は、年々不動産の割合が減少し、
上下水道に集中しています。
 ・上水道 76%
 ・下水道 20%
 ・不動産   2%

売上をさらに分解すると、下水道の建設が大きく伸びております。
建設した設備のうち一定割合が運営業務へシフトしていくことで
安定した売上に変わることを期待できます。

       2017      2018
 上水道運営   1500      1819
 上水道建設   1372      1299

 下水道運営    123        147
 下水道建設    238        654

キャッシュフロー計算書については、12/6時点未開示。

■今後の見通し

While accelerating the pace of merger and acquisition, we will also enhance the cooperation with the local governments to improve the water supply service quality and standard and provide comprehensive and professional water services to our customers

中国水務 2019年中間決算書より
合併・買収のスピードを加速させつつも、
水サービスの質は向上させていきますよ。と。

このコメントは、以下の特徴をベースとしたものと思われます。

2018年3末のキャッシュフロー計算書から、
当社のお金の使い方は新たに施設を建設するよりは、
従来施設の運営権を買収して売り上げる比重が高くなっています。

(00371)北控水務や(00257)中国光大国際は、
建設の比重が高い企業であったかと記憶しています。

こうした点が同業大手他社と違う特徴といえるでしょう。

            2017   2018
本業のもうけ※1       1951   2691
水道施設建設※2     -196    -778
水道運営権買収※3   -1807  -2499
-------------------------------------
配当支払                 -134    -383

※1 Operating profit before working capital changes
※2 Increase in properties under development
※3 Additions of water supply and sewage treatment concession rights

2018/12/05

(00384)チャイナガス 連続増配10年 配当1.7% 2018年中間決算

2008年~2018年まで10年連続増配している
中国ガスの中間決算確認。


(00384)チャイナガス 2018年9月中間決算
2018/11/27発表

■サマリ

                               2017  2018
Revenue                  20875 → 28877 (+38%)
売上
Gross profit               5468 →  6499  (+18%)
粗利益
Profit for the period   3718 →  4597  (+23%)
最終利益
EPS                         68.33 → 84.42 (+23%)
1株配                       0.08  →  0.08

売上は38%増、後述するガス販売量と比例した
伸びを見せており問題なし。

粗利益は18%増であるものの、粗利率が26%から22%へ低下。
部門別の結果からその理由を探ってみます。

■指標

            2017  2018
都市ガスプロジェクト数    342  →  508 (+48%)
ガス販売量                     83億  →  110億 (+32%)

↓ガス販売量の推移
















チャイナガスの 2018年 中間決算説明会資料 より

■部門別売上・利益

                 2017  2018
Sales of piped gas   売上   8468 →  11973 (+41%)
天然ガス販売           利益   1210 →   1498  (+23%)

Gas connection       売上   3923 →   5312 (+35%)
ガス管敷設              利益   1726 →   1921 (+11%)

Sales of LPG           売上   6736 →   9812 (+45%)
LPG販売                 利益     291 →      85 (-70%)


すべての部門で粗利率が減少しています。
天然ガス販売、ガス管敷設は決算書で言及なさそうですが、
ガス仕入価格上昇でしょうか?
LPG販売の利益率はいつも低くぶれやすいのでこんなものかと。

その他の部門では、ガスヒーターや給湯器も販売してますよ。と。


















チャイナガスの 2018年 中間決算説明会資料 より

そしてこの部門は なんとブルーオーシャン!だそうです。

















チャイナガスの 2018年 中間決算説明会資料 より

■今後の会社見通し


















チャイナガスの 2018年 中間決算説明会資料 より

天然ガス販売量を2021年まで毎年25%ずつ増やしていく。
ということは、1.25×1.25×1.25=1.95倍。

LPGも1.33倍。

gross profit of value-added serviceは、
ガスヒーターや給湯器販売が毎年40%-50%成長しますよ。と。

これが達成できれば、2021年に株価$40こえるかも??

中国で給湯器といえば、米国のAOスミスが競合?

■各社株価見通し

中間決算を受けた株価見通し
11/28 UBS           $31 → $33.5 2019-21利益見通1%~3%up
11/28 ドイツ銀行  $31 → $31.5 2019-21利益見通1%~3%up
11/28 Mスタンレー $25 2019-21利益見通$7.7B→$9.7B→$11.3B
11/29 バンカメメリル $18 → $17.8
12/03 野村           $31.8 → $33.8 2019利益見通9%up 20-21 4-6%down

aastocksより


過去掲載分
中国 都市ガス銘柄4 (00384)チャイナガス