連続増配8年(01686)サンイービジョンについて
実績PER 27倍
実績配当利回り 2.6%
時価総額 約1900億円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・6月末決算締め
・期末一括配当 権利落 11月上旬→支払 11月中旬
2019/9/6に2019年6月期の決算発表が終わっています。
※【2018】中国 連続増配銘柄(5年~9年)
■どんな会社?
香港でデータセンターの運営をしています。
こちらのニュースによると香港のデータセンター大手3社の中の1社です。
とはいえ、よくわからないところもありますので、
同業の(EQIX)エクイニクスと比較しながら見ていきます。
(もう1社の大手NTTコミュニケーションズは開示が少なすぎました。)
当社のデータセンターの様子です。
データセンターは下記5棟に、最近買収した「TKOTL131」1棟を加えて
香港に6棟あります。
エクイニクス社は香港に5棟あります。
顧客先は、下記エクイニクスの一覧に載っているamazon、google、中国移動・・・、
と同じような業種の企業がおそらく顧客先と推測します。
■配当履歴
2004 0.0300
2005 0.0450(+50%)
2006 0.7050(+1466%) ※うち特別配当$0.66
2007 0.0450(-93%)
2008 0.0500(+11%)
2009 0.0600(+20%)
2010 0.0800(+33%)
2011 0.0662(-17%)
2012 0.0818(+23%)
2013 0.1007(+23%)
2014 0.1146(+13%)
2015 0.1225(+6%)
2016 0.1260(+2%)
2017 0.1370(+8%)
2018 0.1510(+10%)
2019 0.1650(+9%)
2012年から8年連続で増配しています。
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
Revenue 売上 |
918 (-) |
998 (+8%) |
1141 (+14%) |
1364 (+19%) |
1625 (+19%) |
Profit attributable to owners of the Company 当期純利益 |
569 (-) |
548 (-3%) |
629 (+14%) |
776 (+23%) |
865 (+11%) |
Net cash from
operating activities 営業CF |
560 | 544 | 496 | 739 | 未公表 |
Net cash used in investing activities 投資CF |
-213 | -356 | -825 | -1290 | 未公表 |
Net cash from financing activities 財務CF |
-463 | -303 | 281 | 412 | 未公表 |
Purchase of property, plant and equipment 設備投資(投資CF) |
-113 | -410 | -1068 | -1454 | 未公表 |
Interest paid 利息支払(財務CF) |
0 | -1 | -10 | -20 | 未公表 |
Dividend paid 配当支払(財務CF) |
-463 | -495 | -509 | -553 | 未公表 |
2019年6月期末決算の売上は+19%の増収でした。
半期ベースでみると、ここ数期が20%前後の増収率で推移しています。
これは、エクイニクス社(アジア地域※)の増収率とほぼ同じ水準です。
※エクイニクス社は全世界で事業展開しています。
業績は地域ごとの売上が開示されています。
エクイニクス社のアジア地域には、香港のほか、上海、日本、シンガポール、
オーストラリアが含まれます。
■建物等の設備
決算書の資産にProperty, plant and equipment, net(建物などの設備)があります。
これには土地使用権、建物、PC等の機器、机等のオフィス設備が含まれていて、
この金額の大小が、当社の供給能力そのものだと思います。
2015年の起点を100にした設備資産と売上の推移です。
2018年まではほぼ比例していました。
2019年で当社の設備資産が大きく増えています。
設備資産が増えたのは
おそらく2019年1月に「TKOTL 131」の物件を買収した影響と思いますが、
まだ、設計・建設中で利用できないようです。
工事が完了して、データセンターへの入居者さんが集まってくれば
売上がかなり期待できるのではないかと感じています。
なお、エクイニクス社も同様にデータセンターの拡張を行っています。
香港限定のこれまでの拡張と、計画が公開されています。
キャビネットはおそらくPCを置くところで、
供給能力そのものを指していると思います。
エクイニクス社は2017年には「HK5」というビルを新規に建設しました。
それ以降も香港のデータセンターを継続的に拡張をすすめています。
(公開されているのは、2020年1Qまでです)
■PER推移
PERの推移です。
PERは各年6月末の実績EPSと、6月末株価を使って算出しています。
ここ最近は、積極的な投資や好調な業績が評価されてか、
実績PERが30倍近くの高めで推移している印象です。
いい銘柄ですね。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
0 コメント:
コメントを投稿