2019/09/08

(01686)サンイービジョン 連続増配8年 配当2.7%


連続増配8年(01686)サンイービジョンについて

実績PER 27倍
実績配当利回り 2.6%
時価総額 約1900億円


スケジュールはだいたい以下の通りです。
・6月末決算締め
・期末一括配当 権利落 11月上旬→支払 11月中旬

2019/9/6に2019年6月期の決算発表が終わっています。


【2018】中国 連続増配銘柄(5年~9年)


■どんな会社?


香港でデータセンターの運営をしています。

こちらのニュースによると香港のデータセンター大手3社の中の1社です。

とはいえ、よくわからないところもありますので、
同業の(EQIX)エクイニクスと比較しながら見ていきます。
(もう1社の大手NTTコミュニケーションズは開示が少なすぎました。)






当社のデータセンターの様子です。




データセンターは下記5棟に、最近買収した「TKOTL131」1棟を加えて
香港に6棟あります。




エクイニクス社は香港に5棟あります。


顧客先は、下記エクイニクスの一覧に載っているamazon、google、中国移動・・・、
と同じような業種の企業がおそらく顧客先と推測します。










■配当履歴


2004 0.0300
2005 0.0450(+50%)
2006 0.7050(+1466%) ※うち特別配当$0.66
2007 0.0450(-93%)
2008 0.0500(+11%)
2009 0.0600(+20%)
2010 0.0800(+33%)
2011 0.0662(-17%)
2012 0.0818(+23%)
2013 0.1007(+23%)
2014 0.1146(+13%)
2015 0.1225(+6%)
2016 0.1260(+2%)
2017 0.1370(+8%)
2018 0.1510(+10%)
2019 0.1650(+9%)

2012年から8年連続で増配しています。



■業績


・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年2016年2017年2018年2019年
Revenue
売上
918
(-)
998
(+8%)
1141
(+14%)
1364
(+19%)
1625
(+19%)
Profit attributable to
owners of the Company
当期純利益
569
(-)
548
(-3%)
629
(+14%)
776
(+23%)
865
(+11%)
Net cash from
operating activities
営業CF
560 544 496 739 未公表
Net cash used in
investing activities
投資CF
-213 -356 -825 -1290 未公表
Net cash from
financing activities
財務CF
-463 -303 281 412 未公表
Purchase of property, plant and equipment
設備投資(投資CF)
-113 -410 -1068 -1454 未公表
Interest paid
利息支払(財務CF)
0 -1 -10 -20 未公表
Dividend paid
配当支払(財務CF)
-463 -495 -509 -553 未公表

2019年6月期末決算の売上は+19%の増収でした。



半期ベースでみると、ここ数期が20%前後の増収率で推移しています。
これは、エクイニクス社(アジア地域※)の増収率とほぼ同じ水準です。

※エクイニクス社は全世界で事業展開しています。
業績は地域ごとの売上が開示されています。

エクイニクス社のアジア地域には、香港のほか、上海、日本、シンガポール、
オーストラリアが含まれます。







■建物等の設備


決算書の資産にProperty, plant and equipment, net(建物などの設備)があります。

これには土地使用権、建物、PC等の機器、机等のオフィス設備が含まれていて、
この金額の大小が、当社の供給能力そのものだと思います。


2015年の起点を100にした設備資産と売上の推移です。




2018年まではほぼ比例していました。
2019年で当社の設備資産が大きく増えています。


設備資産が増えたのは
おそらく2019年1月に「TKOTL 131」の物件を買収した影響と思いますが、
まだ、設計・建設中で利用できないようです。

工事が完了して、データセンターへの入居者さんが集まってくれば
売上がかなり期待できるのではないかと感じています。



なお、エクイニクス社も同様にデータセンターの拡張を行っています。
香港限定のこれまでの拡張と、計画が公開されています。




キャビネットはおそらくPCを置くところで、
供給能力そのものを指していると思います。

エクイニクス社は2017年には「HK5」というビルを新規に建設しました。
それ以降も香港のデータセンターを継続的に拡張をすすめています。
(公開されているのは、2020年1Qまでです)

■PER推移


PERの推移です。



PERは各年6月末の実績EPSと、6月末株価を使って算出しています。

ここ最近は、積極的な投資や好調な業績が評価されてか、
実績PERが30倍近くの高めで推移している印象です。




いい銘柄ですね。



ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





0 コメント:

コメントを投稿