2019/09/11

(01830)必痩站 連続増配7年 配当11.9%


連続増配7年(01830)必痩站(パーフェクトシェイプ)について

実績PER 9倍
実績配当利回り 11.9%
時価総額 約430億円


スケジュールはだいたい以下の通りです。
・3月末決算締め
・期末配当 権利落 8月中旬→支払 9月中旬
・中間配当 権利落 12月上旬→支払 1月中旬


【2018】中国 連続増配銘柄(5年~9年)


■どんな会社?


香港、マカオ、深セン、広州、上海、北京で
美容や痩身のサービスをしています。





公式動画のキャプチャなのですが、悲しいことに中国語がわからなくて
「43歳美魔女~」ていう題名なので、そういうことかと。




こちらはおそらくRizap的なサービスかと。



香港の売上が70%前後で、
中国本土、マカオの売上が30%前後です。


■配当履歴


2012 0.0250
2013 0.0770(+208%)
2014 0.0810(+5%)
2015 0.1140(+40%)
2016 0.1160(+1%)
2017 0.1300(+12%) ※うち特別配当$0.05
2018 0.2270(+74%) ※うち特別配当$0.05
2019 0.3390(+49%) ※うち特別配当$0.05

上場後の2012年から7年連続で増配しています。




■業績


・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年2016年2017年2018年2019年
Revenue
売上
728
(-)
879
(+20%)
756
(-14%)
906
(+19%)
1197
(+32%)
Profit for the year
attributable to equity holders
of the Company
当期純利益
134
(-)
130
(-3%)
91
(-30%)
194
(+113%)
319
(+64%)
Net cash generated from
operating activities
営業CF
247 191 205 243 453
Net cash used in
investing activities
投資CF
-158 -193 -22 -69 -94
Net cash used in
financing activities
財務CF
121 -303 -114 -188 -307
Purchase of property,
plant and equipment
設備投資(投資CF)
-180 -109 -41 -37 -53
Dividend paid
配当支払(財務CF)
-108 -138 -92 -186 -327


2019年3月期末決算の売上は+32%の増収でした。
増収の主な要因は、顧客単価の上昇、新コンセプト店の出店が寄与しました。


キャッシュフローは、営業キャッシュフローのほとんどを配当に使っています。
設備投資の額が少なく、ファイナンスコスト等ほかの費用はほとんど使われていません。


配当方針を掲げていますが、
業績(実績)や今後の見通し、設備投資計画等を考慮して決めているそうです。



■設備投資の推移


設備(Property, plant and equipment)は大きく5種類あります。

・土地、建物(Land and building)
・内装(Leasehold improvements)
・美容器具(Machinery and equipment)
・オフィス備品(Office equipment, furniture and fixtures)
・車(Motor vehicles)

美容器具(Machinery and equipment)が金額的に一番大きく(6割くらい)
当社の売上のキーとなる項目と思いますので、推移を見てみます。




2015年に大きく増えています。

そのあとは減価償却費を下回る買い入れをしています。
売却はほとんどありません。


日本で美容器具の減価償却年数は5年なので、(香港もたぶん同じ?)
ここ数年は既存器具+新規器具を使って顧客を増やしてきたように感じます。

そろそろ古い器具の入れ替えも始まる年数なのかもしれないです。
とはいえ、それでも買い替え用の現金はたくさんありそうに思えます。


売上、美容器具の前年比成長率推移です。



どことなく売上と美容器具資産の増え方は近い動きをしているように見えます。


■香港の景気との関連


2016年の業績が落ち込んだときの理由に、
「香港の景気悪化により~」というコメントがありました。

そこで、香港の小売り売上高(前年比)と、当社の前年比業績をグラフにしてみました。



業績が良くなるときは、とても良くなって、
悪くなるときも、とても悪くなる傾向があったのではないかと思われます。


縦軸(香港の景気)の幅を3倍に変更して、グラフにしてみました。



香港の景気と同じような動きをしてるのではないかと思われます。

■まとめ


これまでの分析のまとめですが、

・業績は香港の景気の影響をかなり受ける
・美容器具の導入により供給力を増やして成長していく
・ただ直近の導入ペースは前年比5%増くらい

です。


当社の2019年業績発表後、
「今年、新コンセプト店を4店出店する計画」と報道されていました。

当社HPによると、2019年9月時点でおそらく全部で30~40店舗くらいと思われるので、
そのくらいの規模の投資になるのかなとは思います。(ここ2年よりやや多め?)


とはいえ、2019年は香港デモの影響等でかなり景気が悪化しているので、
当社の業績はそこそこ悪くなりそうな気もします。





そういったことを考えると、なかなか株価の値動きが激しそうな銘柄なので、
豆腐メンタルのブログ主にはちょっと辛い銘柄に見えました。


でもやっぱり配当利回り10%もあるからちょっと買ってみたい気もします。



ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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