2019/09/05

(01052)越秀交通基建 減配なし6年 配当6.6% 2019年中間


6年減配してない(01052)越秀交通基建について、6月中間決算を確認してみます。

予想PER 8倍
予想配当利回り 6.6%
時価総額 約1400億円


スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末配当 権利落 5月下旬→支払 6月下旬
・中間配当 権利落 10月中旬→支払 11月中旬

【2018】中国 連続減配なし銘柄(5年~9年)


■どんな会社?


中国南部で高速道路、橋の運営を行います。
事業エリアは、以下の図の個所になります。



2018年(期末)と、2019年(中間)で運営する道路、橋の数、総距離数は変わりませんでした。

■配当履歴


2001 0.0250
2002 0.0600(+140%)
2003 0.0850(+41%)
2004 0.0975(+14%)
2005 0.1000(+2%)
2006 0.0700(-30%)
2007 0.1350(+92%)
2008 0.1600(+18%)
2009 0.1600(+0%)
2010 0.2200(+37%)
2011 0.2400(+9%)
2012 0.2000(-16%)
2013 0.2600(+30%)
2014 0.2800(+7%)
2015 0.2800(+0%)
2016 0.3300(+17%)
2017 0.3600(+9%)
2018 0.3900(+8%)
2019 0.1800(中間まで)




減配するときもありますが、全体としてはすごく増えてますよね。

高速道路株は全体的に高配当なのですが、
高速道路株でこんなふうに増配してくれるのは、
この銘柄と、(00177)江蘇高速道路くらいじゃないかと?




■業績


・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年2016年2017年2018年2019年
(中間まで)
Revenue
売上
2226
(+19%)
2519
(+13%)
2702
(+7%)
2847
(+5%)
1380
(+0%)
Profit attributable to
Shareholders of the Company
最終利益
532
(-12%)
918
(+72%)
947
(+3%)
1054
(+11%)
635
(+37%)
Basic and diluted earnings per share
一株利益
0.31 0.54 0.56 0.63 0.37
Net cash generated
from operating activities
営業CF
1439 1721 1943 2096 1023
Net cash used in
investing activities
投資CF
-1327 289 144 472 188
Net cash used in
financing activities
財務CF
-354 -1853 -289 -3069 -1416
Payments of construction costs
under service concession
upgrade services
運営保守(投資CF)
-220 -43 -88 -77 -31
Purchase of property, plant and equipment
設備投資(投資CF)
-11 -11 -20 -15 -2
Acquisition of subsidiaries
子会社買収(投資CF)
-1593 -179 -9 0 0
Dividends received from
associates, joint venture
子会社からの配当(投資CF)
313 251 340 384 159
Interest paid
利息支払(財務CF)
-341 -356 -344 -373 -145
Dividend paid
配当支払(財務CF)
-691 -646 -752 -822 -490

2019年中間決算の売上は微増でした。

当期純利益は、ファイナンスコストの減少(為替/金融商品評価損益)により
+37%の増益でした。


■負債残高の減少


負債残高が急速に減少していて、
業績にプラスの効果が期待できると思われます。



※EBITDAインタレスト・カバレッジ・レシオ=EBITDA/支払利息
数字が大きいほど、利払いの負担が少なくなります。


■高速道路の運営状況


高速道路の運営状況です。



運営している道路数は変わっておらず、
交通量の増減で売上が増減します。


2019年6月末時点で運営している道路の運営見通しは以下のとおりです。




12本の道路を運営していますが、
「Northern Ring Road」が2022年まで
「Shantou Bay Bridge」が2027年まで
運営権が残っています。



そのほかの道路は運営権が10年以上残っていますので、
しばらくは安定した配当が期待できると考えています。


派手さはないですが、ゆっくりゆっくり株価が上がっていく銘柄です。





ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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