6年減配してない(01052)越秀交通基建について、6月中間決算を確認してみます。
予想PER 8倍
予想配当利回り 6.6%
時価総額 約1400億円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・期末配当 権利落 5月下旬→支払 6月下旬
・中間配当 権利落 10月中旬→支払 11月中旬
※【2018】中国 連続減配なし銘柄(5年~9年)
■どんな会社?
中国南部で高速道路、橋の運営を行います。
事業エリアは、以下の図の個所になります。
2018年(期末)と、2019年(中間)で運営する道路、橋の数、総距離数は変わりませんでした。
■配当履歴
2001 0.0250
2002 0.0600(+140%)
2003 0.0850(+41%)
2004 0.0975(+14%)
2005 0.1000(+2%)
2006 0.0700(-30%)
2007 0.1350(+92%)
2008 0.1600(+18%)
2009 0.1600(+0%)
2010 0.2200(+37%)
2011 0.2400(+9%)
2012 0.2000(-16%)
2013 0.2600(+30%)
2014 0.2800(+7%)
2015 0.2800(+0%)
2016 0.3300(+17%)
2017 0.3600(+9%)
2018 0.3900(+8%)
2019 0.1800(中間まで)
減配するときもありますが、全体としてはすごく増えてますよね。
高速道路株は全体的に高配当なのですが、
高速道路株でこんなふうに増配してくれるのは、
この銘柄と、(00177)江蘇高速道路くらいじゃないかと?
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 (中間まで) | |
Revenue 売上 |
2226 (+19%) |
2519 (+13%) |
2702 (+7%) |
2847 (+5%) |
1380 (+0%) |
Profit attributable to Shareholders of the Company 最終利益 |
532 (-12%) |
918 (+72%) |
947 (+3%) |
1054 (+11%) |
635 (+37%) |
Basic and diluted earnings per share 一株利益 |
0.31 | 0.54 | 0.56 | 0.63 | 0.37 |
Net cash generated from operating activities 営業CF |
1439 | 1721 | 1943 | 2096 | 1023 |
Net cash used in investing activities 投資CF |
-1327 | 289 | 144 | 472 | 188 |
Net cash used in financing activities 財務CF |
-354 | -1853 | -289 | -3069 | -1416 |
Payments of construction costs under service concession upgrade services 運営保守(投資CF) |
-220 | -43 | -88 | -77 | -31 |
Purchase of property, plant and equipment 設備投資(投資CF) |
-11 | -11 | -20 | -15 | -2 |
Acquisition of subsidiaries 子会社買収(投資CF) |
-1593 | -179 | -9 | 0 | 0 |
Dividends received from associates, joint venture 子会社からの配当(投資CF) |
313 | 251 | 340 | 384 | 159 |
Interest paid 利息支払(財務CF) |
-341 | -356 | -344 | -373 | -145 |
Dividend paid 配当支払(財務CF) |
-691 | -646 | -752 | -822 | -490 |
2019年中間決算の売上は微増でした。
当期純利益は、ファイナンスコストの減少(為替/金融商品評価損益)により
+37%の増益でした。
■負債残高の減少
負債残高が急速に減少していて、
業績にプラスの効果が期待できると思われます。
※EBITDAインタレスト・カバレッジ・レシオ=EBITDA/支払利息
数字が大きいほど、利払いの負担が少なくなります。
■高速道路の運営状況
高速道路の運営状況です。
運営している道路数は変わっておらず、
交通量の増減で売上が増減します。
2019年6月末時点で運営している道路の運営見通しは以下のとおりです。
12本の道路を運営していますが、
「Northern Ring Road」が2022年まで
「Shantou Bay Bridge」が2027年まで
運営権が残っています。
そのほかの道路は運営権が10年以上残っていますので、
しばらくは安定した配当が期待できると考えています。
派手さはないですが、ゆっくりゆっくり株価が上がっていく銘柄です。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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