中国株は公益株でも海外(欧州、アジア等)で売上を計上する会社が
多いように感じてます。
そこで、日本株(公益株)の海外売上比率を調べてみました
対象の銘柄は、時価総額の大きい会社、もしくは、
ブログ主が好んで買いそうな銘柄です。
■海外売上比率一覧
基本的には、有価証券報告書から拾いました。
海外売上比率、もしくは、有形固定資産の海外比率が10%を越える場合は、
決算説明資料等でさらに詳しく調べています。
銘柄 | 銘柄名 | 売上 (百万円) | 海外売上比率 | 有形固定資産 (百万円) | 海外比率 | 主な進出先 |
9020 | JR東日本 | 3,002,043 | 10%未満 | 6,692,223 | 10%未満 | |
9021 | JR西日本 | 1,529,308 | 10%未満 | 2,453,887 | 10%未満 | |
9022 | JR東海 | 1,878,137 | 10%未満 | 4,706,673 | 10%未満 | |
9005 | 東急 | 1,157,440 | 10%未満 | 1,793,950 | 10%未満 | |
9042 | 阪急阪神 | 791,427 | 10%未満 | 1,783,789 | 10%未満 | |
9531 | 東京ガス | 1,962,308 | 2.6% | 1,425,634 | 11% | オーストラリア |
9532 | 大阪ガス | 1,371,863 | 2.9% | 889,392 | 16% | オーストラリア |
9533 | 東邦ガス | 461,199 | 10%未満 | 317,486 | 10%未満 | |
9501 | 東京電力 | 6,338,490 | 10%未満 | - | 10%未満 | |
9502 | 中部電力 | 3,035,082 | 10%未満 | - | 10%未満 | |
9503 | 関西電力 | 3,307,661 | 10%未満 | - | 10%未満 | |
9517 | イーレックス | 65,827 | 10%未満 | 43,806 | 10%未満 | |
9437 | NTTドコモ | 4,840,849 | 10%未満 | 2,529,093 | 10%未満 | |
9433 | KDDI | 5,080,353 | 10%未満 | 2,546,181 | 10%未満 | |
9434 | ソフトバンク | 3,746,305 | 10%未満 | 1,657,254 | 10%未満 | |
9984 | ソフトバンク グループ | 9,602,236 | 51% | 4,070,704 | 74% | 米国、英国 |
9551 | メタウォーター | 117,342 | 10%未満 | 1,300 | 61% |
「10%未満」は、比率が少なくて、有価証券報告書の記載を省略していることを表しています。
意外と少なかったです。
海外事業を行っていると思われるのは4社でした。
・東京ガス
・大阪ガス
・ソフトバンクG
・メタウォーター
電力、鉄道の運営は、海外事業が(ほとんど?)無いんですね。
JETROのサイトでもそういった分野の支援はしていないみたいです。
■各銘柄の海外売上推移
<東京ガス>
2016年に、原油価格が大きく下落したことと、参画プロジェクト数が減少したことで、
海外売上が減少してますが、2017年以降は両者とも拡大傾向にあります。
海外事業の会社方針(2018年度のアニュアルレポート)
チャレンジ2020ビジョンで掲げた当社グループの成長の 柱となる事業への成長を目指し、海外拠点・人員の拡充を 推進するとともに、豪州、北米および東南アジア地域にお けるLNGや天然ガス関連事業に参画してきました。今後も さらなる事業展開の検討を行っていくとともに、経営資源 を効率的に配分し、展開していきます。
<大阪ガス>
2018年度のアニュアルレポートにて、
「海外事業における成長投資の推移」で具体的な累計の数値計画を公表しています。
2017年度(実績):236億円
2018年度(計画):610億円
2017~20年度(計画):2140億円
2017~30年度(計画):5500億円
重複してカウントされている年を分解すると、以下のようになると思います。
2017年度(実績):236億円 →1年あたり 236億円
2018年度(計画):610億円 →1年あたり 610億円
2019~20年度(計画):1294億円→1年あたり 647億円
2021~30年度(計画):3360億円→1年あたり 336億円
海外投資は今がピークかもしれないです。
海外事業の会社方針
Daigasグループは、エネルギー事業者として早くから天然ガスバリューチェーンに注目し、 海外における投資を進めてきました。今後も海外における投資を進め、 2030年度には海外事業と国内事業の比率を1:2の割合まで高め、 国内に加え、北米、アジア、オセアニアからバランスよく利益計上できる事業構造を構築していきます。
<ソフトバンクグループ>
海外売上は横ばいに近いと思います。
海外の売上は、スプリント、アーム、ブライトスターの携帯電話関係の会社で
構成されています。
それ以外で、ソフトバンクビジョンファンド、デルタファンドが営業利益から計上されています。
「営業利益には外部投資家の利益まで含まれている」と説明されてますので、
ためしに当社の持分のみの利益で利益構成を見てみると、38%になります。
ここも投資先が海外なので、海外事業と考えました。
(ただし営業利益のほとんどが株式評価益)
ソフトバンクGの成長源泉は、ソフトバンクビジョンファンドと感じました。
<メタウォーター>
メタウォーターは、数値データを見つけられなかったので、
定性的な情報のみになります。
海外事業の会社方針(2018年度のアニュアルレポート)
海外本部では、当社独自の差別化技術を中心に、 環境規制の整備が進む北米、欧州を軸に、 インフラ開発の進むアジアなども含めて、 現地パートナーシップを重視しながら、 世界各国で事業を展開していきます。
上記方針に基づいた直近2年の海外受注実績
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。

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