(T)AT&Tの2019年2Q決算確認を確認します。
今回の決算は、「もしもワーナーを全期間、子会社だったら」的な数値が出てますので、
その数値も見てみます。
2Q18 is presented on a pro forma basis for a full quarter of WarnerMedia and Other
■業績
・損益計算書
2018年2Q (実績) | 前回 会社 予想 | 2019年2Q (コンセンサス 予想) | 2019年2Q (実績) | 今回 会社 予想 | 評価 | |
Revenues 売上 |
38,986 44,697 ※1 |
- | 44,850 | 44,957 | - | 〇 |
EPS Adjusted 一株当たり利益 |
0.91 | +Low single -digit (年間) |
0.89 | 0.89 | +Low single -digit (年間) |
△ |
Net Cash Provided by Operating Activities 営業キャッシュフロー |
10,229 | - | - | 14,284 | - | - |
Free Cash Flow フリーキャッシュフロー |
5,121 | 26,000 (年間) |
- | 8,812 | 28,000 (年間) |
〇 |
※1 下段の数値は、ワーナーがフル寄与していた場合の売上
2019年通期フリーキャッシュフロー見通しが1Q時点の$26,000Mから、
$28,000Mへ上方修正されました。
フリーキャッシュフローは、配当金の支払いや、負債の返済に使われるお金です。
これにより、会社は「Dividend payout ratio in the 50s% range」配当金支払い額が、
フリーキャッシュフローに占める割合が 50%台に改善すると見込んでいます。
また、2Qの投資家Q&Aから、年後半に自社株買いを行うかもしれません。(検討見込み)
To the extent we can overachieve with that target, you can expect we'll take a hard look at allocating capital to share buybacks in the back half of the year
■事業別売上比較
「ワーナーが全期間子会社だったら」の数値で、前年同期比の数字を見てみます。
Mobility(携帯電話)、WarnerMedia(ワーナー)が前年同期比プラス、
Entertainment Group(DirecTV等)、Business Wireline(固定有線電話)が
前年同期比マイナスでした。
会社は、Mobility(携帯電話)は5Gの期待、
WarnerMedia(ワーナー)は新動画サービスの期待をしています。(3番目、4番目)
ブログ主は、この中でもWarnerMedia(ワーナー)のHBO Max(新動画サービス)には
とても期待しています。
■HBO Max(新動画サービス)
HBO Maxは、2020年春からサービス開始予定です。
HBO Maxの公式サイトでプロモーション動画が公開されています。
netflixで人気上位のドラマ「フレンズ」の独占配信や、
2Qの投資家Q&Aで、NBA(バスケ)、MLB(野球)の配信を計画しているようです。
ということで、netflix加入者の一部がHBO Maxに乗り換えると予想してます。
各サービスの加入者数を比較してみます。
現状の加入者数を比較すると、netflixが圧倒的に強いです。
ですが、ある割合で現状のユーザー数が少ないOTT(Over-the-Top)の方へ
流れてくるのではないかと。
※OTT(Over-the-Top)・・・インターネットで配信する方式
流れてきたときの売上を考察してみると、
まず、Video Entertainment部門の売上はサブスクリプションと広告から構成されています。
売上を比較してみると、PremiumTVや、OTTが含まれるVideo Entertainment部門の売上が、
netflixよりとても多くなってます。
仮にHBO Maxがヒットしても、Video Entertainment部門の売上が2倍になるような
期待値にはならない気がします。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。

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