2019/07/27

(T)AT&Tの2019年2Q決算確認


(T)AT&Tの2019年2Q決算確認を確認します。

今回の決算は、「もしもワーナーを全期間、子会社だったら」的な数値が出てますので、
その数値も見てみます。

2Q18 is presented on a pro forma basis for a full quarter of WarnerMedia and Other

■業績


・損益計算書
2018年2Q
(実績)
前回
会社
予想
2019年2Q
(コンセンサス
予想)
2019年2Q
(実績)
今回
会社
予想
評価
Revenues
売上
38,986

44,697
※1
- 44,850 44,957 -
EPS Adjusted
一株当たり利益
0.91 +Low
single
-digit
(年間)
0.89 0.89 +Low
single
-digit
(年間)
Net Cash Provided by
Operating Activities
営業キャッシュフロー
10,229 - - 14,284 - -
Free Cash Flow
フリーキャッシュフロー
5,121 26,000
(年間)
- 8,812 28,000
(年間)

※1 下段の数値は、ワーナーがフル寄与していた場合の売上


2019年通期フリーキャッシュフロー見通しが1Q時点の$26,000Mから、
$28,000Mへ上方修正されました。

フリーキャッシュフローは、配当金の支払いや、負債の返済に使われるお金です。

これにより、会社は「Dividend payout ratio in the 50s% range」配当金支払い額が、
フリーキャッシュフローに占める割合が 50%台に改善すると見込んでいます。


また、2Qの投資家Q&Aから、年後半に自社株買いを行うかもしれません。(検討見込み)
To the extent we can overachieve with that target, you can expect we'll take a hard look at allocating capital to share buybacks in the back half of the year




■事業別売上比較


「ワーナーが全期間子会社だったら」の数値で、前年同期比の数字を見てみます。




Mobility(携帯電話)、WarnerMedia(ワーナー)が前年同期比プラス
Entertainment Group(DirecTV等)、Business Wireline(固定有線電話)が
前年同期比マイナスでした。


会社は、Mobility(携帯電話)は5Gの期待、
WarnerMedia(ワーナー)は新動画サービスの期待をしています。(3番目、4番目)






ブログ主は、この中でもWarnerMedia(ワーナー)のHBO Max(新動画サービス)には
とても期待しています。

■HBO Max(新動画サービス)


HBO Maxは、2020年春からサービス開始予定です。


HBO Maxの公式サイトでプロモーション動画が公開されています。

netflixで人気上位のドラマ「フレンズ」の独占配信や、
2Qの投資家Q&Aで、NBA(バスケ)、MLB(野球)の配信を計画しているようです。


ということで、netflix加入者の一部がHBO Maxに乗り換えると予想してます。


各サービスの加入者数を比較してみます。





現状の加入者数を比較すると、netflixが圧倒的に強いです。

ですが、ある割合で現状のユーザー数が少ないOTT(Over-the-Top)の方へ
流れてくるのではないかと。
※OTT(Over-the-Top)・・・インターネットで配信する方式


流れてきたときの売上を考察してみると、



まず、Video Entertainment部門の売上はサブスクリプションと広告から構成されています。

売上を比較してみると、PremiumTVや、OTTが含まれるVideo Entertainment部門の売上が、
netflixよりとても多くなってます。


仮にHBO Maxがヒットしても、Video Entertainment部門の売上が2倍になるような
期待値にはならない気がします。



ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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