2019/07/30

米国のレストラン銘柄お勉強


uber eatsで働く方を見かけて、
uber eatsや、グラブハブの食事宅配系の企業が活躍すると、
レストラン銘柄にもプラスになると妄想しました。

そこで、米国のレストラン銘柄(マクドナルド等)をお勉強してみました。


■レストラン銘柄一覧


dividend.comに出てくるレストラン銘柄が28銘柄あり、
その中から、配当ありの23銘柄を比較してみます。

<比較銘柄>

ARKR:Ark Restaurants
EAT:Brinker International
DIN:ダインエクイティ
CAKE:Cheesecake Factory
CBRL:クラッカー・バレル・オールド・カントリー・ストア
DRI:ダーデン・レストランツ
QSR:レストラン・ブランズ
RUTH:Ruth's Hospitality
BLMN:Bloomin' Brands
TXRH:テキサス・ロードハウス
MCD:マクドナルド
JACK:ジャック・イン・ザ・ボックス
WEN:Wendys Co
NATH:ネイサンズ
PZZA:パパ・ジョンズ・ピザ
DNKN:ダンキン・ブランズ
PLAY:デイブ&バスターズ
YUM:ヤム・ブランズ
BJRI:BJ's Restaurants
DPZ:ドミノ・ピザ
ARCO:アルコス・ドラドス
RICK:RCI Hospitality Holdings Inc
WING:ウイングストップ

<比較表>
銘柄
コード
時価総額
(億ドル)
予想
配当
利回
実績PER
(前期)
予想PER
(今期)
予想PER
(翌期)
実績売上実績
営業利益
実績
営業利益率
ARKR
0.70
5.0524.1--160.05.03%
EAT
14.97
3.9310.610.29.93135.4259.68%
DIN
15.92
3.0517.612.711.2780.9176.322%
CAKE
19.82
3.0220.116.415.52332.3136.85%
CBRL
41.60
3.0319.019.018.63030.4293.69%
DRI
155.03
2.7922.119.718.48510.4851.510%
QSR
191.42
2.6931.9--5357.01947.036%
RUTH
6.83
2.1716.115.714.9452.353.211%
BLMN
16.33
2.2415.711.310.44126.4183.74%
TXRH
40.15
2.2026.124.422.42457.4189.67%
MCD
1646.07
2.1628.326.924.721025.28579.140%
JACK
19.56
2.1417.017.715.9869.7200.323%
WEN
43.72
2.129.730.124.91263.9255.120%
NATH
3.03
1.9314.1--101.828.027%
PZZA
14.88
2.00-41.129.11573.381.45%
DNKN
68.26
1.8529.827.525.51321.6398.630%
PLAY
14.51
1.5113.313.512.31265.3157.412%
YUM
348.87
1.4726.829.826.95688.01762.030%
BJRI
8.24
1.2418.617.716.01116.961.65%
DPZ
106.82
1.0028.927.223.83432.9572.116%
ARCO
17.24
1.5034.822.018.13081.6134.44%
RICK
1.72
0.7511.07.66.6165.721.813%
WING
28.51
0.38131.0131.0105.4153.221.714%

値は、yahoo financeを参照させていただいております。
予想値は、アナリストコンセンサス予想です。


表は数字だけでわかりにくいので、グラフにしてみます。




マクドナルドの時価総額が大きすぎるので、グラフの上限を越えてしまっています。
時価総額が大きい会社の予想PERは高めに評価される傾向にありそうです。

とはいえ、PER20倍前後の銘柄が多く、今の米国株では良心的な水準にも見えます。




■営業利益率の比較


営業利益率を比較してみます。



またまたマクドナルドの売上が大きすぎるので、グラフの上限を越えてしまっています。


会社によって、営業利益率がかなり違います。
この要因を考察しました。(結論は、さらに深く調査が必要)

・食事メニュー、アルコール有無の違い
・フランチャイズの比率による違い


<調査結果の表>
銘柄
コード
実績
売上
(前期)
実績
営業利益
(前期)
実績
営業利益率
(前期)
食事内容アルコール
有無
フラン
チャイズ
MCD21025.28579.140.8%
DRI8510.4851.510.0%ホテルのディナー的な
食事またはバーガー
××
YUM5688.01762.031.0%
QSR5357.01947.036.3%バーガー×
BLMN4126.4183.74.5%
DPZ3432.9572.116.7%
EAT3135.4259.68.3%チリ料理、
イタリア料理
×
ARCO3081.6134.44.4%
CBRL3030.4293.69.7%サラダ、チキン、
バーガー、パンケーキ
××
TXRH2457.4189.67.7%
CAKE2332.3136.85.9%サラダ、パスタ、
ピザ、ケーキ
×
PZZA1573.381.45.2%
DNKN1321.6398.630.2%
PLAY1265.3157.412.4%
WEN1263.9255.120.2%
BJRI1116.961.65.5%
JACK869.7200.323.0%
DIN780.9176.322.6%サラダ、チキン、
パスタ、バーガー
RUTH452.353.211.8%
RICK165.721.813.2%
ARKR160.05.03.1%ホテルのディナー的な
食事またはバーガー
×
WING153.221.714.2%
NATH101.828.027.5%


配当利回りが2.5%以上の7銘柄について調べてみました。(上記表)



<食事メニュー、アルコール有無の違い>

ピザ、チキン、パスタ、バーガーがアメリカのレストランの定番のようです。

各社の定番的なメニューに大きな違いは無さそうです。

メニューと営業利益率を比較してみても、
食事メニューや、アルコール有無では営業利益率に差が出ないように思います。



<フランチャイズの比率による違い>

フランチャイズの有無で露骨に営業利益率に差が出ています


フランチャイズ有りの銘柄でもかなりばらつきはありますが、
直営店/フランチャイズ比率的なものが違うんだろうと推測します。

一方で、フランチャイズ無しの銘柄は営業利益率が高くても10%になっています。


■フランチャイズの仕組み


監査法人トーマツによると、
フランチャイズの加盟店は、本部に毎月ロイヤリティを支払います。

支払い金額の算出式はいくつかあって、主な式は以下の式です。



この支払いのときの仕訳は、

加盟店:営業費用として計上
本部:売上として計上

ということだそうです。
本部は、そのまま粗利になりそうです。(ブログ主のイメージです。)

これは確かに利益率高くなりそうです。



■まとめ


フランチャイズの比率で利益率が異なると、
同業他社との単純な比較はおそらくあまり意味を持たなくて、

その銘柄の既存店売上の増減で人気を測るとか、
新規出店/退店のペースで成長率を測るのが重要な感じがしました。



ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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