
(8570)イオンフィナンシャルサービスについて
予想PER 9倍
予想配当利回り 4.1%
時価総額 約3500億円
2018年の高値から株価が3割~4割下がってます。
PER的にほかの金融銘柄と同じくらいの水準になったので
現状を確認してみました。
※いまさら2020年1Qの決算みてます。
結論から申し上げますと、
「懸念が2つあって、割安というほどでもない」
「懸念1つ目は、販売促進しても売上があがりにくい傾向が続いている」
「懸念2つ目は、景気悪化により貸倒費用増加」
という感想でした。
■経常収益(売上)面
まずは経常収益の推移からです。
2013年は13か月決算、2014年はイオン銀行と統合で成長率が高くなっています。
それ以降は、10%前後の成長率になっています。
<カードショッピング増によるプラス>
月次で開示されているカードショッピング取扱高との比較です。
これを確認していれば、おおよその経常収益は確認できそうです。
なお、月次カードキャッシング取扱高も開示されていますが、
金額が小さいため割愛しました。
経常収益が10%前後の成長を続けています。
経常収益がこれほど増えている理由を2点考えました。
1.イオン本体が好調
イオンFSと、イオン本体の経常収益成長率を比較してみます。
直近3年はイオンFSのほうが成長率が高く、
イオンFSの優秀さがむしろ際立ちます。
2.販売促進に積極的
次に、経常収益成長率と、販売促進費増加率を比較してみます。
おおむね2017年以降は、経常収益の伸び以上に
販売促進費をたくさん使うようになっており、
経常収益は伸びているものの、利益率が下がって効率が悪化している懸念があります。
<貸出増によるプラス>
営業債権(貸出)の推移もみてみます。
貸出も順調に増えています。
増えている理由はおそらくカードショッピングと同じような理由ではないかと。
ただ、営業債権の増加率よりは、経常収益の成長率が低くなっています。
<金利低下によるマイナス>
会社が公表している金利の推移です。
営業債権が増えるわりに経常収益が増えていかない部分とリンクしていると
思われますが、貸出金利回りが徐々に低下し、同時に利鞘も減少してしまっています。
国債の金利がどんどん下がっているので、
ここはかなり厳しい状況ではないかと。
(adsbygoogle...