隠れた累進配当銘柄の(00341)カフェ・ド・コラルについて
予想PER 21倍
予想配当利回り 4.1%
時価総額 約1700億円
スケジュールはだいたい以下の通りです。
・3月末決算締め
・期末配当 権利落 9月上旬→支払 9月下旬
・中間配当 権利落 12月中旬→支払 12月下旬
■どんな会社?
香港で飲食店「カフェ・ド・コラル」、「一粥麺」等を展開します。
「活力午餐」という学校給食的な事業も行っています。
中国本土にも「カフェ・ド・コラル」を展開しています。
各事業と、地域ごとの店舗数になります。
「カフェ・ド・コラル」が売上の主力という感じです。
■配当履歴
2002 0.2150
2003 0.2440(+13%)
2004 0.3735(+53%)
2005 0.2750(-26%)
2006 0.5500(+100%)
2007 0.4200(-23%)
2008 0.5000(+19%)
2009 0.6800(+36%)
2010 0.6200(-8%)
2011 0.8700(+40%)
2012 0.6200(-28%)
2013 0.9000(+45%)
2014 0.6800(-24%)
2015 0.7800(+14%)
2016 1.1600(+48%)
2017 0.8100(-30%)
2018 1.1600(+43%)
2019 0.9400(-27%)
配当金の履歴を単純に並べると、増配と減配を繰り返しているように見えますが、
普通配当を並べると、2002年から減配がありません。
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
Revenue 売上 |
7355 (-) |
7567 (+2%) |
7895 (+4%) |
8427 (+6%) |
8493 (+0%) |
Profit attributable to Equity holders of the Company 最終利益 |
586 (-) |
517 (-11%) |
503 (-2%) |
458 (-8%) |
590 (+28%) |
Net cash generated from operating activities 営業CF |
831 | 781 | 875 | 892 | 未発表 |
Net cash genereted from investing activities 投資CF |
-318 | -179 | -592 | -456 | 未発表 |
Net cash used in financing activities 財務CF |
-460 | -463 | -661 | -465 | 未発表 |
Purchase of property, plant and equipment 設備投資(投資CF) |
-393 | -359 | -595 | -450 | 未発表 |
Distributions paid to Unitholders 配当支払(財務CF) |
-391 | -455 | -670 | -471 | 未発表 |
2019年の売上は横ばいでした。
2019年の最終利益は+28%の増益でした。
食材コストが減って、粗利率が向上したことと、
設備減損が無くなったことによるものです。
当社はファイナンスコストが無く、無借金経営をしています。
営業CFの中で設備投資と配当金を支払ってきました。
内部留保(Retained earnings)をあまり大きく持たず、
貯まってきたら、特別配当で還元してくれます。
そのため、配当性向が常に100%前後と高くなっています。
(減配する可能性は低いと感じます。)
■設備投資の水準
設備投資に関して、「足りているのか?」という単純な疑問がありました。
その答えとしては、
設備投資の水準は、減価償却費をやや上回る規模で行われています。
バランスシートの建物や設備に対して、+5%前後増えるような感じですね。
その結果、徐々に店舗数が増えていっています。
CEOへのインタビューで、「今年は、新規店舗数を20~30店舗で見込む」
という報道がされています。
→だいたい例年並みと思います。
■感想
無借金で堅実な経営をしてますので、
景気の影響はあまり受けなそうです。
リーマンショックの2008年~2009年あたりの株価を見ても、
ほとんど下がっていません。
反面、株価上昇速度もゆっくりです。
2014年から2018年はEPSが、アナリストコンセンサスを下回ってきており、
また、減益傾向でもあったため株価が低迷していたものと思われます。
アナリストコンセンサスとの比較で、
2019年のEPSは、予想0.87に対して、実績1.02と上回りました。
ただ、売上は、予想8755に対して、実績8493と下回りました。
PERはこれまで約25倍近辺を推移してきています。
それらを考慮すると、大きな値上がりは望めないものの、
大幅な下落も考えにくい銘柄と思います。
普通配当のみでも配当利回りが高いので、
のんびり配当を受け取りながら長期保有するには良い銘柄と感じます。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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