2018/12/30

1億円への15の法則

■目標設定


1億円ためる場合に目安とすべき数値目標です。
15が3つ並ぶと15年で1億円を少しこえます!
ブログ主はこれを「15の法則」と呼びます。

・毎月積立:15万円(年間180万円)
・年利回り:15%
・運用期間:15年

金融庁のサイトでシミュレーションできます。



現物株のみで運用した場合に、おそらく低い確率でギリギリ達成可能な数字でしょう。


■年間利回り:15%を達成するには?


株価の決定要因を理解する必要があります。

株価 = PER × 1株利益


PERは景気によって許容される範囲が変動します。

・好景気:25倍~30倍
・ふつう:13倍~17倍
・不景気:5倍~10倍

注)個人の感想です。

1株利益は企業の経営結果で、
理論上、PERが変わらない場合、1株利益が15%増えると株価が15%あがります


■景気の変動要因


景気判断は、国によって、景気動向指数(CI、DI)やGDP等で判断されます。
景気によさそうなことをwiki先生から要約してみました。

キーワードには、目的、手段、結果が混じっていますが、
ニュースで見かけた際に、株があがりそう/下がりそうの目安に。

分類キーワード
景気(株価)に良いこと 金融政策
(中央銀行)
金融緩和
金利引き下げ
国債やETF等の買いオペ
預金準備率引き下げ
マネタリーベース増加
マネーストック増加
財政政策
(政府)
財政支出拡大
公共投資拡大
補助金増加
減税

財政政策に関しては内閣府サイトの経済財政白書にとても読みやすく書かれております。


■1株利益の変動要因


1株利益 = (売上 - 費用)÷ 株数

ですので、1株利益を増やす方法は3つになります。
・売上を増やす
・費用を減らす
・株数を減らす(自社株買い)

当初の目標に戻って、「利回り15%×15年」を達成するために、
ブログ主は、銘柄選定において売上を重視しています。
その理由を、ありえない極端な3つのケースで考えてみます。

1.売上をひたすら増やして、「1株利益15%増×15年」を達成


年数売上
(a)
費用
(b)
利益
(c)=(a)-(b)
株数
(d)
1株利益
(e)=(c)/(d)
1100.085.015.01000.15
2102.385.017.31000.17
3104.885.019.81000.20
4107.885.022.81000.23
5111.285.026.21000.26
6115.285.030.21000.30
7119.785.034.71000.35
8124.985.039.91000.40
9130.985.045.91000.46
10137.885.052.81000.53
11145.785.060.71000.61
12154.885.069.81000.70
13165.385.080.31000.80
14177.385.092.31000.92
15191.185.0106.11001.06

15年で売上が2倍になることで達成します。
実現できそうです。

2.費用をひたすら減らして、「1株利益15%増×15年」を達成


年数売上
(a)
費用
(b)
利益
(c)=(a)-(b)
株数
(d)
1株利益
(e)=(c)/(d)
1100.085.015.01000.15
2100.082.817.31000.17
3100.080.219.81000.20
4100.077.222.81000.23
5100.073.826.21000.26
6100.069.830.21000.30
7100.065.334.71000.35
8100.060.139.91000.40
9100.054.145.91000.46
10100.047.252.81000.53
11100.039.360.71000.61
12100.030.269.81000.70
13100.019.780.31000.80
14100.07.792.31000.92
15100.0-6.1106.11001.06

15年目の費用がマイナスという異常値になってしまいました。
費用削減はどこかに限界がありそうです。

3.株数をひたすら減らして、「1株利益15%増×15年」を達成


年数売上
(a)
費用
(b)
利益
(c)=(a)-(b)
株数
(d)
1株利益
(e)=(c)/(d)
1100.085.015.01000.15
2100.085.015.0870.17
3100.085.015.0760.20
4100.085.015.0660.23
5100.085.015.0570.26
6100.085.015.0500.30
7100.085.015.0430.35
8100.085.015.0380.40
9100.085.015.0330.46
10100.085.015.0280.53
11100.085.015.0250.61
12100.085.015.0210.70
13100.085.015.0190.80
14100.085.015.0160.92
15100.085.015.0141.06
39100.085.015.0030.38

15年で株数を8割以上減らすことで達成します。
実現できそうです。
ただ、最初のほうは配当出ないかもしれません。
なお、39年目の株数がほぼ0株になってしまいました。

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