2018/12/21

(02313)申洲国際集団 連続増配13年 配当1.9% 2017年

連続増配13年を継続中の(02313)申洲国際集団について

予想PER 26倍
予想配当利回り 1.9%
時価総額 約2兆円

中国 連続増配銘柄(10年以上)の一覧

■どんな会社?

ユニクロ、NIKE、ADIDAS、PUMA、安踏体育、特歩国際等へ
スポーツウェアをOEM供給する。
ニット製品の輸出額は中国で最大手。
中国以外では、ベトナム、カンボジアに工場がある。


(2017年 申洲国際 annual report より)

■配当履歴

2005 0.02
2006 0.15(+650%)
2007 0.16(+6%)
2008 0.20(+25%)
2009 0.35(+75%)
2010 0.36(+2%)
2011 0.50(+38%)
2012 0.70(+40%)
2013 0.75(+7%)
2014 1.00(+33%)
2015 1.07(+7%)
2016 1.20(+12%)
2017 1.45(+20%)

■業績


・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2013年2014年2015年2016年2017年
Sales
売上
10047
(-)
11131
(+10%)
12639
(+13%)
15099
(+19%)
18085
(+19%)
Profit for the year
最終利益
1803
(-)
2066
(+14%)
2354
(+13%)
2947
(+25%)
3759
(+27%)
Net cash flows from operating activities
営業CF
1709 1918 2259 3061 3689
Net cash flows used in investing activities
投資CF
-860 -5371 -1394 -2487 -1726
Net cash flows used in financing activities
財務CF
-344 2257 -509 -346 -1596
Purchases of items of
property, plant and equipment
設備投資
-620 -1036 -1859 -2090 -1172
Dividend paid
配当支払
-754 -824 -1103 -1254 -2483
おおよそ営業CFの範囲内で、設備投資+配当を賄っている。
手堅い印象があります。

世界では、スポーツウェアの売上はこんなに急ピッチで
増加していくものなんですかね?
ということで、地域別売上の確認。

■地域別売上

OEM先企業
(予想)
2013年2014年2015年2016年2017年
中国 安踏体育
特歩国際
1909 2487 2995 3689 4844
欧州 ADIDAS
PUMA
1744 1929 2319 3355 4031
日本 ユニクロ 3392 3081 2859 3003 3129
米国 NIKE 900 1300 1588 1548 2337
その他 - 2101 2333 2875 3501 3742
グラフにしました。

中国の伸びが大きい感じですが、
欧州、米国の伸びも大きいです。
NIKE、ADIDAS、PUMAは地域特化というより世界規模な感じがしますので、
どちらかというと、世界全体で市場が伸びているイメージに近い印象があります。

■OEM(供給)先の売上


※為替レートはそれぞれ以下のレート(2018/12/21)で計算。
 ・1ドル/111.23円
 ・1ドル/6.90人民元
 ・1ドル/0.88ユーロ

OEM先の成長(+10%弱)にあわせてしっかり成長しています。
OEM先企業の今後の成長を見極め、受注する能力が
この会社の強い点ではないかと思われます。

■感想

今後はスポーツ用品市場の伸びにあわせた業績成長(+10%弱?)が続くと予想します。
そのペースで株価も上昇する可能性がありますが、
PERが26倍と若干高めで、長期で市場平均的なPER14倍程度に落ちついてくると考えると、
今後5年程度は株価が横ばいかもしれません。

例えばアンダーアーマー等大手から受注が増えると
業績がさらに上向きそうですね。

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