連続増配13年を継続中の(02313)申洲国際集団について
予想PER 26倍
予想配当利回り 1.9%
時価総額 約2兆円
※中国 連続増配銘柄(10年以上)の一覧
■どんな会社?
ユニクロ、NIKE、ADIDAS、PUMA、安踏体育、特歩国際等へスポーツウェアをOEM供給する。
ニット製品の輸出額は中国で最大手。
中国以外では、ベトナム、カンボジアに工場がある。
(2017年 申洲国際 annual report より)
■配当履歴
2005 0.022006 0.15(+650%)
2007 0.16(+6%)
2008 0.20(+25%)
2009 0.35(+75%)
2010 0.36(+2%)
2011 0.50(+38%)
2012 0.70(+40%)
2013 0.75(+7%)
2014 1.00(+33%)
2015 1.07(+7%)
2016 1.20(+12%)
2017 1.45(+20%)
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | |
Sales 売上 |
10047 (-) |
11131 (+10%) |
12639 (+13%) |
15099 (+19%) |
18085 (+19%) |
Profit for the year 最終利益 |
1803 (-) |
2066 (+14%) |
2354 (+13%) |
2947 (+25%) |
3759 (+27%) |
Net cash flows from operating activities 営業CF |
1709 | 1918 | 2259 | 3061 | 3689 |
Net cash flows used in investing activities 投資CF |
-860 | -5371 | -1394 | -2487 | -1726 |
Net cash flows used in financing activities 財務CF |
-344 | 2257 | -509 | -346 | -1596 |
Purchases of items of property, plant and equipment 設備投資 |
-620 | -1036 | -1859 | -2090 | -1172 |
Dividend paid 配当支払 |
-754 | -824 | -1103 | -1254 | -2483 |
手堅い印象があります。
世界では、スポーツウェアの売上はこんなに急ピッチで
増加していくものなんですかね?
ということで、地域別売上の確認。
■地域別売上
OEM先企業 (予想) | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | |
中国 | 安踏体育 特歩国際 |
1909 | 2487 | 2995 | 3689 | 4844 |
欧州 | ADIDAS PUMA |
1744 | 1929 | 2319 | 3355 | 4031 |
日本 | ユニクロ | 3392 | 3081 | 2859 | 3003 | 3129 |
米国 | NIKE | 900 | 1300 | 1588 | 1548 | 2337 |
その他 | - | 2101 | 2333 | 2875 | 3501 | 3742 |
中国の伸びが大きい感じですが、
欧州、米国の伸びも大きいです。
NIKE、ADIDAS、PUMAは地域特化というより世界規模な感じがしますので、
どちらかというと、世界全体で市場が伸びているイメージに近い印象があります。
■OEM(供給)先の売上
※為替レートはそれぞれ以下のレート(2018/12/21)で計算。
・1ドル/111.23円
・1ドル/6.90人民元
・1ドル/0.88ユーロ
OEM先の成長(+10%弱)にあわせてしっかり成長しています。
OEM先企業の今後の成長を見極め、受注する能力が
この会社の強い点ではないかと思われます。
■感想
今後はスポーツ用品市場の伸びにあわせた業績成長(+10%弱?)が続くと予想します。そのペースで株価も上昇する可能性がありますが、
PERが26倍と若干高めで、長期で市場平均的なPER14倍程度に落ちついてくると考えると、
今後5年程度は株価が横ばいかもしれません。
例えばアンダーアーマー等大手から受注が増えると
業績がさらに上向きそうですね。
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