異常に高配当な
(GME)ゲームストップの2018年期末決算を確認してみました。
予想PER 6倍
予想配当利回り 16.3%
時価総額 約1000億円
■どんな会社?
TVゲームの小売店をアメリカ、ヨーロッパ、カナダ、オーストラリアに展開しています。
以下の6つの事業部門で販売しています。
・ゲームハード本体
・ゲームソフト
・中古品
・ゲームアクセサリ
・オンラインゲーム用プリペイドカード
・ライセンス商品販売
当社が運営するサイトwww.gamestop.comです。
■配当履歴
2012 0.800(-)
2013 1.100(+37%)
2014 1.320(+20%)
2015 1.440(+9%)
2016 1.480(+2%)
2017 1.520(+2%)
2018 1.520(+0%)
2012年より前は、1996年まで配当していました。
■業績
・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | |
Net sales 売上 |
9296 (-) |
9363 (+0%) |
8607 (-8%) |
9224 (+7%) |
8285 (-10%) |
Gross profit 粗利 |
2775 | 2918 | 3009 | 3040 | 2308 |
Goodwill impairments のれん減損 |
0 | 0 | 0 | -32 | -970 |
Net (loss) income 最終利益 |
393 (-) |
402 (+2%) |
353 (-12%) |
34 (-90%) |
-673 (-) |
Diluted EPS 一株利益 |
3.47 (-) |
3.78 (+8%) |
3.40 (-10%) |
0.34 (-90%) |
-6.59 (-) |
Net cash flows provided by operating activities 営業CF |
480 | 656 | 537 | 434 | 325 |
Net cash flows provided by investing activities 投資CF |
-235 | -444 | -578 | -63 | 635 |
Net cash flows provided by financing activities 財務CF |
-131 | -346 | 238 | -202 | -174 |
Purchase of property and equipment 設備投資(投資CF) |
-159 | -173 | -142 | -113 | -93 |
Acquisitions, net of cash acquired 子会社買収(投資CF) |
-89 | -267 | -441 | -8 | 0 |
Proceeds from divestiture, net of cash sold 事業売却(投資CF) |
12 | 0 | 0 | 55 | 727 |
Repurchase of common shares 自社株買(財務CF) |
-331 | -194 | -63 | -22 | 0 |
Dividends paid 配当支払(財務CF) |
-148 | -154 | -155 | -155 | -157 |
2018年の売上は-10%減収ですが、
「Spring Mobile」事業売却の影響を除いた売上は、-3%の減収でした。
第4四半期の売上は、前年比-7%の減収でした。
2013年に、「PS4」、「Xbox One」、
2017年に、「Nintendo Switch」の発売がありました。
売上減少に伴い、営業CFも減少しています。
2019年も新型ハードの発売予定がないこと等から、
売上は-5%~-10%の減収を見込んでいます。
自社株買いの規模がどんどん減っています。
■店舗数推移
店舗数の推移です。
2015年をピークに店舗数の減少傾向が続いています。
ブログ主(ゲーマー)もここ数年は、ゲームソフトを小売店舗で購入せずに、
ダウンロード購入しかしなくなりました。
というところで、妙に納得感があります。
■事業部門別売上推移
事業部門別売上推移です。
売上トップ3部門のゲームハード、ゲームソフト、中古品が直近5年間で
それぞれ10%~20%程度の減収となっています。
・ゲームハード -12%
・ゲームソフト -20%
・中古品 -22%
googleのStadia発表等、ゲーム業界は急速にオンラインにシフトしていますが、
そういった構造的な変化に当社がついていけてないと指摘するアナリストもいます。
■感想
いつ減配されても文句言えない状態と思います。
現金残高は、事業売却や投資抑制により、869→1640へ増加していますので、
配当維持することも可能だと思います。
→4/14 訂正
税金、利払後の残ったお金が営業CF325のようでした。
ですので、余裕はありそうですが、配当でかなりお金を
使ってしまう部分は変わらないと思います。
アナリスト予想は、2年後に減配予想のようです。
たぶん割高とか、割安とかそういう世界の銘柄ではないので、
いくら高配当でもブログ主は買わない銘柄の1つです。
ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。
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