2019/08/08

(01038)長江インフラ 連続増配23年 配当4.3% 2019年中間決算


(01038)長江インフラ 連続増配23年 配当4.3% 2019年中間決算を確認します。


【2018】中国 連続増配銘柄(10年以上)


■業績


当社の場合、業績は当期純利益を中心に確認します。

<理由>

当社は、世界中の電気、ガス、水道等の公益インフラ運営会社に投資する会社です。

株式の持分が下記(2018年末時点)の通り50%を越えない会社が多く、
投資先の業績は売上ではなく、当期純利益に計上される金額のほうが大きくなります。





<業績>

当期純利益は5942→5943と微増益でした。




全体の約76%の利益を占めているイギリス、オーストラリアは、
為替の影響による減益でした。





公共料金は2019年は変更される予定がないため、
業績があまり変わらなかったのは、ある意味想定内のことと思います。








■良くなかったと思う点


バランスシートの以下の4つの固定資産をあわせて
「投資資産」と呼ぶことにします。

・Investment properties
・Interests in associates
・Interests in joint ventures
・Other financial assets

この「投資資産」がやや減少していました
個人投資家で例えると、キャッシュポジションを高めた感じと思います。

なぜ良くないと思うのか?ということですが、
「投資資産」の残高推移が株価とほぼリンクしています。


「投資資産」の残高推移と年末時点の株価をグラフにしてみます。





2018年期末時点で、残高が142286だったものが、
2019年中間時点で、残高が140915(-1%)になりました。

そのため、期待リターンがやや少なくなっているものと思います。


当社からどこかの会社へ投資するニュースが出れば、
株価は上がると思うのですが。


とはいえ、今は良さそうな投資案件が枯渇している可能性もあります。

当期純利益/投資資産で計算した「投資によるリターン率」
(ROA的なもの)をグラフにすると、以下のような感じになります。



年々、投資リターンは下がっており、
焦って投資するべきではないという考えもありそうです。


どちらにしても、当社の業績が伸びるかもしれないのは、
2020年以降の公共料金改定とか、
株式相場下落による優良投資案件の獲得待ちかと思います。
(当社はレバレッジが低い(約1.2倍)ので、不況に強いと思います。)


ちなみに、当期純利益と年末時点の株価の推移もグラフにしてみました。



2014年は、Power Assets社のスピンオフ上場により特別利益があります。




ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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