2019/02/26

(00002)中電控股 連続増配5年 配当3.2%

連続増配5年を継続中の(00002)中電控股(CLP)について

実績PER 16倍
予想配当利回り 3.2%
時価総額 約3兆3000億円


スケジュールはだいたい以下の通りです。
・12月末決算締め
・第一配当 権利落 6月上旬→支払 6月中旬
・中間配当 権利落 9月上旬→支払 9月中旬
・第三配当 権利落 12月上旬→支払 12月中旬
・期末配当 権利落 3月上旬→支払 3月下旬

2018年12月分の決算発表まで(2019/2/25)終わっています。

【2018】中国 連続増配銘柄(5年~9年)

■どんな会社?


香港、豪州、中国本土、インド、東南アジアで発電事業を行います。
発電エリアは、以下の図の個所になります。



この中で、再生可能エネルギー(風力、水力、太陽光、ゴミ処理)を
発電している個所は、以下の図の個所になります。

青・・・風力
黄・・・水力
赤・・・太陽光
緑・・・ゴミ




総発電容量が、23705メガWに対して、
再生可能エネルギーの発電容量が、3039メガWと、13%を占めています。

その他のいろいろな情報はこちらの当社HP(英語)に書かれています。

■配当履歴


2001 2.10
2002 1.88(+79%)
2003 1.98(+5%)
2004 2.23(+12%)
2005 2.38(+6%)
2006 2.41(+1%)
2007 2.48(+2%)
2008 2.48(+0%)
2009 2.48(+0%)
2010 2.48(+0%)
2011 2.52(+1%)
2012 2.57(+2%)
2013 2.57(+0%)
2014 2.62(+1%)
2015 2.70(+3%)
2016 2.80(+3%)
2017 2.91(+3%)
2018 3.02(+3%)

2017年の「annual report」によると、1960年以降、
特別配当をのぞいて57年連続で減配してないそうです。
(2018年も減配してないので、58年に伸びました。)

過去10年、配当性向は概ね55%~65%で推移しています。




■業績


・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2014年2015年2016年2017年2018年
Revenue
売上
92259
(-)
80700
(+19%)
79434
(+13%)
92073
(+7%)
91425
(+5%)
Earnings attributable to
Shareholders
最終利益
11221
(-)
15656
(-12%)
12711
(+72%)
14249
(+3%)
13550
(+11%)
Basic and diluted earnings per share
一株利益
4.44 6.20 5.03 5.64 5.36
Net cash inflow
from operating activities
営業CF
21966 19168 23676 24417 未発表
Net cash outflow
from investing activities
投資CF
-18683 1066 -8296 -16735 未発表
Net cash outflow
from financing activities
財務CF
-3904 -20505 -14288 -5863 未発表
Capital expenditure
設備投資(投資CF)
-9192 -10871 -9756 -9538 -10327
Acquisitions of subsidiaries
子会社買収(投資CF)
-8172 0 -236 0 未発表
(Investments in and advances to)
repayment of advances from
joint ventures and associates
持分法投資・前払金戻(投資CF)
-1835 -930 2 -5183 未発表
Dividends received
配当受取(投資CF)
2069 3356 1967 1737 未発表
Interest and other finance costs paid
利息支払(財務CF)
-3723 -3841 -1901 -1779 未発表
Dividend paid
配当支払(財務CF)
-6569 -6695 -6973 -7226 -7503


当社の方向性として、環境面およびコスト面から
石炭火力の削減を行い、再生可能エネルギーを増加させる施策
各国政府等と協力しながら進めていきます。


ということで、現状のエネルギーごとの発電容量になります。



ガス、原子力、風力比率は、2014年31%→2018年42%に増えました。
今後もガス、原子力、風力への投資が行われています。
反対に石炭比率は、2014年64%→2018年51%に減りました。

■地域別売上状況


地域別売上の状況です。





当社の重要投資国としてインドを定義しています。

また、比率の大きいオーストラリアの売上が安定しません。
これは、オーストラリアの電力価格が安定していないためと思われます。
売電量は、2015年以降、比較的横ばいで推移しています。




■感想


財務鉄壁の会社なので、黙ってホールドですね。

営業CFから設備投資に回る割合が米国の電力より低く、
当社への投資も検討の価値があるかと思います。


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