(MO)アルトリアの2018年期末決算を確認します。
売上は予想に未達。EPSは予想通りでした。
■業績
・損益計算書
2017年 | 2018年 | 2019年(予) | |
Net Revenues 売上 |
25,576 | 25,364 | |
Asset impairment and exit costs 資産の償却 |
32 | 383 | |
Operating Income 営業利益 |
9,593 | 9,115 | |
benefit for income taxes 税金 |
399 | -2,374 | |
Net earnings attributable to Altria 最終利益 |
10,222 | 6,963 | |
Reported Diluted EPS 一株利益 |
5.31 | 3.68 | |
Adjusted Diluted EPS (税調整後)一株利益 |
3.39 | 3.99 | 4.15~4.27 |
2019年の値は、アルトリアの見込みです。
この通りになりますと、以下の見込みになります。
予想PER 11倍
予想配当利回 7%
以下、アルトリアのコメントです。
配当方針は「Adjusted Diluted EPS」の80%を維持していく方針です。
自社株買いも引き続き行っています。
(前四半期と同様に、)PM USA社は、FDAの認可次第、
IQOSの初期展開する準備ができています。
PM USA is ready to deploy its initial lead market plans for IQOS upon authorization by the U.S. Food and Drug Administration (FDA).
2019年のEPS見通しは、4%~7%増益の、4.15~4.27を見込んでいます。
この見込みには電子タバコのJUULや、大麻のCronos事業からの収入は
ほとんど含んでいません。
Altria forecasts its guidance for 2019 full-year adjusted diluted EPS to be in a range of $4.15 to $4.27, representing a growth rate of 4% to 7% from an adjusted diluted EPS base of $3.99 in 2018.The guidance assumes little-to-no earnings or cash contributions from the Cronos Group and JUUL investments
タバコの出荷量は、3.5%減~5%減を見込んでいます。
Altria expects the 2019 full-year total domestic cigarette industry volume decline rate will be in a range of 3.5% to 5%.
■四半期ごと業績
第4四半期は前年同期比で、タバコの出荷量が減ったものの、売上は微増でした。
売上増加の要因は、価格の改善によるものでした。
起点を100とした場合の変化率です。
■その他
決算発表後、「売上未達であったものの、落ち込みは心配していたほどでは無かった。」
という報道がされています。
ブログ主はアルトリアを保有していますが、当ブログで見込んだ通りの
シナリオであったため(販売量減は、単価上昇と自社株買いで補えるというシナリオ)、
引き続きホールドします。
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