2019/02/01

(MO)アルトリアの2018年期末決算確認

(MO)アルトリアの2018年期末決算を確認します。

売上は予想に未達。EPSは予想通りでした。

■業績


・損益計算書
2017年2018年2019年(予)
Net Revenues
売上
25,576 25,364
Asset impairment and exit costs
資産の償却
32 383
Operating Income
営業利益
9,593 9,115
benefit for income taxes
税金
399 -2,374
Net earnings attributable to Altria
最終利益
10,222 6,963
Reported Diluted EPS
一株利益
5.31 3.68
Adjusted Diluted EPS
(税調整後)一株利益
3.39 3.99 4.15~4.27

2019年の値は、アルトリアの見込みです。
この通りになりますと、以下の見込みになります。

予想PER 11倍
予想配当利回 7%



以下、アルトリアのコメントです。

配当方針は「Adjusted Diluted EPS」の80%を維持していく方針です。
自社株買いも引き続き行っています。


(前四半期と同様に、)PM USA社は、FDAの認可次第、
IQOSの初期展開する準備ができています。
PM USA is ready to deploy its initial lead market plans for IQOS upon authorization by the U.S. Food and Drug Administration (FDA).


2019年のEPS見通しは、4%~7%増益の、4.15~4.27を見込んでいます。
この見込みには電子タバコのJUULや、大麻のCronos事業からの収入は
ほとんど含んでいません。
Altria forecasts its guidance for 2019 full-year adjusted diluted EPS to be in a range of $4.15 to $4.27, representing a growth rate of 4% to 7% from an adjusted diluted EPS base of $3.99 in 2018.The guidance assumes little-to-no earnings or cash contributions from the Cronos Group and JUUL investments


タバコの出荷量は、3.5%減~5%減を見込んでいます。
Altria expects the 2019 full-year total domestic cigarette industry volume decline rate will be in a range of 3.5% to 5%.


■四半期ごと業績


第4四半期は前年同期比で、タバコの出荷量が減ったものの、売上は微増でした。
売上増加の要因は、価格の改善によるものでした。



起点を100とした場合の変化率です。

■その他


決算発表後、「売上未達であったものの、落ち込みは心配していたほどでは無かった。」
という報道がされています。


ブログ主はアルトリアを保有していますが、当ブログで見込んだ通りの
シナリオであったため(販売量減は、単価上昇と自社株買いで補えるというシナリオ)、
引き続きホールドします。


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