中国で不動産管理をしている
(02869)緑城服務について
決算書から数字をかいつまんで書きます。
■概要
中国で2位の規模をほこる不動産管理会社。
メインの売上は、不動産管理(セキュリティ警備、補修等)、
建設コンサルティング、その他生活全般のサポート。
2016年7月に上場。12月決算。
予想PER 25~30倍。予想配当利回 1.3%。
6か月ごとの推移は以下のとおり。
期末に売上が集中する特徴があるようで、
2018年上期の売上は、2017年下期の売上を下回るが、
契約数自体は伸びており、2018年下期の増収増益を期待できる。
■連結貸借対照表
2016年 2017年Non-current assets 469 1203
固定資産
Current assets 2853 2936
流動資産
Current liabilities 1554 2138
流動負債
Non-current liabilities 22 9
固定負債
Total equity 1745 1991
純資産
■連結キャッシュフロー
2016年 2017年Cash and cash equivalents at 1 Jan 835 2181
期首現金
Net cash from operating activities +393 +528
営業キャッシュフロー
Investing activities
投資キャッシュフロー
Purchase of property, plant ~ -84 -118
有形固定資産の購入
Purchase of financial assets ~ -29 -463
関係会社株式の購入
Acquisition of subsidiaries -99 -21
子会社買収
Interest received +3 +16
利息受取
Dividends received +2 +0
配当受取
Financing activities
財務キャッシュフロー
Issue of shares upon IPO +1265 +0
新規上場調達
Interest paid -6 -0
利息支払
Dividends paid -21 -99
配当支払
Cash and cash equivalents at 31 Dec 2181 1836
期末現金
※単位は百万人民元
((02869)緑城服務 2017年 annual report より)
■感想
堅実な無借金経営。
設備投資や、配当支払を本業のもうけから十分捻出できると
思われるが、IPOで調達した資金が大量に残っており、
それを含めて各種投資を行うものと思われる。
大規模な設備投資が不要で、
主な設備は、管理に必要なマンション備品?オフィス備品?車?と推測。
(buildings、leasehold improvements 、
officeequipment and furniture、morter vehicles)
事業リスクは、従業員の給料高騰や、
不動産管理に係るアウトソーシングの代金高騰。
売上成長大。設備投資少額。確実な現金収入。と、スキがない。
これだけの優良銘柄であるため、予想PERは25倍~30倍と高い。
予想PERが10倍台へ下がってきたら、ぜひ購入したい銘柄。
中国 不動産管理銘柄1 概要
中国 不動産管理銘柄3 (02669)中海物業
中国 不動産管理銘柄4 (01778)彩生活服務
中国 不動産管理銘柄5 (03319)雅居楽雅生活服務
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