中国の不動産管理会社2社目
(02669)中海物業について
決算書から数字をかいつまんで書きます。
■概要
中国で11位の規模をほこる不動産管理会社。
メインの売上は、不動産管理(セキュリティ警備、補修等)、
その他生活全般のサポート。
2015年10月に上場。12月決算。
2017年にCITICプロパティの買収完了。
予想PER 10~15倍。予想配当利回 2.1%。
6か月ごとの推移は以下のとおり。
緑城服務と同様に、期末に売上が集中する特徴があるようです。
■連結貸借対照表
2016年 2017年Non-current assets 133 268
固定資産
Current assets 3054 3289
流動資産
Current liabilities 2046 2415
流動負債
Non-current liabilities 320 281
固定負債
Total equity 821 861
純資産
■連結キャッシュフロー
2016年 2017年Cash and cash equivalents at 1 Jan 2059 2417
期首現金
Net cash from operating activities +425 +515
営業キャッシュフロー
Investing activities
投資キャッシュフロー
Purchase of property, plant ~ -9 -11
有形固定資産の購入
Acquisition of subsidiaries -0 -219
子会社買収
Interest received +20 +31
利息受取
Dividends received +3 +0
配当受取
Financing activities
財務キャッシュフロー
New bank borrowing +336 +105
借入金の借入
Repayment of bank borrowing -210 -150
借入金の返済
Interest paid -6 -8
利息支払
Dividends paid -75 -85
配当支払
Cash and cash equivalents at 31 Dec 2417 2451
期末現金
※単位は百万人民元
((02669)中海物業 2017年 annual report より)
■感想
緑城服務と同じく、大きな設備投資が不要で
着々とキャッシュフローを稼いでくれる会社。
銀行への預入を除いたフリーキャッシュフローは
とても多く、増配余地が十分にある。
内容的には緑城服務と遜色がないのに、
なぜか中海物業のPERのほうがはるかに割安です。
理由はなんでしょうか?
思いつくところでは、こんなところでしょうか?
売上規模?
時価総額?
情報開示レベル?
これなら、私的には、緑城服務より
中海物業のほうがよさそうです。
事業リスクは、オペレーティングコスト増加やグループ戦略の変更。
中国 不動産管理銘柄1 概要
中国 不動産管理銘柄2 (02869)緑城服務
中国 不動産管理銘柄4 (01778)彩生活服務
中国 不動産管理銘柄5 (03319)雅居楽雅生活服務
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