そろそろ年末が近いので、
税金のシミュレーションによる2018年の大まかな方針を考えてみます。
問題
年末までに株式譲渡損を出すべきか?
確定申告はどのパターンを使うべきか?
■ケース設定
納税者ケース(収入が株のみ、複雑な控除等がない単純なケース)
年齢:30代
配偶:0人
扶養:0人
住所:東京都千代田区(住所により住民税が違いますが、まあ適当に)
収入:
株式配当
米国株 100万円(現地課税あり 10%)
中国株 100万円(現地課税なし)
日本株 100万円
株式譲渡損益 -100万円
給料 0円
その他収入 0円
1.株式関係の税金
・所得税
・住民税
※所得税、住民税ともに3つの納税方式から選択
納税方式により各種控除を使い税金を安くできる
申告不要制度 配当控除×、外国税額控除×、損益通算〇
申告分離課税 配当控除×、外国税額控除〇、損益通算〇
総合課税 配当控除〇、外国税額控除〇、損益通算×
2.株式関係以外で納税義務があるもの
・国民年金
・国民健康保険
・住民税
■確定申告パターン整理
確定申告5パターン(税金安くなりそうなもの5つ)を
シミュレーションして検証します。
パターン1 所得税→申告不要、住民税→申告不要
パターン2 所得税→申告分離、住民税→申告分離
パターン3 所得税→総合課税、住民税→総合課税
パターン4 所得税→申告分離、住民税→申告不要
パターン5 所得税→総合課税、住民税→申告不要
■パターン1
所得税→申告不要、住民税→申告不要
0.試算結果
合計 61.9万円
1.株式関係の税金
所得税=利益×15%
利益 =(米国100万円×0.9)
+中国100万円
+日本100万円
-譲渡損100万円(同一特定口座内の取引の場合)
=190万円
所得税=190万円×15%
=28.5万円
住民税=利益×5%
=190万円×5%
=9.5万円
2.株式関係以外で納税義務があるもの
国民年金=16500円×12か月
=19.8万円
※所得57万円以下により、保険料全額免除可と思われるが、
支給が1/2になるので、申請しない。
国民健康保険=所得割+均等割
=0 +4.1万円
住民税=所得割+均等割
=0 +0
パターン2以降は、次回へ。
株式の配当金に係る税金を安くするには?~その2(試算途中1)~
株式の配当金に係る税金を安くするには?~その3(試算途中2)~
株式の配当金に係る税金を安くするには?~その4(まとめ)~
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